goo blog サービス終了のお知らせ 

いい日旅人

いい日、旅日和、きれいな夕日を追いかけて日本をめぐります。
備忘録としての股旅紀行。時には異国を歩くかも。体力次第。

H列車で行こう150円

2025年04月10日 | このたび
春なのに 散りぬためいき またひとつ



桜前線という単語、
そういえばこのところ聞かれなくなった、
失われた日本語のひとつなのか、
今年も関東エリアが最初に開花、
順次関東以西での開花宣言、
最後は鹿児島だったようだ、





ところで、
湘南ベースエリアでも、
桜舞い散るころのようだ、







もうしばらく満開を愛でていたい、
そんな思いで150円の乗車券、
握りしめて電車に飛び乗った、



題して、
H列車で行こう、
花見だから略してHということで、



















目指すは関東平野北部と西部の端っこ、
関東平野をおおざっぱにとらえ、
ざっと四角形で見てみる、
下辺は神奈川県、
右辺も東京都と埼玉県東部で、
だいたい海側、
上辺は栃木県と群馬県の、
渡良瀬川から赤城山麓のエリア、
左辺は埼玉県西部と東京都神奈川県で、
秩父から丹沢山地の麓、
この四角形の関東平野4辺を鉄路で巡る、
反時計回り、
見納めの舞い散る桜、
車窓からの花見としよう、







さてこの4辺全行程はどのくらいかかるのか、
計画してみると、
所要時間は全行程約8時間、
乗車券は初乗り運賃の150円、
それって不正乗車ではないのか、
いいえ、
法令順守の正規運賃です、









JR運賃規則をちゃんと遵守、
そのスジの鉄人にはよく知られている、
大回りルールによる乗車、







JRの「旅客営業規則」157条2項によれば、
A駅からB駅までの運賃計算、
実際に乗車した距離ではなく、
路線図でのAB駅間最短距離の運賃を適用、
となっている、
したがって、
ひとつ隣の駅までの運賃は、
反対に大回りしたとしても、
最短ひと駅分の運賃で乗れる、
という解釈、



経路が入り込んでいる都市部、
乗客の実際の乗車経路、
システムで追いかけることは不可能、
便宜的に措置するしか術がない、
ただし条件があって、
同じルートを逆戻りしたり、
交差したりしては対象にはならない、
もちろん途中で改札を出ることはできない、
いわゆる一筆ルートに限られるということ、
東京や大阪、
名古屋や福岡などの都市圏、
環状のルートが存在する場合のみ適用される、
JRからすると迷惑な乗客ではあるが、
例外として黙視されている、





前置きが長くなったけど、
茅ヶ崎駅から北茅ヶ崎駅までのひと駅、
関東平野の端っこ四辺、
1都5県、
大まわり乗車で約8時間、
最短距離150円の運賃で、
車窓からの花見を満喫させていただいた、
改札を出ることは許されない、
ご飯もトイレも車内と駅舎内だけだけどネ、

















このたびのH列車で行こうルートは、
茅ケ崎駅09:02出発、
東京駅構内では食料と飲料調達、
小山駅から高崎駅は両毛線赤城山南麓、
高崎駅から八王子駅は八高線秩父路、
八王子駅から北茅ケ崎駅は丹沢西麓路、
最終駅北茅ケ崎駅17:50到着、















車内ではできなかった、
ベースに帰ってからの花見酒、
この春麦酒のいくつかが新発売のよう、
早速の試飲、
グビグビ、
ムム、
なかなか、



関東平野外周、
この春の桜見納め、
春なのに春なのに、
ためいきまたひとつ、
H列車で行こう、の巻、
これにて、


春のうららの

2025年04月07日 | このたび
目覚めると 春はあけぼの また寝入り



暦は4月、
新年度、
現役時代は、
卒業式と入学式、
新学期と新しい学級編成、
特別な意識をもって、
年度を繰り越し続けてきた、
旅人生活になっている現状、
何の感慨もなくなってしまっている、
寂しいような、
懐かしいような、
そんな中にあっても、
桜の開花だけは、
時間の推移の中の節目を意識してしまう、
こんな基軸だけは意識していきたい、
そんな思いでいる旅人であったヨ、









桜開花、
そういえば、
桜前線という単語、
このところ聞かれなくなったような、
実際、
本年の桜開花宣言も、
関東を筆頭にさみだれ式に九州四国、
鹿児島が最後だったような、
むかしは、
九州や四国から順に、
北上し東北北海道へ移動していたような、
日本列島の形状を意識できていた、
さすがに東北北部や北海道は、
まだまだ雪に閉ざされている、
桜前線が津軽海峡を渡るのは、
五月連休ごろになるようだが、
しかし、
東京が全国の先陣を切るようになった昨今、
東京以西の桜前線、
線引きしようにもできないようだ、
あらためて、
そんなことを考えている、







ところで、
このところ業務案件で、
東京は隅田川サイド、
出かける機会が増えていて、
定点的に隅田川をウォッチしている、
大都会の中の季節の移ろい、
なかなかの風情を感じている、
そんな旅人の春うららであるヨ、





















※我田引水的蛇足
【新曲のお知らせ】
昨年11月26日クラウンレコードより発売
『風は旅人』
当ブログのイメージソングです
こちらから


カラオケでも歌っていただいています
こちらから



哀しみ本線なごり雪(5日目)

2025年03月16日 | このたび
春わたる 海鳥たちの さわぐ瀬の 



深夜の津軽海峡、
目覚めるともう青森埠頭、
未だ夜明け前、
この連絡船、
乗船時には乗船券、
下船時には下船券、
それぞれ提出が義務付けられている、
下船券が回収されていないと、
行方不明者として届け出されるとのアナウンスも、
そういえば、
消えた乗船客、
そんなサスペンスドラマのシナリオがあったな、







フェリーターミナルから青森駅、
固まった歩道の雪を踏みしめながら、
歩くこと30分、
早朝の駅は人影まばら、





これから乗る列車、
快速の「リゾートしらかみ2号」、
快速列車の指定券を別途購入、
秋田までの五能線、
5時間超のロングラン、
日本海沿いに白神山地の麓を南下、
時節柄乗客は少ない、













残雪の津軽富士、
リンゴ畑越しに岩木山を眺めながら、
走行する車内ではアトラクションも、
津軽弁の語り部による昔話や、
津軽じょんから三味線の演奏など、
車窓風景と相まってなかなかの演出、
残雪津軽ふるさと列車、
そんな唄があったかな、
観光列車としての位置づけ、







絶景の海岸部では徐行運転をしてくれる、
五能線は過去幾度か乗車しているが、
なごり雪のこの時季は初めてかな、

















八郎潟を過ぎ、
秋田からも引き続き、
森昌子、
哀しみ本線日本海、
羽越本線を南進
日本海の絶景と残雪の鳥海山、

















朝から夕まで、
なごり雪の日本海絶景に見入りながら、
新潟県まで来るとすっかり日暮れてしまう、
新発田の常宿最寄り駅、
今夜もシニア割引き1620円、
フリーのソフトドリンクソフトクリーム、
西新発田にて本日はおしまいとする、
新潟も海岸部の雪はほとんど消えている、





本日の行程
青森0809-1329秋田1540-
1727酒田1734-2030新発田
2032-2035西新発田

本日の宿営地 西新発田Kクラブ





旅の途中なごり雪(6日目)

2025年03月16日 | このたび
なごり雪 春まだ浅き 越後路へ



普通列車のみで最北の地へ、
日本列島縦断旅、
往路では青森までを東北線ルート、
その日のうちに到達できたが、
日本海ルートでの帰路、
一日での移動は無理の様、
途中新潟一泊での行程、







宿営地の西新発田、
新潟から上越線経由で関東エリアへ、
昨日の日本海沿いのルート、
平地の雪はほとんど消えていたが、
長岡から越後湯沢にかけての内陸部、
あの名作のくだりにも登場するように、
国境のトンネルに至る路線、
まだまだ雪深い豪雪エリア、
車窓から望める休日のスキー場、
それなりに賑わっているよう、





















国境の長いトンネルを抜けて、
関東の奥座敷水上に出てきても、
まだまだ雪景色はつづく、









高崎まで下りてくれば、
さすがに雪は消えている、
赤木山の残雪を望みながら、
上州路を首都圏エリアに入り、
夕暮れ前には湘南ベースに帰着、







「北海道&東日本パス」利用、
最北の地宗谷岬、
普通列車のみで往復6日間、
なごり雪をテーマ、
季節の変わり目をウオッチしてきた、





今年の桜開花は例年より遅いみたいだ、
後日、
桜前線を追いかけて、
ふたたび北国へ出かけてみよう、

「ひとり北国なごり雪」の旅、
普通列車のみで最北の地を往復、
ちょっとした修行だったかな、
南無大師遍照金剛、
大人はみんな、旅の途中、
このあたりで、



本日の行程
西新発田0623-0656新潟0706-
0823長岡0838-1035水上
1045-1137新前橋1139-
1149高崎1152ー1441茅ケ崎


※我田引水的蛇足
【新曲のお知らせ】
昨年11月26日クラウンレコードより発売
『風は旅人』
当ブログのイメージソングです
こちらから


カラオケでも歌っていただいています
こちらから






北の国からなごり雪(4日目)

2025年03月14日 | このたび
残雪の ゆるむ水うけ 川しずく



この旅の目的地、
普通列車だけで行く最北の地、
宗谷岬に昨日到達、
ついでに、
オホーツク沿岸に接岸した流氷も、
と考えていたが、
どうやら流氷塊は離岸してしまったよう、



ならば目標を変更、
哀しみ本線日本海へ、
青森県五能線のなごり雪に設定、
このまま津軽海峡を戻ることにする、











ここ旭川からは、
もちろん普通列車のみで、
往路の小樽回りではなく、
太平洋側の室蘭経由で函館へ向かう、

















岩見沢からは札幌方面ではなく、
夕張エリア経由で苫小牧へ、
これまでの内陸部とは異なり、
太平洋沿岸に出ると、
積雪はほとんど見られない、















そのまま長万部から函館へ、
一日がかりでの函館駅、
夜遅くの到着









函館からはふたたび、
青函航路連絡船の深夜便にて、
夜の津軽海峡を渡る旅人であった、



本日の行程
旭川1035-1142岩見沢
1303-1436沼ノ端1501-
1606東室蘭1617-1755
長万部1834-2127函館
函館港02:00(フェリー)0545青森港






北の無人駅なごり雪(3日目)

2025年03月13日 | このたび
雪しまり 踏み歩く音 春近し



明日、
JR北海道の3.15ダイヤ改正で、
悲しいニュース、
いくつかの不採算駅が廃駅に、
これから向かう宗谷本線、
日本最北の無人駅「抜海駅」、
日本最東の「東根室駅」、
加えて「南幌延駅」「雄信内駅」「東滝川駅」の5駅、



これまでにも毎年候補に上がってはいたのだが、
明日が最後の日になる、
これが目的でやってきたのではではないが、
たまたま本日は廃駅になるその前日、
車内では見納めの目的でやってきている鉄系の旅人がちらほら、
同類項の旅人にはそれとなくシンパシーを感じる、









予想通り今朝の旭川駅始発、
6時3分発の稚内行き、
2両編成のキハ54ディーゼルカー、
いつもならガラガラのはずの車内、
発車5分前には座席が8割は埋まっている、











こんな早朝から、
全国からの同類項原人たちが集結している、
途中で乗り込む地元の高校生たち、
もう慣れっこのようだが、
迷惑極まりない話、
まず座れない、
他人のことは言えないが申し訳ない、
明日の最終日、
この列車も首都圏の通勤電車並になるのでは、











この宗谷線では3駅が明日で廃止、
道東にある日本最東端の「東根室駅」も対象、
こちらも予定に組みたかったが、
オホーツクの流氷が離岸したようなので、
今回は道東方面には行かない、
いま乗っている宗谷本線の3駅を停車訪問する、
各駅では下車したいが次の列車は数時間後、
極寒のホームで次の列車を待つしかない、
車窓からのお別れの儀式とする、
そんな厳しいダイヤの運転接続状況だが、
数名のつわもの達が下車していく、







動き出す列車からシャッターを切る旅人、
下車したホームから見送りのシャッターを切る旅人、
鉄男君も鉄子さんも、
みんな島倉千代子、
男もいろいろ、女もいろいろ、
旅人もいろいろ、
シカもいろいろ、









時節柄のなごり雪とはいえ、
いつの季節もそうだが、
冬季から春季の宗谷本線はとくに、
絶景大自然の沿線風景、
時間を忘れて見入ってしまっていた、









そんな旅人たちの人生を乗せた最果て列車、
旭川を出てゆうに6時間超、
雪の降りしきる奥村チヨ、
終着駅の稚内駅にとうちゃこ、











折り返しの旭川戻り方面はさらに6時間後、
この待ち時間を利用して、
さいはて宗谷岬へ山本コータロー、
岬めぐりのバスで往復、
あいにくの低気圧接近、
岬の突端は吹雪の風雪岬だったけど、
心は温かったような、













折り返しの列車も数名の同類項原人たち、
この列車は本日の最終便、
最北の無人駅「抜海駅」に到着、
狭いホームは黒山に近い人、人、。。。、
抜海駅は稚内駅から2駅目なので、
タクシーや自家用車で来ているようだ、
明日のラストラン、
TVカメラも加わりものすごいことになりそう、
僅かの停車で、
カメラのフラッシュに見送られて発車、
旭川に戻ったのは日付が変わる少し前、
今夜も昨夜に続き常宿へ、







実は折り返しで乗ったこの便、
同じく明日で廃駅となる「雄信内駅」、
天塩川サイドの原生林の中を走行するのだが、
発車してしばらくすると急停車、
どうやら野生のシカと接触したとのアナウンス、
その後も計3回も接触事故、
北海道鉄道あるあるではあるが、
事故処理と安全確認はマニュアル通り、
ワンマンカーの運転士さんたち、
本当にご苦労様です、
ところでこの「雄信内駅」、
ちゃんと読める人は鉄系名人認定、
明日で「雄信内駅」の歴史は終わるのだけど、


(駅名の読みは当頁のどこかに有り)

(抜海駅の最終便:翌日の朝日新聞報道写真より)



本日の行程
旭川0605-1207稚内(直通)
稚内駅ー宗谷岬(バス往復)
稚内1810-2149名寄2215
-2333新旭川

本日の宿営地 旭川の常宿 Kクラブ



凍える海峡なごり雪(2日目)

2025年03月12日 | このたび
海峡の カモメも凍え 冬景色



半世紀前の青森駅、
駅前にはリンゴ屋が並んでいた、
上野発の昼間特急はつかりや、
寝台特急ゆうづるなど、
多くの上級列車が着くたびに、
駅前は24時間賑やいでいた、
あの時の光景をはっきり覚えている、
とくに雪の季節は旅情満点だった、
そんな深夜の青森駅にひとり、
さびしくたたずむ旅人、
ディスカバージャパンアゲイン、
当時の拾い画像もなつかしい、





青森駅だけでなく、
旅の形態も大きく変わってしまった、
当時を思いながら、
青森駅着23時54分、
駅から歩くこと30分弱、
ここは青函フェリーターミナル、



実は東北本線盛岡あたりから、
列車内でうすうす感じてはいたのだが、
北へ向かう、
同趣の旅人が三人くらい、
フェリーターミナルの待合室に、
サスペンスドラマではないが、
言葉を交わすことはない、
互いにいい感じで心の距離をキープ、
旅は道連れではないが、
まあこんなもんだろう、





さてここへ来る前、
青森駅を降りてとりあえず、
往時の青函連絡船八甲田丸、
静態係留保存の岸壁に立寄った、
深夜だからであろう、
石川さゆりのあの名曲、
センサーの作動なく、
流れることはなかった、



これから乗船する青函航路、
クーポン割引きで1800円、
2時出航で函館着は5時45分、
ほとんど寝入っていた深夜航路、
函館港入港のアナウンスで起こされる、













修行の旅も2日目、
早朝の函館、
朝市には外国人の姿のみ、
北へ向かって修行の旅、
今日も各駅停車の鈍行列車のみ、
函館本線の人となる、
長万部からは通称山線、
小樽経由で札幌へ向かう、
蝦夷富士羊蹄山を望む、
海岸部とは変わり雪深い、





















小樽では船見坂と小樽運河、
定点観測になるが表敬訪問を、













さらに行けるところまで、
石狩平野を北上、







旭川まで進んで本日はここまで、
常宿は駅からかなり歩くけど、
これも修行なり、
明日はさらに北上するヨ、



本日の行程
函館0818-1109長万部1329-
1502倶知安1516-1626小樽
(船見坂ー小樽運河)
小樽1836-2111滝川2135-
2216旭川

本日の宿営地 旭川の常宿 Kクラブ


ひとり北国なごり雪(1日目)

2025年03月11日 | このたび
春を待つ ひとり北国 旅人の



ジェリー藤尾が歌っていた、
~ 知らない街を 歩いてみたい
 どこか遠くへ 行きたい ~



日本全国股旅行脚、
東西南北全国津々浦々、
たいがいの街は知っているつもりだが、
飽くことはない、
暦の上ではいつの間にか春、
なごり雪、
見納めの冬景色、
北帰行、
そんなテーマで、
乗り放題きっぷを手に、
最果ての北の地へ行ってみよう、



股旅の旅人らしく、
鈍行列車でGO、
早朝の湘南ベースを出発、
一日でどこまで行けるのか、



例によって、
夜明け前、
湘南ベースを旅立つ、
今回はJRの企画切符、
北海道&東日本パス、
11330円、
制度改悪の、
青春18きっぷはもう買わないだろう、



ようするに各駅停車の鈍行列車のみ、
残念ながら先日分離事故のあった、
東北新幹線には乗れない、
北へ向かって、
今日一日でどこまで行けるのか、
またしても修行のような、
南無大師遍照金剛、





まず最初の関門は、
通勤ラッシュの首都圏を強行突破、
普通列車での日本最長距離運転、
6都県を走破、
湘南電車の熱海発宇都宮行き、
運よく出発駅から座れた、
東京駅を過ぎると、
15両編成の電車は一気にガラガラ、
乗り継ぎの宇都宮までは快適に、





栃木県から福島県に入ると、
安達太良山系の雪山が目に飛び込む、
暦の上ではもう春だが、
山嶺はまだまだ雪山賛歌、
そういえば今日は3.11、
あれから14年になるようだ、













宮城県に入ると宮城蔵王のなごり雪、
さらに岩手県へ進み、
岩手山を望みたかったところだが、
外はすっかり夜の帳、









盛岡から青森までは、
東北本線、
新幹線開業後は、
第三セクター移行により、
JRの切符では乗れないところだが、
このパス切符では特例で乗れる、
ありがたく、
IGRいわて銀河鉄道と、
青い森鉄道を乗り継いで、
日付の変わる少し前に、
青森駅へとうちゃこ、
鈍行列車のみで青森まで、
その日のうちに到達できた、









さて、
真夜中の青森駅、
石川さゆり、
旅人はこの先どうするつもりか、





本日の行程
茅ケ崎0738ー1034宇都宮1048-
1140黒磯1153-1216新白河1252-
1331郡山1341-1426福島1440-
1516白石1520-1607仙台1625-
1710小牛田1735-1821一ノ関1829-
2007盛岡2030-2218八戸
2221-2354青森




春来たりなば

2025年02月07日 | このたび
踊り子も 桜(はな)にさそはれ 天城越え



寒波に震える日本列島、
北から南までの日本海側、
連日のTVでは豪雪のニュース、
そんな中、
ここ湘南ベース、
南関東エリアだけは連日快晴、
乾燥しまくりだけど、



極寒の中では、
車中泊ブロガー諸氏も、
ほとんど音沙汰無しの模様、
しかし、
確実に季節は移ろいでいる、
熱海や伊豆半島では桜だよりも、
寒さで引きこもってばかりいられないので、
耐寒訓練をも兼ねて、
相棒Ⅲを股旅仕様にモードチェンジ、
一泊だけだけど、
出かけてみよう、
ということで昨日午後から、
旅人は出かけてきている、







ここはセカンドベース、
伊豆半島は伊東温泉、
宿営地は道の駅伊東マリンタウン、
昨夜は伊東温泉街の共同湯、
芝の湯にてしっかり、
身体の芯まで温まった後、
中華製だけど、
マイナス25℃耐寒仕様の寝袋にもぐった、





今朝の外気温は7℃、
昨夜のかけ流し共同湯の保温効果か、
路上生活、
いや、車中泊股旅の旅人、
ことのほか寒さは覚えない、



さて今日は、
桜の開花状況を見てくる、
伊東温泉からは伊豆半島東海岸を南下、
いくつかのビューポイントを回ってみる、





まずはサスペンスドラマの舞台、
城ヶ崎海岸のつり橋から、





つづいて稲取温泉の高台、
ここからの稲取岬のビュー、
まさに森進一、
冬のリビエラ、







さらに南下し河津温泉へ、
事前情報で分かっていたが、
河津桜まつりが始まっているものの、
今年の開花はかなり遅れる模様、
それぞれの木々には一、ニ輪しか開花していない、
河津桜祭りは来月まで延期されるらしい、







ならばと石川さゆり、
天城越え、
踊り子のあとを追い、
峠を越えて浄蓮の滝、
湯ヶ島温泉からは西海岸へ、
駿府静岡を対岸に望む海沿いの土肥温泉、
ここでは土肥桜まつり、
河津とは対照的にど満開、
まさに見頃の真っ最中、
いまひとつ知名度は低いが、
満開の土肥桜を愛でることができて大満足、









そのまま西海岸を北上、
戸田温泉から富士の絶景を望みながら、
修善寺温泉と三島を経由、
先日の積雪がまだ残る、
残雪の箱根越えで湘南ベースに戻った、























久しぶりの路上生活、
いや、車中泊股旅、
耐寒訓練もできたし、
春はもうじき、
今年も鋭意、
日本全国股旅行脚、
出かけていきたいものだ、



本日の行程


本日の走行距離  231.0km




長浜ラーメン戦争あれから

2025年01月30日 | このたび
雪見酒 河津桜の 春節を



長崎での業務案件、
帰路も博多経由で、
ならばと、
15年も前の話だが、
長浜ラーメン戦争勃発、
あれから、
どんな様子なのか、
現地に赴いて見てくる、





高速バスを天神バスセンターで下車
親不孝通りを港方面へ、
地下鉄でもひと駅だが、
歩きながら博多の空気に触れてみる、
この辺りも以前と特に変わりはないようだが、
長浜エリアまで来ると、
新しいマンションや建造物が目に付く、
十年の歳月の経過を感じる、











さて、
元祖長浜ラーメンについてだが、
もともとの元祖長浜屋(や)、
後に派生的に出店した元祖長浜家(け1号店)、
さらにもう一つの長浜家(け2号店)、
実に紛らわしい相関関係、
(当時のブログはこちら)
騒動は和解により一応収まっているらしいが、
実際のところをウォッチして来た、















訴訟沙汰にまで至っていた相関図、
長浜家(け2号店)は長浜地区を離れ、
中洲川端地区に移転、
新たな歴史を刻んでいた、
今回は長浜地区に残った長浜家(け1号店)に入店、
店内は昔のままの雰囲気、
バリカタだの、
ナマだの、
ベタだの、
カタい玉だの、
半玉だの、
専門用語が飛び交う中、
替え玉まで堪能して、
懐かしい味に再会してきたヨ、









福岡空港までは地下鉄一本、
ピーチ航空便にて成田空港へ、
初春、
春節の九州行脚の巻、
これにて、







長崎は今日も2025春節

2025年01月27日 | このたび
寒風に 河津桜の 春待つを



1月も終盤、
日本列島は極寒の真っ只中、
それでも季節はちゃんと移ろいでいる、
庭の河津桜は数輪だがサクラサク、
伊豆半島への股旅、
そろそろかななどと思案橋ブルース、





そんな中、
長崎への業務案件が舞い込む、
取り急ぎ成田発着のLCC便を予約、
日程が押していたため、
長崎便の価格がスライドし高騰、
ならばと福岡便利用で高速バス乗り継ぎ、
交通費を抑制することにした、
総額で福岡経由長崎往復2万円内で収めた、
せっかくの福岡博多経由、
ならばと長浜ラーメン戦争
その後の現況を確認してくるか、





利用のLCC便はピーチ航空、
成田発0940福岡着は1150、
福岡空港は中心地へのアクセスが便利、
博多駅までは地下鉄、
帰路にも福岡での滞在時間が取れるので、
長浜エリアへは後日とする、









博多駅地下街のラーメン店、
久しぶりに入ってみた、
ジモティーに混じって替え玉も、









博多駅からは高速バス、
所要2時間の往復運賃は5千円、
長崎エリアは真冬の寒さ、
山間部は雪模様、
長崎は今日も雪だった、
翌日からはランタンフェスティバル、
春節の中華系からのインバウンド、
それなりの賑わいの様、













さて、
2日間を予定していた業務案件、
1日で終えられたので、
翌日は大村湾沿いに走る大村線、
いくつかの駅めぐりをして過ごすことに、





















日本海気候帯になる長崎エリア、
春節を迎え、
厳しい冬は明けるのだろう、









初春富士旅景

2025年01月10日 | このたび
春のうみ うちいでてみる 雪ぞ富士



JPCZ来襲とやらで、
年明け早々日本海側は大雪のよう、
一転、
太平洋側はカラカラの日本晴れ、
一国でこんなにも変わる、
気象状況の異なる国はそうはないだろう、
湘南ベースからの富士の威容、
空気の澄んだ、
この季節ならではの絶景が楽しめている、



元旦のTVではダイアモンド富士、
一度は行ってみたいが夜中の出発は寒すぎる、



それではと、
富士山の周りを一周、
全方位からの絶景をと、
日帰り行程で出かけてみる、



まずは東海道を西へ、
先日の箱根駅伝を思いながら箱根越え、
TVでの優勝歓喜のゴール映像、
久しぶりに懐かしいカレッジソングを聴いた、
芦ノ湖畔の外気温はマイナス2℃、
極寒の水たまりも結氷、











そのまま峠を越え東海道宿場をたどり、
田子の浦を過ぎる頃には、
万葉集に謳われたように、
富士の高嶺に雪ぞ降りけり、
道の駅富士の展望台もなかなか、











富士川を渡り駿府の国へ、
由比漁港あたりはもとは陸の難所、
旧東海道は崖の上を通っていた、
その崖の突端、
薩埵峠は広重の浮世絵でも有名、
離合困難な旧道を上り、
画と同じ構図を眺めてきた、



















折り返して富士の西側、
富士宮道路を山梨県へ北進、
このあたりの富士山はまた別の表情が見られる、
お札のデザインにもなった本栖湖からのビュー、











夕暮れも迫ってくるので河口湖へ急ぐ、
ここの浅間神社遥拝所、
天空の鳥居はTVでもよく登場する、
インバウンドの外国人諸氏、
彼等にはあまり知られたくないが、
鳥居越しの富士山、
初めて来た場所だがなかなか、







日没を河口湖畔で眺め、
山中湖から御殿場に下り、
246で湘南ベースへ帰還、
なんだかんだで結構な走行距離だったような、





新春初っ端、
ちいさな初旅の巻、
このあたりで、

本日の行程


本日の走行距離 298.6km


ゆく年くる年2025

2024年12月31日 | このたび
歳の瀬に 鐘の音ひびく 旅枕



今年もしずかに歳が暮れていく、
眼を閉じれば、
旅人の2024年、
日本全国股旅行脚、

得られる利得が逆打ちだと2倍、
うるう年には3倍との説を知る、
ならばと、
四国八十八か所札所、
生涯2度目となるお遍路巡礼の股旅巡礼を断行、
2月29日に八十八番札所大窪寺から始め、
前編と後編の2回に分け、
12月10日に一番札所霊山寺で結願、
さらには和歌山県高野山金剛峰寺、
奥の院の弘法大師廟にて結願の報告、
お遍路巡礼逆打ちの全行程を終え、
禊ぎを済ませ年の瀬を迎えられた、





その他にも、
時の過ぎゆくまま、
日本各地の季節折々の風景、
さらには、
久しぶりだった異国の地、
夏場には、
深夜特急でタイのバンコクから国境越え、
ラオスの古都ルアンパバーンへ、
何もしない五泊の滞在、
大河メコンの流れを呆然と眺めてきた、





晩秋には、
季節も時間も真逆な南米大陸、
インカ文明を訪ねる旅、
ペルーのマチュピチュ遺跡や、
ボリビアのウユニ塩湖の夕日、
絶景を眺めてくることもできた、
まずまず満足できたような、





そして大晦日、
いつものように手打ちの年越しそば、
今回も北海道十勝平野、
鹿追の地そば粉を入手、
香り豊かな生そばをざるそばでいただき、
1年の旅路を振り返る、





















そんな時間を過ごすことができた、
旅人らしい新年を迎えることができるような、
くる年も穏やかな日常を、
過ごせればと願うのみ、
南無大師遍照金剛、
合掌、

歳の瀬、
2024、







長崎は今日も2024師走

2024年12月28日 | このたび
歳の瀬に 異国の風か 長崎に



青春18きっぷ、
この冬発売分から、
内容が大きく変わった、
これまでの、
5日分または5回分、
1枚の切符で複数人で利用可、
のルールがなくなり、
連続する3日間または5日間の日付固定、
複数人での利用不可、
というルールに変わった、





好きな日に1回分だけ使用とか、
複数人で1枚の切符を同時利用とか、
余った回数分をネット等で売買、
といった使用ができなくなってしまった、
利用勝手の改悪変更となってしまった、
ネットにも酷評コメントがあふれているようだ、
おそらく売れ行きも相当悪くなるはず、





切符のうま味がなくなってしまったので、
利用機会がなくなったかなと嘆いていた、
そんな中、
歳も押し迫った日程で、
長崎での業務案件ができた、
LCC航空機での長崎行きを検討すれど、
年末運賃になっていて、
LCCでも往路は3万円以上に高騰、
復路は8千円、





















考えた結果、
復路は長崎から成田空港までLCC利用、
往路は2日間かけて鈍行列車で、
毎年青春18きっぷ使用で、
九州へは出かけている、
ここは股旅の旅人らしくと今回も、
そこで、
新しいルールでの青春18きっぷ、





早速3日間連続用を購入、
1日目は昨日の東京砂漠ブラチャリで使用、
2日目と3日目の利用で長崎行きを計画、
ちなみに3日間用の青春18きっぷ1万円、







本日早朝、
夜明け前、
湘南ベースを旅立つことに、
小田原を過ぎると、
相模湾上に昇る朝日を拝み、、
そして夕暮れ時、
瀬戸内の落日を眺め本日の行程を終了、













翌日は瀬戸内海の朝日を拝み、
夕刻には長崎大村湾の落日を眺める、
2日間の列島縦断行程、
まるで修行、



































2日間の行程、
行程の時刻表は次の通り、

12月25日の行程
茅ケ崎06:15ー07:07熱海07:22-
09:55浜松10:00-10:35豊橋10:50-
11:43名古屋12:00-12:32大垣12:41-
13:17米原13:50-16:17姫路16:35ー
16:54相生16:5919:44糸崎20:10ー
21:46五日市



12月26日の行程
五日市06:07-06:41岩国06:42-
10:03下関10:0910:23小倉10:45-
11:59博多12:02ー12:35鳥栖12:46-
13:56肥前浜13:58-14:57諫早15:12-
15:27大村



12月27日
業務は無事に終えることができ、
翌日は空路にて折り返し、





12月28日
長崎地方は夜半の雨が雪に、
今朝起きてみると、
山肌がうっすらと雪化粧、
長崎は今日も雪だった、









昼には一転快晴の長崎空港、
ジェットスター便にて、
長崎空港12:15-13:55成田空港
二日がかりの往路を復路はわずか1時間半、
帰省客でごった返しの成田空港着、
夕刻までには湘南ベースに帰着、









このたびの往路長崎までの行程、
ルール変更後の青春18きっぷ利用、
鈍行列車の車窓から、
日本列島の原点風景、
季節によって変わりゆく沿線風景、
ちょっとした変遷などの気づき、
定線観測ウォッチ、
これも収穫かナ、





これでやっと本年の旅納めかナ、
長崎は今日も雪だった、ような





東京砂漠、
歳の暮れ、
しずかに更けゆく、ような、



秋止符のビーチにて

2024年12月03日 | このたび
コンドルの 飛游姿思ふ 秋なぎさ



17日間で地球を一周してきた、
壮絶な旅だったような、
とりあえず無事に帰還できた、







1か月前、
ここサザンビーチのベンチに腰掛け、
烏帽子岩のはるか彼方、
コンドルの飛んでいるインカの谷間、
水平線の向こうに思いを馳せていた、
あのときのビーチは、
まだ半袖の季節だったが、
ひと月が経った今、
すっかり晩秋の候、













季節も時差も真逆の土地で、
高山病に苦しんだ日々を送り、
帰ってきてからもう10日になるが、
体内時計の狂いがなかなか戻らない、



師走の候、
年末の蕎麦打ちの段取りをする中、
今年も旅納めとも思っていたが、
そういえば今年はうるう年、
未達の旅をひとつ棚上げにしていた、
今年中に終えなければならない、
ミッションが未達のまま、
相棒Ⅲを車中泊仕様に組み立て、
取り急ぎ支度を済ましてきた、
旅人本来の股旅スタイルに戻そう、
明日出かけることにしたヨ、



サイモンとガーファンクル、
コンドルは飛んで行く、
をBGMに、
インカの谷底を眺めてきた、
クスコの市場で買って来た、
アンデスのたて笛、
なかなかちゃんとした音を出せない、
なんとか頑張って、
コンドルは飛んで行くを奏でたい、
サザンビーチにコンドルは飛んでいない、
浜カラスは飛んでいる