年末の大掃除のついでに前々から気になっていた愛車のキズを直すことを決意!!

高速道路のパーキングに駐車していたら、どうやら隣の車が出るときに私のバンパーに擦っていったようで・・・
そのときは悔しかったですが、後日自分でもバックで駐車するときに同じところをガリガリ・・・と。
結局、キズものになってしまった我が家の車。
この日の為に修理剤を準備。
まず我が家の車のカラーですが、一般的に乗られている白とかシルバーではなくて、水色がかったメタリック色のためオーダーしなければいけないとのこと。
カラー番号は車体に貼っているシールに記載されています。
ボンネットを開けたり、ダッシュボードのところを開けたり、ドアを開けたりしてシールを探してみたところ、助手席側のドアにシールが貼られていました。
メーカーや車種によって貼っているところが違うみたいです。

ここに記載されている『color』の『8S1』を伝えると調合してもらえました。
『ライトブルーライカメタリック』という色だそうです。

さて、今回修理する場所はココ。
スリキズだけですが、指で触るとザラザラした感じのキズです。
もう少し深かったらパテ埋めが必要ですが、表面を削って平らにすればなんとか消せそうです。

最初の工程はサンドペーパーで削っていきます。
まずは目の粗い150番→320番→600番で削っていきます。
車を洗車して、150番では結構ガリガリ削ります。
耐水性のサンドペーパーですので、水に浸し専用パッドに装着。

150番で削るとこんな感じ。
これぐらいおもいっきりガリガリしてようやくスリキズがわからないようになりました。
バンパーがボロボロと削れるのでコマ目に水をかけて削るほうが良さそうです。
とりあえず150番が終わったところで、削ったところを水で洗い流します。
次に車のバンパーに塗装されているワックスなどの油分を取り除きます。

油分を落としておかなければ塗装したときにムラになるそうです。
ワックス落としに『シリコンオフ』を吹きかけて乾いた布で吹いていきます。



さて、サンドペーパーの続きをします。
320番、600番と細かい目に変えて削っていきます。
600番くらいまでくると、削るというよりツルツルにしている感じになります。
とりあえず手で触ってザラザラしたところがないことを確認。
次の工程でする『プラサフ』で細かく削った跡を隠す作業をしますので、ここであまり神経質になりすぎなくても大丈夫です。

その『プラサフ』がこちら。
プラモデルの塗装でも使う『サフ』です。
プラモデルの場合はニッパーで切った跡とか角張っているところをヤスリで削って、『サフ』で平らにします。
バンパーも同じこと。
サンドペーパーで残った細かいキズを『プラサフ』で隠していきます。

その前に修理箇所の周りをマスキングテープとビニールで覆います。
『プラサフ』は一度に同じところをかけると液だれをしてしまいます。
15cmほど離した距離で1往復して、15秒くらいまって、また1往復。
また休んで、1往復。様子を見ながら少しずつ重ねていきます。

こんな感じになります。
見た感じ、他のところと明らかに色目が違っていますが、あとでこの上から本塗装をするので気にしないで下さい。
プラサフがしっかり乾いたのを確認し、サンドペーパーのさらに細かい1000番を使って平らにしていきます。
サンドペーパーを水に浸し、段差を削ります。

今度は『コンパウンド』という研磨剤を使って荒いところをツルツルにしてきます。
『コンパウンド』には『細目』と『極細』、『液体』があります。
この段階でするのは『細目』と『極細』を使って研磨していきます。
が、私は予算の都合上、『細目』と『液体』だけで工程を済ませていきます。
まずはコンパウンド専用のスポンジに『細目』のクリームを塗って研磨していきます。
このコンパウンド専用のスポンジは必ず『細目』用と『極細』用に使い分けて購入してください。
同じスポンジで研磨をすると目には見えない小さな粒のコンパウンド剤がスポンジの目に入り込んでいて『極細』をしているつもりが『細目』のコンパウンドで研磨してしまう恐れがあるからだそうです。

サンドペーパーの汚れを水でしっかり洗い流し、『コンパウンド細目』をかけていきます。

研磨を終えたら、もう一度マスキングテープとビニールで覆います。
今回は先ほどの修理箇所だけ覆ったのと違い、大きめにマスキングします。
今回のようなバンパーの端っこの場合だと、バンパーの真ん中くらいまで大きくとります。
それ以外のボディーやタイヤ、ランプにもしっかりとマスキングをしておきます。
『プラサフ』も『塗装用カラーペイント』も以外と細かい粒子のため、かなり飛散します。
タイヤや他のところに色が付かないようにしっかりとマスキングしておかないといけません。
ここからが本塗装になる大事な工程になってきます。

用意するのが、『ボカシ剤』『塗装用カラーペイント』『クリア』です。

元々塗装されているところと、スプレーで塗装されたところの境目に粒子によるザラザラしたものが残ります。
そのザラザラした境目を『ボカシ剤』は塗装した粒子を溶かして滑らかにする効果があります。
まず汚れをしっかり落とすために『シリコンオフ』をかけ油分と汚れを落とします。
しっかり拭き取り、『ボカシ剤』修理箇所全体に軽く吹き付けます。
ここで『ボカシ剤』を吹き付けすぎると、次の『カラーペイント』がなじまず塗装が浮き上がったようになってしまいます。
『ボカシ剤』は吹き付けすぎないよう1往復程度にしておきます。

『ボカシ剤』が乾く前に『カラーペイント』を吹き付けていきます。
修理箇所よりも大きめに吹き付けると修理箇所が目立たなくなります。
プラサフの時と同様に一度に同じところをかけると液だれをしてしまいます。
15cmほど離した距離で1往復して、15秒くらいまって、また1往復。
また休んで、1往復。
左から右へと必ず一方向から吹き付けをし、徐々に上から下へ移動していきます。
焦らずに何度もこれを繰り返していくことで修理箇所は徐々に色が変わっていきます。
カラーが他のところと同じようになれば『カラーペイント』は終了です。5分ほど乾かした後に次の工程へいきます。
次に使用するのが『クリア』と『ボカシ剤』です。

『クリア』は先ほど吹き付けた『カラーペイント』よりもさらに広い範囲に吹き付けていきます。
カラーペイントと同様に左から右へ一方向に塗装し、上から下へと吹き重ねていきます。
また少し乾燥させて、『クリア』を同じように吹き付けていきます。
これを5回繰り返します。
『クリア』もカラーペイントと同様に粒子によるザラザラしたところが触るとわかります。
これを再び『ボカシ剤』をつかって粒子を溶かしてツルツルに仕上げていきます。
『クリア』塗装後2分以内に『ボカシ剤』の工程を始めます。
『ボカシ剤』は何度も吹き付けてしまうと、せっかくのクリア塗装が溶け落ちてしまいます。
あまり吹き付けすぎないように注意してください。
しっかり乾燥したらマスキングを剥がし塗装作業は終了です。

最後に数日しっかり塗装面が乾燥したのをみて、『液体コンパウンド』をタオルやスポンジでさらに磨き上げ鏡面仕上げにします。
この『液体コンパウド』をしないとクリア塗装しても結構ザラザラした仕上がりになってしまいます。

完全に仕上がった状態がこちら。
見た目もキズがあったなんてわかりません!
感 想
見た目は完全にキズを隠すことができました。
ここにキズがあったと注意してみないと気が付かない程度に仕上がります。
しかし、やはり手でコンパウンドをかけているだけでは板金屋さんのような完全なツルツル仕上げにはならないのが正直なところです。
私の感想は「自分でしてよかった」です。
今回用意したもの
耐水サンドペーパーセットM 410 円
サンドペーパー用研磨パッド 410 円
シリコンオフ チビ缶 572 円
ボデーペンチビ缶 プラサフ 572 円
コンパウンド細目 605 円
コンパウンド専用スポンジ 518 円
ワイドマスキングテープ 259 円
幅広マスキングシート 518 円
ボデーペンボカシ剤 778 円
Myボデーペン(特注色トヨタ・8S1・ライトブルーマイカM) 2,160 円
Holts ホルツ クリア 300ml スプレータイプ塗料 881円
液体コンパウンド 724 円
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合計: 8,407円
バンパー修理に出したら2~3万円くらいかかるし、見た目にわからないくらいの仕上がりになるので自分で修理するのもいいかもしれません。

高速道路のパーキングに駐車していたら、どうやら隣の車が出るときに私のバンパーに擦っていったようで・・・
そのときは悔しかったですが、後日自分でもバックで駐車するときに同じところをガリガリ・・・と。
結局、キズものになってしまった我が家の車。
この日の為に修理剤を準備。
まず我が家の車のカラーですが、一般的に乗られている白とかシルバーではなくて、水色がかったメタリック色のためオーダーしなければいけないとのこと。
カラー番号は車体に貼っているシールに記載されています。
ボンネットを開けたり、ダッシュボードのところを開けたり、ドアを開けたりしてシールを探してみたところ、助手席側のドアにシールが貼られていました。
メーカーや車種によって貼っているところが違うみたいです。

ここに記載されている『color』の『8S1』を伝えると調合してもらえました。
『ライトブルーライカメタリック』という色だそうです。

さて、今回修理する場所はココ。
スリキズだけですが、指で触るとザラザラした感じのキズです。
もう少し深かったらパテ埋めが必要ですが、表面を削って平らにすればなんとか消せそうです。

最初の工程はサンドペーパーで削っていきます。
まずは目の粗い150番→320番→600番で削っていきます。
車を洗車して、150番では結構ガリガリ削ります。
耐水性のサンドペーパーですので、水に浸し専用パッドに装着。

150番で削るとこんな感じ。
これぐらいおもいっきりガリガリしてようやくスリキズがわからないようになりました。
バンパーがボロボロと削れるのでコマ目に水をかけて削るほうが良さそうです。
とりあえず150番が終わったところで、削ったところを水で洗い流します。
次に車のバンパーに塗装されているワックスなどの油分を取り除きます。

油分を落としておかなければ塗装したときにムラになるそうです。
ワックス落としに『シリコンオフ』を吹きかけて乾いた布で吹いていきます。



さて、サンドペーパーの続きをします。
320番、600番と細かい目に変えて削っていきます。
600番くらいまでくると、削るというよりツルツルにしている感じになります。
とりあえず手で触ってザラザラしたところがないことを確認。
次の工程でする『プラサフ』で細かく削った跡を隠す作業をしますので、ここであまり神経質になりすぎなくても大丈夫です。

その『プラサフ』がこちら。
プラモデルの塗装でも使う『サフ』です。
プラモデルの場合はニッパーで切った跡とか角張っているところをヤスリで削って、『サフ』で平らにします。
バンパーも同じこと。
サンドペーパーで残った細かいキズを『プラサフ』で隠していきます。

その前に修理箇所の周りをマスキングテープとビニールで覆います。
『プラサフ』は一度に同じところをかけると液だれをしてしまいます。
15cmほど離した距離で1往復して、15秒くらいまって、また1往復。
また休んで、1往復。様子を見ながら少しずつ重ねていきます。

こんな感じになります。
見た感じ、他のところと明らかに色目が違っていますが、あとでこの上から本塗装をするので気にしないで下さい。
プラサフがしっかり乾いたのを確認し、サンドペーパーのさらに細かい1000番を使って平らにしていきます。
サンドペーパーを水に浸し、段差を削ります。

今度は『コンパウンド』という研磨剤を使って荒いところをツルツルにしてきます。
『コンパウンド』には『細目』と『極細』、『液体』があります。
この段階でするのは『細目』と『極細』を使って研磨していきます。
が、私は予算の都合上、『細目』と『液体』だけで工程を済ませていきます。
まずはコンパウンド専用のスポンジに『細目』のクリームを塗って研磨していきます。
このコンパウンド専用のスポンジは必ず『細目』用と『極細』用に使い分けて購入してください。
同じスポンジで研磨をすると目には見えない小さな粒のコンパウンド剤がスポンジの目に入り込んでいて『極細』をしているつもりが『細目』のコンパウンドで研磨してしまう恐れがあるからだそうです。

サンドペーパーの汚れを水でしっかり洗い流し、『コンパウンド細目』をかけていきます。

研磨を終えたら、もう一度マスキングテープとビニールで覆います。
今回は先ほどの修理箇所だけ覆ったのと違い、大きめにマスキングします。
今回のようなバンパーの端っこの場合だと、バンパーの真ん中くらいまで大きくとります。
それ以外のボディーやタイヤ、ランプにもしっかりとマスキングをしておきます。
『プラサフ』も『塗装用カラーペイント』も以外と細かい粒子のため、かなり飛散します。
タイヤや他のところに色が付かないようにしっかりとマスキングしておかないといけません。
ここからが本塗装になる大事な工程になってきます。

用意するのが、『ボカシ剤』『塗装用カラーペイント』『クリア』です。

元々塗装されているところと、スプレーで塗装されたところの境目に粒子によるザラザラしたものが残ります。
そのザラザラした境目を『ボカシ剤』は塗装した粒子を溶かして滑らかにする効果があります。
まず汚れをしっかり落とすために『シリコンオフ』をかけ油分と汚れを落とします。
しっかり拭き取り、『ボカシ剤』修理箇所全体に軽く吹き付けます。
ここで『ボカシ剤』を吹き付けすぎると、次の『カラーペイント』がなじまず塗装が浮き上がったようになってしまいます。
『ボカシ剤』は吹き付けすぎないよう1往復程度にしておきます。

『ボカシ剤』が乾く前に『カラーペイント』を吹き付けていきます。
修理箇所よりも大きめに吹き付けると修理箇所が目立たなくなります。
プラサフの時と同様に一度に同じところをかけると液だれをしてしまいます。
15cmほど離した距離で1往復して、15秒くらいまって、また1往復。
また休んで、1往復。
左から右へと必ず一方向から吹き付けをし、徐々に上から下へ移動していきます。
焦らずに何度もこれを繰り返していくことで修理箇所は徐々に色が変わっていきます。
カラーが他のところと同じようになれば『カラーペイント』は終了です。5分ほど乾かした後に次の工程へいきます。
次に使用するのが『クリア』と『ボカシ剤』です。

『クリア』は先ほど吹き付けた『カラーペイント』よりもさらに広い範囲に吹き付けていきます。
カラーペイントと同様に左から右へ一方向に塗装し、上から下へと吹き重ねていきます。
また少し乾燥させて、『クリア』を同じように吹き付けていきます。
これを5回繰り返します。
『クリア』もカラーペイントと同様に粒子によるザラザラしたところが触るとわかります。
これを再び『ボカシ剤』をつかって粒子を溶かしてツルツルに仕上げていきます。
『クリア』塗装後2分以内に『ボカシ剤』の工程を始めます。
『ボカシ剤』は何度も吹き付けてしまうと、せっかくのクリア塗装が溶け落ちてしまいます。
あまり吹き付けすぎないように注意してください。
しっかり乾燥したらマスキングを剥がし塗装作業は終了です。

最後に数日しっかり塗装面が乾燥したのをみて、『液体コンパウンド』をタオルやスポンジでさらに磨き上げ鏡面仕上げにします。
この『液体コンパウド』をしないとクリア塗装しても結構ザラザラした仕上がりになってしまいます。

完全に仕上がった状態がこちら。
見た目もキズがあったなんてわかりません!
感 想
見た目は完全にキズを隠すことができました。
ここにキズがあったと注意してみないと気が付かない程度に仕上がります。
しかし、やはり手でコンパウンドをかけているだけでは板金屋さんのような完全なツルツル仕上げにはならないのが正直なところです。
私の感想は「自分でしてよかった」です。
今回用意したもの
耐水サンドペーパーセットM 410 円
サンドペーパー用研磨パッド 410 円
シリコンオフ チビ缶 572 円
ボデーペンチビ缶 プラサフ 572 円
コンパウンド細目 605 円
コンパウンド専用スポンジ 518 円
ワイドマスキングテープ 259 円
幅広マスキングシート 518 円
ボデーペンボカシ剤 778 円
Myボデーペン(特注色トヨタ・8S1・ライトブルーマイカM) 2,160 円
Holts ホルツ クリア 300ml スプレータイプ塗料 881円
液体コンパウンド 724 円
--------------------------------------
合計: 8,407円
バンパー修理に出したら2~3万円くらいかかるし、見た目にわからないくらいの仕上がりになるので自分で修理するのもいいかもしれません。