いい日旅人

いい日、旅日和、きれいな夕日を追いかけて日本をめぐります。
備忘録としての股旅紀行。時には異国を歩くかも。体力次第。

列島縦断夏鉄旅 西日本編②

2020年08月13日 | このたび
時をかけ 列車の轍音(ひびき) 阿蘇夏景


列島縦断夏鉄西日本編ルート


8月12日(水)
別府08:52-09:06大分09:13-10:03三重町10:15
-11:33宮地12:56-13:59肥後大津14:06
-14:39熊本14:47-16:06久留米16:10
-17:55小倉18:16-18:29門司港18:42
-18:49門司18:51-18:58下関19:03
-22:28岩国22:39-23:13五日市

8月13日(木)
五日市07:41-9:00三原9:11-9:24尾道9:39
-12:19相生12:21-12:40姫路12:57
-15:23米原15:30-16:05大垣16:11
-16:44名古屋17:00-17:56豊橋18:06
-18:41浜松18:51-20:02静岡20:04
-21:23熱海21:28-22:13茅ケ崎

いつもの鉄旅であれば、早朝からあわただしく改札をくぐるのだが、
今日は時間がある。
しかもここは別府温泉。
しからば、朝湯に浸かって行くヨ。
久しぶりの別府市営温泉『不老泉』
市営温泉の料金は110円だが、10月から300円に上がるそうだ。
湯上りの汗も引かないまま、別府駅のホームへと向かう。






朝の別府湾

今日のハイライトはこれから乗る阿蘇山岳エリアの豊肥本線。
4年前の熊本地震。
地震による山岳崩壊での線路床の埋没や流失災害。
鉄橋の崩落などもあって長い間不通区間となっていた。
復旧工事が終わって、この8月8日に4年4か月ぶりに全線開通。
先月の人吉地区豪雨災害により、不通の肥薩線を断念した代わりに、
この全線開通したばかりの豊肥本線を列島縦断鉄旅のルートに取り入れる。









豊肥本線の阿蘇外輪山内ルートは、鉄道沿線の絶景区間として
TVの旅番組でもよく取り上げられている。

立野駅のスイッチバック区間も、崩落した線路床もすべて復旧。
線路の勾配も以前より若干変わっているらしい。
そのあたりのところをじっくり確認できたのは収穫であった。








外輪山にも地震の爪跡が




崩落した阿蘇大橋はまだそのままのよう


建設中の新しい橋


新しい線路がスイッチバックのポイントへ近づく


スイッチバックして右側へ下りていくと立野駅につながる


ホームも路床も新しく作り直した


熊本空港接続駅


鹿児島本線に合流

阿蘇の高地から熊本に出た後は鹿児島本線終着駅の門司港駅へ。
ここの駅舎も、今春にリニューアルされていたので、
アフター駅舎をじっくりと見てきた。
潮の香の風に乗る関門海峡をはさんだ対岸の下関の街、
関門大橋は、夏の夕日に重なって眩しく映っていた。




鹿児島本線の終着駅




リニューアルされた門司港駅舎


駅前から対岸の下関方面


夕暮れの関門海峡をくぐり抜けると


本州側の玄関駅



門司駅から関門海峡をくぐって九州を離れる。
瀬戸内海を山口県から広島県に入ったところで今日はおしまい。

翌日は、山陽本線と東海道本線を、乗り継ぎながら、一気に東進北上。
見覚えのある沿線の街並みの、ちょっとした変化を見つけたりしながら、
腰と臀部に、心地よい疲労を覚えながら、あっけなく終点の茅ヶ崎駅へ。




山陽本線を跨ぐ広島空港大橋


尾道駅で途中下車


尾道駅前からの尾道水道


四国へ結ぶしまなみ海道をくぐり






姫路城


明石大橋と淡路島


そして








伊吹山にも夏雲が










浜名湖を渡り







先週の東日本編と併せて、
最南端終着駅の鹿児島県枕崎駅から、最東端終着駅の北海道根室駅まで、
新幹線や特急を利用しない、普通列車だけでの各駅停車9日間。
夏の日の、壮絶なアクティビティアドベンチャー。
壮大な夢とロマンに満ち溢れた、俺の鉄旅。
列島縦断鉄旅2020夏は、こうして、あっけなく終わったのである、
の巻でした。




ポスターより拝借


この辺りが撮影ポイントのよう

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