それはいつも突然のこと。
嫌いになったわけじゃない。
ただ、何かが冷めてゆく。
まるで夢から覚めたよう。
ひゅっと心から離れてく。
きっかけなど分からない。
いつ来るかも分からない。
それゆえ防ぎようもない。
僕の心は、とても切ない。
恋をしている時のそれとはまた違う切なさ。
後何回、繰り返せばよいのだろう。
零した涙に僕の心を浸す。
いつもの、ことだけれど。
君への恋心が
僕から去ってしまった。
君と楽しく過ごした記憶が
急速に色あせて行く。
僕にはそれを止めることはできない。
僕の心のことなのに。
昨日大好きだった君へ。
昨日までありがとう。
昨日の君への恋心へ。
さようなら。