goo blog サービス終了のお知らせ 

いい日旅人

いい日、旅日和、きれいな夕日を追いかけて日本をめぐります。
備忘録としての股旅紀行。時には異国を歩くかも。体力次第。

巡礼の旅は伊勢詣で〆る(10日目)

2024年12月13日 | 股旅
雪富士は 真白きこころ 遍路びと
 


伊勢志摩リゾートエリアの中心、
近鉄特急の起点駅でもある賢島、
シーズンオフなので観光船乗り場も人がいない、
夏場の賑わいはどこへ、
景勝地の一つ大王崎灯台を表敬訪問、
サミット会場にもなったスペイン村、
大橋を渡り鳥羽の港へ、
このあたりの海岸には蠣小屋が並ぶ、



















夫婦岩で有名な二見浦に立寄り、
伊勢神宮を目指す、
神社近辺の駐車場は1000円、
穴場の運動公園内の無料駐車場、
前回来た時に場所は分かっている、
鳥居まで歩いても行ける距離ではあるが、
火野正平氏を偲んで、
車載チャリ男君を出動、
おかげ横丁は参拝客でごった返し、
チャリ男君を手押しで鳥居前にとうちゃこ、



























このたびのお遍路とはつながりはないが、
心洗われる旅路のしめくくり、
伊勢神宮本殿にお参りをさせていただく、
お参りで心の禊ぎを済ませた後、
身をゆだねるのは禊ぎの湯、
二見浦から毎朝汲み取った海水、
沸かしているという汐湯、
巡礼の修験者、
心も身も、
ここらで禊ぎとしよう、









さてさて、
このたびの巡礼の股旅、
すべての行程を終えたのだろう、
これから年末にかけて、
まだいくつかのミッションを抱えている、
このあたりで直帰で帰還しよう、
コスモスでこの旅最後の食材調達、
四日市までは整備された国道バイパス、
桑名を過ぎて名古屋圏内の入り口、
伊勢湾岸道路のみえ川越ICより高速道、
時間は17時過ぎ、
夜間走行はいやなので、
途中刈谷PAハイウエイオアシスで宿営、





翌朝東名高速に乗り入れ、
昼過ぎには湘南ベースに無事帰還できた、
この日も日本海側は雪模様だったが、
太平洋側は雲一つない快晴日和、
富士山の威容が巡礼股旅のフィナーレを飾ってくれた、
南無大師遍照金剛、

































本日の行程


本日の走行距離 219.8km


熊野古道から伊勢街道(9日目)

2024年12月12日 | 股旅
冬枯れの 路傍の花に 旅暮れむ



黒潮の流れる太平洋側とはいえ、
師走の紀伊半島も冬の序章、
夜明けの気温は4℃、
帰路の途に就くわけだが、
紀伊半島東岸を海岸線に沿い北上する、











新宮から三重県に抜け鬼ヶ城、
さらに尾鷲から紀伊長島、
鉄道も国道もメインルートは、
ここから内陸部を経て伊勢へ抜けるのだが、
海岸線に沿い相賀浦から英虞湾へ進む、
日が暮れたところで今日はここまで、

























本日の行程


本日の走行距離 184.5km
本日の宿営地 道の駅伊勢志摩



紀州熊野街道をゆく(8日目)

2024年12月11日 | 股旅
古道ゆく 修行の衆に 師走風



四国八十八か所札所、
うるう年のお遍路逆打ち、
本年中に結願達成を果たせた、
その翌朝、
南紀白浜の地で清々しい朝を迎えている、
渚の露天湯、
崎の湯のオープン8時にあわせ、
宿営地の道の駅くちくまのを出発、







岬の海岸線にはいくつかの共同湯が点在、
目指す崎の湯は岬の突端近くに、
一番湯を狙っての客がすでに2名ほど、
この湯は簡素な脱衣所だけで内湯はない、
天然の岩場を利用した露天湯が二つ、
背後に建つ高層ホテルからは丸見え、
かけ流しの湯はそのまま海へ、
したがって石鹸の類は使用できない、
抜けるような青空のもと、
1時間くらいい海抜ゼロメートル、
波打ち際の湯に沈んでいた、
アルカリ湯なので肌の表面はツルツル、















湯に浸った後は、
紀伊半島南端の潮岬へ向け海岸線を南下、
紀伊半島は鉄路では最近も周ったことがあるが、
車での回遊は初めて、
潮岬上空は九州へ行く航空路になっていて、
航空機の窓からは地形を視認していたが、
実際は大島と岬が橋で結ばれていたり、
岬の先端感はあまり感じない、

















初めてだったので本州最南端の地を確認、
近くの潮岬灯台と大島にある樫野崎灯台も表敬訪問、
岬の付け根にあたる串本市、
名勝地の橋杭岩の前に道の駅、













ここでの宿営も考えたが、
車も観光客もひっきりなしなので、
紀伊半島を東に少し周りこんで、
クジラの町太地町へ進む、
設備もきれいで電波状況もいいので、
本日はここで宿営を決める、













本日の行程


本日の走行距離 167.0km
本日の宿営地 道の駅たいじ


お遍路逆打ち1番札所で結願そして(7日目)

2024年12月10日 | 股旅
打ち終えて ふりかえる先 枯れすすき



今朝の気温4℃、
師走とはいえ、
四国は本当に寒い、
東の空から美空ひばり、
真っ赤な太陽、
四国八十八か所札所、
うるう年の逆打ち、
いよいよ打ち止め、
最終章を飾るにふさわしい、
神々しいまでの朝日を拝む、









ここから1番札所の霊山寺、
ほんの2キロに満たない距離、
万感の思いを抱き山門をくぐる、
本堂と大師堂それぞれ、
いつもよりゆっくり、
一語一語をかみしめながらの読経、







思えば、
あっけなくも、
壮絶だったような八十八か所、
達成感とともに、
300段や500段、
いくつもの石段を登り、
膝や腰の痛みを隠せなかった旅人、
気がついたら、
痛みもすっかり忘れている、
心が洗われるとは、
こういったことを言うのであろう、









八十八番札所大窪寺の門前には、
お遍路の旅を終えた巡礼人のために、
打ち込みうどんと称するうどん屋があるが、
ここにはその類の店はないようだ、
少し街中に走ったところにある、
セルフうどん店で、
ささやかながらマイ打ち込みうどんをいただく、





さてさて、
これでお遍路逆打ちのフィナーレとしてもいいのだが、
じつはじつは、
お遍路の打ち止めを、
高野山に居わします、
お大師さまに報告するまでが、
一連のお遍路の完結編になっている、
そこでそこで、
徳島港からフェリーで和歌山に渡る、



















10:50出航のフェリー、
2時間の航路で和歌山港着、
そこから紀ノ川沿いに橋本へ、
急峻な山道をターボエンジン全開、
高野山エリアに火野正平、
こころ旅、
とうちゃこ、
金剛峯寺山門前に15:30到着、
寺社の屋根や道路脇には、
昨日の雪が白く残っている、
さらに奥の院への長い参道、
お遍路の衣装をまとい、
お大師さまの御廟へと進む、
この参道には歴史上の人物から、
個人だけでなく企業団体の墓標が無数並んでいる、
一番奥にある、
お大師さまの御前にて、
八十八ヶ所逆打ちでの打ち止めを報告、
南無大師遍照金剛、













これにて、
打ち止めの一連の行程が終結、
心晴れて山門を後にした、







ここは紀伊半島、
黒潮流れる太平洋側に出れば、
少しは寒さが和らぐかもと、
ならばと、
熊野古道を南下してみることに、
雪の残る熊野古道であったが、
そのまま南紀白浜へ、
すっかり日の落ちた19時過ぎ、
白浜駅近くの道の駅にとうちゃこ、
打ち止めの長い長い一日が終わった、
心を洗い清めた一日だった、
明朝は白浜温泉、
怒涛のお遍路逆打ち巡礼、
渚の露天湯で疲れた身を清めよう、
南無大師遍照金剛、






本日の行程


本日の走行距離 203.3km
本日の宿営地 道の駅くちくまの



お遍路逆打ち11番から2番(6日目)

2024年12月09日 | 股旅
冬枯れの 遍路みちゆく 巡礼の



うるう年、
四国八十八か所札所、
お遍路逆打ち、
いよいよラストラン、
修行の念を胸に刻みながら、
最後のお勤めを、









穏やかな冬の陽ざしを背に受けて、
吉野川にかかる沈下橋、
眺めているとふと、
あの方の姿を彷彿と、





そう、
ぶらチャリのあのお方、
こころ旅、
とうちゃこ、
火野正平氏、
沈下橋を渡っていたなあ、
ラストランとなる逆打ち、
火野正平氏の足跡に敬意を表して、
車載のチャリ男君を出動させよう、







ということで、
11番札所藤井寺の無料駐車場から山門までの往復、
それと、
3番札所金泉寺と2番札所極楽寺との往復、
のどかな遍路道、
万感の思いを乗せて、
とうちゃこ、







ところで、
時間的にはすぐ近くの1番札所霊山寺、
難なくとうちゃこ、
とできるのだが、
これまでの苦行の旅路、
今夜ゆっくり噛み締める時間を作る、

















ということで、
明朝清々しい空気の中で、
お遍路逆打ちを打ち止め、
結願の感慨にふけることにした、

























宿営地の道の駅いたの、
冬空には満天の星くず、
寒さも忘れしばし眺めていたヨ、
思わず荒木一郎、
空に星があるように、
南無大師遍照金剛、

11番札所 藤井寺




10番札所 切幡寺




9番札所 法輪寺




8番札所 熊谷寺




7番札所 十楽寺




6番札所 安楽寺




5番札所 地蔵寺




4番札所 大日寺




3番札所 金泉寺




2番札所 極楽寺




本日の行程


本日の走行距離 83.1km
本日の宿営地 道の駅いたの


お遍路逆打ち22番から12番(5日目)

2024年12月08日 | 股旅
寒風に 笠おさえゆく 遍路びと



うるう年、
6倍のご利徳との説、
一念発起の逆打ち、
お遍路の修行旅もいよいよ大詰め、
奥村チヨ、
終着駅が見えてきた、
~落ち葉の舞い散る停車場に~
きょうから徳島鳴門エリアに入る、
ほとんどが市街地近距離内に集中、
頑張れば一気に達成できる、









その前に難所といわれる、
標高600m級の21番札所太龍寺と、
900m超級の12番札所焼山寺、
実は、
昨日からの天気予報を見ていると、
平地部はおおむね冬晴れの好天のようだが、
四国の標高の高い山地では積雪の予報、
山を見れば雪雲がかかっている、







2年前の順打ちでのお遍路の際には、
太龍寺へは険しい山道を車で登ったが、
ここにはロープウエイが通じている、
今回は雪道の心配もあるので、
利用させていただく、
20分おきに運行されている、
所要は10分程度、
麓のロープウエイ駅はみぞれ雪、
山頂を見ると雪雲、
ロープウエイは正解だった、











一方、
焼山寺へは車か歩きしかない、
手前の13番札所の大日寺駐車場で、
山から下りてきた巡礼の方に道路状況を聴取、
道路脇には積雪が残るも、
なんとか通行できたとの情報入手、
夕暮れも迫っているので、
急ぎ登頂を敢行した、
山頂は気温も3℃、
真冬の様相だったが、
無事に納札参拝して下山できた、

















この旅のお遍路巡礼、
いよいよ大詰めとなった、

22番札所 平等寺




21番札所 太龍寺




20番札所 鶴林寺




19番札所 立江寺




18番札所 恩山寺




17番札所 井戸寺




16番札所 観音寺




15番札所 国分寺




14番札所 常楽寺




13番札所 大日寺




12番札所 焼山寺





本日の行程


本日の走行距離 173.3km
本日の宿営地 道の駅第九の里


お遍路逆打ち27番から23番(4日目)

2024年12月07日 | 股旅
秋冷の 室戸の岬に つむじ風



黒潮の流れる室戸岬道、
夜間の寒さも幾分和らいでいるよう、
今日は室戸岬を回り、
徳島県に向かう、





















室戸岬の先端、
海岸線の地形が鈍角なので、
どの地点が先端なのかよくわからない、
岬を回ると人家もなくなり、
海岸の景色も一変する、
室戸岬灯台裏にある24番札所最御崎寺から、
徳島県に入り23番札所薬王寺まで、
79キロも離れている、
おそらく八十八か所札所のなか、
最長札所間の区間だと思う、
歩きお遍路の方々も見かけるが、
申し訳ない思いで追い越させていただく、
南無大師遍照金剛、













徳島県の県境、
甲浦(かんのうら)までは以前、
徳島から鉄道で結ばれていたが、
廃線後の鉄路をそのまま活用し、
バスに通常の道路用のタイヤと、
鉄路用の車輪、
二刀流、いや、
二足のわらじを履かせ、
鉄陸両用車両を地域の足として走らせている、
世界初の取り組みだとして、
以前ニュースで知っていた、
実際の走行する姿を観たかったが、
時刻表を見ると1時間後だった、
あきらめて駅舎と鉄路を眺めるにとどめた、











27番から23番まで、
山が海に迫っているため、
険しい山岳参道もあったが、
相棒Ⅲのターボエンジンを唸らせ、
快調に回ることができた、









日暮れ前に日和佐の薬王寺間まで到達、
札所横の薬王寺温泉、
ありがたく浸からせていただく、
南無大師遍照金剛、
日和佐駅併設の道の駅、
今夜の宿営地とした、









海岸部の日和佐地区、
紀伊水道を抜ける大陸からの風は冷たい、
これも修行と受け留める、
南無大師遍照金剛、


27番札所 神峯寺




26番札所 金剛頂寺




25番札所 津照寺




24番札所 最御崎寺




23番札所 薬王寺




本日の行程


本日の走行距離 138.7km
本日の宿営地 道の駅日和佐


お遍路逆打ち36番から28番(3日目)

2024年12月06日 | 股旅
錦秋路 龍馬にさそわれ 桂浜



さあ、
うるう年のお遍路逆打ち、
後編を今日から始める、
実は昨日、
予定より早めに宿営地へ到着したので、
近隣の30番善楽寺と29番国分寺、
二つの札所の巡礼を済ませていた、











順序が前後したが、
本日の分として編入することにした、
久しぶりなので、
参拝の手順や読経の調子、
最初は手間取ったが、
午後からは調子を取り戻せたような、
海岸線に沿った遍路路なんだが、
意外にも各札所のお寺は山上の山寺、
ターボエンジン全開で登る、





それにしても、
各札所とも、
紅葉がすごくきれいだ、
この数年、
北の大地や信濃路への紅葉狩り、
期待して訪れたと思うが、
近年にないまさに燃える秋、
今年の色づきは遅れたようだが、
いい時期に来れたと思う、

















明日は室戸岬を回り、
徳島県へ進められそうだ、

36番札所 青龍寺




35番札所 清瀧寺




34番札所 種間寺




33番札所 雪蹊寺




32番札所 禅師峰寺




31番札所 竹林寺




30番札所 善楽寺




29番札所 国分寺




28番札所 大日寺




本日の行程


本日の走行距離 153.1km
本日の宿営地 道の駅田野駅屋



瀬戸大橋をわたって(2日目)

2024年12月05日 | 股旅
雪だより 比叡おろしの 風はこび



宿営した名神高速道、
琵琶湖大津サービスエリア、
今朝の気温2℃、
マイナス25℃耐寒仕様の寝袋、
ホッカイロを抱えて芋虫状態、
カセットコンロでお湯を沸かそうにも、
低温のためガスボンベの圧力が弱く用をなさない、
あきらめて売店のコーヒー購入、
雲海たなびく高速道へ突入、













まだ明るくならない6時前、
四国を目指し走り始めた、







京都大阪間の交通量、
夜明け前なのに相変わらず凄い、
また路線も複数あったり、
よそ者にとってハードルが高い、
高槻からは新名神へ分岐、
そのまま山陽道を岡山方面、
瀬戸大橋を渡り、
善通寺ICで高速を降りた、
琴平では駅舎訪問、
金毘羅さんへ登山参拝を考えたが、
今回はお遍路のお寺回りなので趣意違いで断念、

















四国の中心、
阿波池田駅舎からは、
小歩危峡谷の小歩危駅舎、
大歩危峡谷の大歩危駅舎、
橋上駅として知られた土佐北川駅舎、
鉄系旅人としては外せない、

































そのまま高知市へ突入、
本日はここまで、





本日の走行距離 410.1km
本日の宿営地 道の駅風良里


お遍路逆打ち再開するよ(1日目)

2024年12月04日 | 股旅
あしびきの あづま野山 枯れすすき



はや師走、
今年もひと月を切った、
10日前までは地球の裏側にいた、
これで、
今年は旅納めとも思ったが、
そういえば、
四国八十八か所札所、
お遍路逆打ちの後編が未達のまま、



お遍路のご利益は、
逆打ちだと2倍、
さらにうるう年だと3倍と聞いている、
ようは、
うるう年にあたる本年、
逆打ちで回れば、
6倍の徳を得られる計算、
そう思い立ち、
この2月29日に88番札所の、
香川県さぬき市の大窪寺を皮切りに、
愛媛県方面へ反時計回り、
足摺岬を回り、
37番札所、
高知県四万十町の岩本寺まで、
周ったところで中断切り上げていた、
残り36番から1番まで、
年内のどこかでと、
宿題となっていた、
年の瀬を控え、
なんとか年内にミッションを終えねばならない、
そんな事情があって、
予定を組んで出かけることに、

















とりあえずは高知県まで直行、
ということで、
湘南ベースを昼前に東名高速に速攻、
行けるところまでとして、
琵琶湖の大津サービスエリアまで来たところで日没、











夜間走行はいやなので、
ここで宿営し明日に備える、
明日は四国上陸を目指すことにする、
しかし、
琵琶湖を渡ってくる風は冷たい、
北陸は雪模様だとか、





本日の走行距離 420.1km
本日の宿営地 名神高速 びわこ大津SA


秋の気配(4日目)

2024年09月13日 | 股旅
すず虫の 聲にさそわれ 風さわぐ



八ヶ岳高原、22℃
朝の空気、
すっかり秋めいている、
草津温泉から、
白樺湖、
蓼科高原、
ひと足早い秋の旅、
とりあえずここまで、

















南アルプスのふもと、
白州で天然水の補給を終え、
甲府盆地へ、
ここはまだまだ夏盛り33℃、
逃げるように荷坂峠を越え山中湖、









白鳥の湖でひと休み、
26℃、
そのまま246で帰路へ、
まだまだ夏模様の関東地方、
昼過ぎには湘南ベース着、
予報によれば、
来週半ばには秋の空気、
本当に入れ替わるのだろうか、











オフコース、
秋の気配、
~ あれがあなたの 好きな場所
 港が見下ろせる こだかい公園 ~

本日の走行距離 157.7km
このたびの総走行距離 581.1km



秋はしり風来旅(3日目)

2024年09月12日 | 股旅
ゆき暮れて 湯山をくだる 秋はしり



今朝の気温18℃、
朝日に輝く初秋の高原、
季節は確かに移ろいでいる、





関東平野部はまだ酷暑模様、
気象ニュースによれば、
来週半ばになれば、
秋の空気と入れ替わるらしい、
それを信じて戻ってみよう、
昼まではここに滞留、
なごりは惜しいが、
締めのハシゴ湯三昧としよう、















たかだか3日目にすぎないが、
医者いらずとも言われる、
草津のpH2.2強酸性湯、
足裏の皮膚疾患、
湯治の効果が実感できる、
たいしたものだ、















後ろ髪を引かれる思いだが、
湯山を下る、







JR吾妻線の終着駅、
大前駅と万座鹿沢口駅、
菅平高原のふもとから、
千曲川を渡り、
白樺湖を目指す、
蓼科高原エリアも、
夏の賑わいも消え、
すっかり人の姿が見えない、
井上陽水、
夏の終わりのハーモニー的、





















個人的にも好きな駅の一つ、
TVドラマでも有名になった、
信濃境駅を表敬訪問、
八ヶ岳連山のふもと、
満開の花咲くそば畑のなか、
そのまま小淵沢まで進み、
本日の行程はここまでとする、
ここも人気の道の駅、
宿営車の旅人もちらほら、
冷房いらずの高原の涼気、
ありがたきかな、











本日の走行距離 144.6km
本日の宿営地 道の駅こぶちさわ



流浪の旅人(2日目)

2024年09月11日 | 股旅
すず虫の 聲に似たるや したり湯の



秋はしり、
セカンドベースの草津温泉郷、
高原の朝は18℃、
酷暑続きに疲労した身に、
なんと清々しいことか、





朝日を拝んだら、
そのまま共同湯をはしご、
寝起きの三湯、







宿営地道の駅、
同じような放浪の旅人、
ひとりふたり。。。、
まるで同志のような、
さすらいの旅人、
連帯感にも似た不思議、
語るでもなく問うでもなく、
ただ己の趣にしたがい、
時を過ごしている、





日中の気温24℃、
すっかり秋めいた空気のなか、
なにもせず、
タオル片手に温泉街を徘徊、
軒先の秋花を愛でながら、
日の暮れるまで、
ひたすらに、
ひねもすのたりのたりかな、

































丸山圭子、
どうぞこのまま、
~ どうぞこのまま どうぞこのまま
 どうぞ やまないで ~







本日の走行距離 実質ゼロ
本日の宿営地 道の駅草津運動公園

湯けむり秋さがし(1日目)

2024年09月10日 | 股旅
鈴虫の 草に踏み入る 旅の衆



初秋とは名ばかり、
9月も半ばになろうというのに、
連日30℃を超す猛暑の毎日、
避暑地への逃避と言い、
ららぽーとだの、
アウトレットだの、
逃げ込んでいる、



夏は終わらない、
ならば逃げるしかない、
そんなこんなで、
セカンドベース、
草津温泉郷へ逃げ込むことに、









湘南ベースを、
日が昇る前に出発、
東京湾岸沿いに首都圏を貫通、
大宮での所用を済ませ、
上州方面を目指す、





日本一暑い街熊谷は33℃、
渋川から八ッ場ダムへ、
高度を上げていくと、
気温はどんどん下がる、















15時には、
草津湯畑に到着、
ここは標高1200m、
気温は24℃、
ちいさい秋見つけた、カナ、







とりあえず、
駆けつけ三湯、
至福のひととき、









むかしこんな唄があった、
本田路津子、

~ 秋でもないのに 人恋しくて
 さみしくて だまっていると ~






本日の走行距離 278.8km
本日の宿営地 道の駅草津運動公園

旅人浮遊(5日目)

2024年06月14日 | 股旅
田の水に 映すアルプス 凛なるを



ここは水の生まれる郷、
南アルプスの麓、
宿営地の空気も清々しい、







甲府盆地まで下りてくると、
気温33℃、
灼熱の夏到来か、













大月にあるリニア見学施設、
はじめて立寄ってみる、
東京品川駅から名古屋駅まで、
ほぼトンネルのリニア新幹線、
静岡県側では大井川水系の、
岐阜県側では農業地下水への、
影響が問題になっているようだが、
東京ー名古屋間を1時間、
現東海道新幹線では2時間、
この1時間の差による経済効果、
どうなんだろう、

















富士吉田に出て山中湖、
平日だから日本人観光客は皆無、
多くのYOUたち、
白鳥にエサを与えている、
富士山観光のひとつなんだろう、







山中湖からは小山市に下りて、
国道246号、
夕方前には湘南ベースへ帰還、









草津温泉から日本海へ、
フォッサマグナの亀裂を進み、
最後にリニアで浮遊、
梅雨入り前のチョイ股旅、
これにて、



本日の走行距離 176.6km
このたびの総走行距離 844.6km