いい日旅人

いい日、旅日和、きれいな夕日を追いかけて日本をめぐります。
備忘録としての股旅紀行。時には異国を歩くかも。体力次第。

哀愁列車(2日目)

2019年09月23日 | 股旅
哀愁の 鉄路を濡らす 野分かな


昨夜の宿営地、室蘭港入り口の道の駅。
夜半過ぎから、相棒Ⅱの屋根を叩く雨音が激しくなった。
台風は日本海で温帯低気圧に変わるようだが、
勢力は衰えないまま北海道へ向かっている。
朝が来て、雨風は激しさを増してきた。
今日はこのままここ室蘭に滞留して、
低気圧通過をやりすごす選択もあったが、
東の空が明るかったので、その方角に逃避行することにした。
苫小牧から鵡川に出て、旧国鉄富内線沿いに日高町に抜け、
日高山脈、日勝峠越えで十勝平野に逃げるという選択肢を採った。




旧国鉄時代の路線図 富内線 鵡川ー日高町


所要 約2時間

というわけで、富内線の廃線跡を辿ったわけだが、
昭和61年の廃線から30年以上も経っているいるため、
振内駅跡の鉄道公園のSLや客車が保存されているくらいで、
そのほかには痕跡を確認することはできなかった。
廃線の前の年に、富良野から国鉄バスで日高町駅接続で
鵡川行きの富内線に乗った記憶があるが、
沿線の風景などは良く覚えていない。
本日の廃線跡行程で、哀愁の時間に浸ってきたヨ。

今日の、室蘭から日勝峠越えでの十勝へのルートの選択は正解で、
雨は一日止むことはなかったが、沿岸部ではなかったので風も強くなく、
明るいうちに、鹿追町までたどり着くことができた。
予報では、風雨が強いのは今夜半までで、明日は晴れるとのことだ。




旧室蘭駅舎










白老漁港 台風接近で漁は休みのよう


富内線の起点駅 鵡川駅


昭和55年ごろ


旧振内駅鉄道公園






道の駅樹海ロード日高 旧日高町駅跡地ではないらしい


昭和55年ごろ


根室本線 十勝清水駅


宿営地 道の駅しかおい


本日の走行ルート

本日の走行距離 258.6km
本日の宿営地 道の駅しかおい

コメントを投稿