民営化とは、現業、事業、成果という実行にかかわる部分は、政府以外の機関が行うという原則のことである。
そのためには、まず政府自身が、それらの政府以外の機関がいかに仕事をし、何を行えるかを知らなければならない。
次いで、それらの機関にとっての機会とするためには、自らの仕事をいかに組み立てなおすかを考えなければならない。
民営化は政府を弱体化しない。
その目的は、病におかされ無能となった政府に力を取り戻させることにある。
もはや政府に、これまでの旅を続けさせることはできない。
その道で得られるものは、さらなる官僚化であって、さらなる成果ではない。
:「断絶の時代」
政府は統治機関である。