いい日旅人

いい日、旅日和、きれいな夕日を追いかけて日本をめぐります。
備忘録としての股旅紀行。時には異国を歩くかも。体力次第。

ゆく年くる年2024

2023年12月31日 | いろいろ
年の瀬に かの旅想ひ そば喰らふ



つい2か月前には、
最北限の地、
礼文島スコトン岬に立っていた、
もうすっかり氷雪に閉ざされているのだろう、









旅人の年の瀬は、
いつものようにそば職人、
つなぎ無し十割での手打ち、
しずかに新年を迎える、



























ゆく年くる年、
またひとつ新しい年が明けて、
次なる旅へ思いを馳せる、
きれいな夕日を追いかけて、、、
















我田引水的蛇足、
~ ふるさとはなれて 時はながれて
 ずいぶん遠くへ 来たものだ ~





熊出没にご用心(15日目)

2023年10月26日 | いろいろ
夕陽もえ 里山紅く 秋燃えて



日本海沿いのオロロンライン、
苫前の集落から山間部、
10キロちょっと入った里山、
かつて熊が人家を襲うという、
恐ろしい熊襲撃事件が起きた、





この存在は知っていたが、
メインルートからかなり外れるため、
いつもスルーしていた、
このところ日本全国で、
熊が人間の生活圏に出没し、
危害を加えているニュースをよく聞く、
そのこともあって、
実際の事件現場を確認すべく、
三毛別川をさかのぼった現場を訪れてきた、
実際に実物を再現したジャイアントヒグマ、
あらためて用心せねばと認識を深めた、









さて、
留萌の町は港に面して、
朝霧の中で夜が明ける、
ほどなく霧は消え青空に、
半年ほど前にJR留萌線が廃止、
役目の終わった駅舎や線路を眺め、
ひとり感慨に浸るのであった、









今日は旧国鉄羽幌線の廃線跡に沿い、
小平のニシン番屋、
苫前では熊事件の現場、
羽幌から初山別のみさき台キャンプ場、
天塩川が日本海に注がれる天塩町、
ここで今日の行程を終える、

























河川敷での夕陽の落日、
期待してきたのだが暑い雲が遮る、
利尻富士も雲の中、
予報では今夜から明日にかけて、
寒冷前線通過で雨になる模様、
雨中行軍は避けたいところだが、









本日の走行距離 202.1km
本日の宿営地 道の駅てしお



白いサンゴ礁(2日目)

2022年05月17日 | いろいろ
夏はしり 波打ち際を カニ走り



宮古島二日目、
宮古島の中心部、
にぎやかな一角にあるホテル泊、
窓の外は曇り空、
南国特有の湿度を感じる、





今日は宮古島の2時の方向、
反時計回りに6時の方向まで、
島の海岸部を半周してみる、



はじめに熱帯植物園、
熱帯特有の原色系植物が群生、















海岸線を回るが、
途中の小さな漁港や入り江、
気になる場所を確認しながら、







島尻漁港は大神島への渡船乗り場、
島尻マングローブ林は遊歩道、
西平安名崎、
池間大橋を渡り池間島ひと廻り、
最北端の灯台で折り返し、







途中の食堂では名物タコ丼とやらを、
砂山ビーチからは伊良部島が正面に、
バイナガマビーチ経由で与那覇湾、







夕方近くになり、
空が明るくなってきた、
宮古で一番美しいというビーチ、
与那覇前浜ビーチ、
昨日渡った来間島が正面に、
ズーニーブー、白いサンゴ礁、

~ 南の果ての 海の彼方に
  密かに眠る 白いサンゴ礁 ~

ビーチで夕日を眺めたところで、







今日はここまで、
夏の扉は開かれるのか、



ゆく年くる年2021

2020年12月31日 | いろいろ
歳晩に 股旅(たび)夢枕 そば喰らふ


『温つけ鶏ざるそば』


『鶏かけそば』

全国的に、いつになく凍れる年の暮れのようだ。
ゆく年、令和2年、今年は閉塞感漂う世相にあって
人々の活動も抑制的な一年だったようだ。
社会の迷惑にならぬよう意識をもって動かせていただいた。
世の中、元に戻るにはまだまだ時間を要するのであろう。





くる年、令和3年、新しい年、丑年、
宗谷丘陵で戯れていた牛のように、
穏やかに過ごさせていただきたいものだ。
恒例として、歳暮にあたり年越しそばを打った。
先日、四国八十八カ所お遍路巡礼結願の戻り路、
中山道木曽路の御嶽山麓、開田高原産の新そば粉を入手、
十割打ちの『温つけ鶏ざるそば』、『鶏かけそば』、
まずまず、香り豊かなそばに仕上げることができた、ような。





















目に浮かぶ、今頃は深い雪景色、
木曽路のそばを喰らいながら、
さて次は、と思案橋ブルースの年越し、
湯に浸かり、
遠くで汽笛を聞きながら、
ゆく年くる年





令和旅ゆく年くる年

2019年12月31日 | いろいろ
股旅(たび)の果て 令和の暮れに そば喰らふ


年越しのそばは、冷たいそばを暖かい肉汁つけでいただく

元号が変わって初の年越し。
暮れになって、寒さも本番といったところだろうか。
寒いのは身体だけではない。
消費増税や社会保険料の負担増、70歳定年の提言など、
若者だけでなく年寄りにとっても何かと、北の宿から。
日ごと寒さがつのります。

さて、今年の股旅を振り返ってみると。
北は北海道能取岬から、南は高知県足摺岬まで、
今年の相棒Ⅱの走行距離も実に2万キロに達しようというところ。
九州もLCCや鉄道で、長崎県や大分県、宮崎県へは足を運んだ。
残念ながら、異国を歩くことはできなかった。
日本各地、股旅の道中、印象に残る光景にはたくさん出会った。
なかでも、四国八十八か所お遍路めぐりで、
徳島県21番札所太龍寺や愛媛県65番札所三角寺などの
標高千メートルにも及ぶ山寺への狭くて急峻な登坂路での苦行。
また、秋色の広大な大地を見たくて北の国へ、北海道への股旅道中、
岩手県宮古から北海道室蘭へのフェリーから見た、
三陸海岸や下北半島尻屋崎の荒々しい海岸線の大自然など、
各地での、ハッとするような場面が、眼に焼き付いている。

そんな股旅の記憶と、新しい年の次なる計画に思いを馳せながら、
いつものように年越しそばを準備したヨ。

今回のそば粉は、山梨県北杜市の有名な老舗そば処に出向き、
分けていただいた今秋の新そば粉で臨んでみた。
そば打ちに使う水も、その近くの道の駅はくしゅうで汲んだ、
南アルプスの天然水、白州の水を使用。


山梨への道中


山中湖畔で休息


北杜市の山中にある


そば打ちの師と仰ぐ高橋名人の蕎麦庵でいただくざるそば


そば打ちで使用する水はここで調達


そば粉500g つなぎ無し


水220㏄ 


水回し ここの水加減が一番難しい


菊練り


練まとめ


延し台へ


延しはじめ


90度回転をくりかえす


巻棒延し


角出し


たたみ


そば切り


生めん出来上がり 7人前

つなぎ無し、そば粉だけの十割打ち、まずまずの出来映えかな。
ゆく年くる年、香り豊かなそばを喰らいながら、
新年を迎えたい。