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楽天爺さんの気まぐれ日記

・田舎暮らしを楽しんでいます。

心に響く!!名経営者の言葉No.023

2018-05-30 | 先人の知恵に学ぶ

 PHP『心に響く・名経営者の言葉』
       第1章 ビジネスチャンスのつかみ方・No.023

「自分が出したアイデアを、少なくとも

  一回は人に笑われるようでなければ、
     独創的な発想とはいえない」
       ビル・ゲイツ/マイクロソフトの創業者(1955~)

 ビル・ゲイツといえば、「ウィンドウズ」などのパソコン用ソフトを開発・販売している
マイクロソフト社の創案者として知られる。
 個人資産は、米『フォーブス』誌による2013年の長者番付表では670〇億ドル
(約6.2兆円)とされている。
  ビル・ゲイツの本名は、ウィリアム・ヘンリー・ゲイツ三世。
ワシントン州のシアトルで生まれた。父は著名な弁護士、母は銀行の取締役で、
たいへん裕福な家庭だった。
 彼がコンピューータビジネスに入るきっかけとなったのは、1975年にアルテア
8800というコンピュータが発表されたことだった。
 アルテア8800には革新的な技術が盛り込まれていたが、その性能を100〇%
発揮させることができるソフトウェアは当時まだ存在していなかった。
 ハーバード大学に通っていたゲイツはそこに目をつけ、アルテア8800を間発した
MITSというメーカーにいきなり電話をかけ、「BASICというソフトウェアの開発に
成功したから、買ってくれないか?」と売り込んだのである。
そして、MITSへBASICの売込みが成功したことを受け、ゲイツはポール・アレンと
ともに「マイクロソフト社」を設立したのである。

 一見順風満帆のようにみえるサクセスストーリーだが、じつはゲイツがMITSに電話
をしたとき、BASICというソフトは影も形もなかった。
 ただゲイツの頭の中に構想があるだけだったのである。
しかもアルテア8800は発表されたばかりで、大学生のゲイツには手に入れる術などな
かった。MITSは彼に向かって「ぜひ見せてほしい」とはいったが、おそらく内心は
「手に入らないコンピュータのプログラムをどう作ったというのだ?」と、笑っていたはずである。
しかし、ゲイツは高校時代の友人のポール・アレンとともに、大学にあるコンピュータをアルテア
8800に見立てて、わずか8週間で実際にBASICを開発。
 みごとMITSの幹部の前で動かすことに成功したのである。
冒頭の彼の言葉は、このような興味深い経験から出たものだろう。

 


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