かんしゃかんげきあめあられ

ぼん太とぴょん吉の家造り奮闘記

LED照明2 ~シャープの価格破壊

2009年09月16日 | 照明・電気・配線
さて、少し間が空いてしまいましたが、
シャープのLED電球について、
残る特長をちょっと見てみましょう。

4つ目の特長としては、すぐ点灯する点が挙げられています。
従来のLED照明は、白熱電球に比べると、
スイッテを入れてから、照明が点灯するまでに
若干タイムラグがあり、LED照明の弱点とも言われていました。
色々と開発が進むにつれ、発売当初に比べればかなり改善されてきましたが、
更にこのシャープの新製品は即フル点灯という点を謳っています。
実際に確かめてはいませんが、特長の一つとして強調していることから、
違和感なく使えるレベルに達しているのではと思われます。

また、残る最後の特長として、環境への配慮を挙げ、
水銀の不使用、UVレス、赤外線レス、低消費電力による
CO2の排出の少なさ等がアピールされています。

これらの特長に加えて、業界を驚かせたのがその価格破壊でした。
従来の他社LED電球の半額にあたる4000円程度
売り出そうというのですから、業界には激震が走るわけです。
このシャープの発表を受け、先行していたとあるメーカーは、
急遽、価格を大幅に下げざるをえなくなりました。
LED電球自体がこれだけ安くなれば、
LED照明を購入する際の初期投資を含めたコストの点でも
白熱電球や蛍光型電球に近づくわけで、
今後のLED照明やLED電球の普及に向けて
大きな弾みとなりそうです。

ただ、LED照明にはまだ克服すべき弱点があります。
白熱電球の60W相当と謳っているLED電球でも、
実際には白熱電球よりもやや暗く感じられます。

これは、LED電球の照らす範囲自体が白熱電球に比べて、
狭いこととも関係があります。
簡単に言えば、LED電球の光は、スポット的、直線的な光なのです。

こういったLED電球の特性から、
本当に明るい光を必要とする場所には不向きですし、
リビングの主照明になるような大型のLED照明が
今の時点ではほとんど見当たらない状態です。

つまり、少し照明を落としても構わない寝室や
ムーディーな雰囲気にしたいような場所、
読書灯のようにスポット的に照らすような照明に向くと言えます。

でも、今後、技術革新や各メーカーでの開発が進み、
世間でのLED照明へ需要が伸びるに従い、
近い将来、間違いなく、より進化した照明や電球が
生み出されることでしょう。
これからも、家の中の灯りに関するニュースには
目が離せませんね。


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LED照明1 ~シャープ、業界初の機能

2009年09月09日 | 照明・電気・配線
随分とご無沙汰している間に月も変わり、
朝晩はかなり過ごしやすい気候になってきました。

さて、今日のお話は最近、いろいろなメディアで取り上げられることも
少しずつ増えてきたLED照明についてです。

LED照明は私たちの家でも2Fのトイレにただ一箇所だけ
取り入れています。
LED照明の特長は簡単に言えば、
省電力、長寿命、白熱電球のように熱くならない、
対応する照明器具やLED電球そのもののコストが高いと
いった所でしょうか。

ところが、今年の夏に発表された、
シャープのLED電球は、
いろいろな意味で話題の製品となっています。

大きな特長が5つあるのですが、
その中でも特筆すべきは、業界初の調光、調色機能が付いた点です。
調光機能対応ではない照明器具でも
昼白色相当~電球色相当の間で7段階に光色を選ぶことができ、
それぞれの光色で7段階に明るさの調整ができるとは、驚きです。
付属のリモコンによって調整できるようですが、
白熱電球や蛍光型電球に劣っていた機能が付くことによって、
LED照明の普及への大きな進歩と言えるでしょう。

2つ目の特長としては、省電力が挙げられます。
LED照明が売られるようになってから何度も取り上げられている、
特長の一つですが、従来のLED照明よりもさらに省電力になっています。
ちなみに、私たちの家に取り入れたものは、白熱電球60W相当のタイプで
消費電力が10W程度でしたが、今回のシャープの製品だと、
消費電力は7.5W、白熱電球40W相当のタイプだと、
わずか4.1Wの消費電力で済むのです。

しかも、もう1つの特長でもある長寿命という、使う側からすると
懐にやさしい利点があります。
シャープの今回の製品では毎日10時間使っても
10年以上使えるようになっているそうです。
白熱電球の40倍長持ちするということになります。

と、良いことずくめに思えるLED照明ですが、
残る特長と問題点について、次回お話したいと思います。


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