今までのパラダイムに疑いを持ちながら、新しいパラダイムを見出すことのできない苦悩から抜け出す方法は3つある。
1.今までのパラダイムを肯定する。・・・保守主義
2.今までのパラダイムを否定する。・・・革新主義
3.今までの自分を見つめながら、自分が従ってきたルールやパターンに共通に潜んでいるものを掴む。・・・事象に潜む普遍を見出す。・・・これが人格となる。
つぎに、見出した普遍からふたたび事象を吟味して肯定と否定を認識する。
さらに、自ら見出した普遍を基に、肯定か否定を選択する。
この3番目が正統保守主義であり、ドラッカーの思考方法である。
そして、3番目が実行できた時点において、一つのパターンにおける自律ができたことになる。
人間は、この自律を繰り返しながら成長し、人格を形成する。
:河合栄次郎の「現代の学生に贈る」からの考察
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