いい日旅人

いい日、旅日和、きれいな夕日を追いかけて日本をめぐります。
備忘録としての股旅紀行。時には異国を歩くかも。体力次第。

四万十の修験道(8日目)

2024年03月06日 | 股旅
三月雨 集めて清し 四万十の



南岸低気圧も東に、
関東地方は雪模様らしい、
夜半過ぎに土佐地方の雨は上がった、





さて、
お遍路逆打ちの巡礼も8日目、
88番から37番まで進んだ、
ここ土佐高知県から室戸岬を回り、
徳島県へ駒を進めれば、
おそらく3~4日、
逆打ちを結願できるのだろう、
2度目の巡礼となる今回、
御朱印の納経帳は持ってきていない、
前回がまるでスタンプラリー的、
御朱印ゲットが目的だったような、
修行には程遠かったとの反省から、
しかしながらこのたびの逆打ちも、
ナビの案内による最短ルートが頼り、
歩き遍路の修験者の方々を追い越し、
申し訳ない思い、
修験の念に思いが欠けているのかなと、
反省しきり、





逆打ちも終わりが見えてくると、
まだもう少し深く、
修験の徳を積んでいたい、
修験者としての立ち居振る舞いをしていたい、
そんな迷いがふと覆ってきた、





ここはいったんお遍路を中断しよう、
うるう年の本年、
この夏か秋にここ土佐の地から、
あらためてお遍路の逆打ち、
中断後の修行を再開することを誓う、





四万十の大河に沿いながら、
沈下橋を渡りながら、
このたびの巡礼をふりかえる、
旅もくらしも、
ゆっくりがえい、





宇和海の向こうには九州の陸影が、
四国まで来た延長、
懐かしの地九州へ渡ってみるか、
昨日足摺の岬を回りながら、
そんなことを考えていた、
九州の地であらためて、
功徳の思いを確認しつつ、
修行の道を進んでみたい、
九州も神々の国、
修験の場も数多い、
神武天皇がお船出をした
宮崎県美々津町の港や、
鑑真和尚の上陸した、
鹿児島県薩摩半島南端、
坊津の秋目浦の浜、
この地から奈良を目指し、
唐招提寺建立へと導いた、
鑑真和尚の修験の念をかみしめながら、
その上陸地を再び訪れてみたい、
また別の視点で、
巡礼の旅を続けることにしよう、





四万十の大河に沿って宇和海に出て、
九州へは海上国道を移動してみる、





城下町大洲では高台の大洲城から、
肱川の幽玄な流れを望じながら、
新たな修行の道を探ってみる
そんな思いを強くした、







八幡浜港まで進み、
九州への渡海へ備えることにした、
みなとの湯に浸かりながら、
寒空の三日月を眺め思いにふける、
お遍路逆打ちの巡礼は、
土佐市の36番青龍寺から、
後日またあらためて策定してみよう、









本日の宿営地 道の駅港きらっせ
本日の走行距離 179.3km








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