『歩行者用エアバッグ』は、
今年3月に行われたジュネーブモーターショーで発表された
新型「ボルボV40」に搭載されるものです
7つのセンサーなどにより、フロントガラスに向けて瞬時に展開するエアバッグです
交通事故死亡者数全体のうち、歩行者事故の割合は欧州で14%、米国で12%、中国で25%、
そして日本は36%以上(※2011年警察庁交通局の資料より)を占め、負傷者の数ではさらに多くなる
車と歩行者の事故による最も深刻な頭部外傷は、
ボンネットの下にある硬いエンジンなどの部品と、フロントガラスの下縁部やAピラーへの衝突によって
引き起こされるため、ボルボはそれらの点を考慮に入れながら『歩行者用エアバッグ』の開発を進めました
この『歩行者用エアバッグ』の目的は
「歩行者がボンネットやフロントガラス、Aピラー部分に
頭を打ち付けて致命傷を負う可能性を防ぐこと」
車の正面に埋め込まれた7つのセンサーがコントロールユニットに信号を送信し、
車体が何らかの物体との接触を感知すると、信号が変化。
コントロールユニットがその信号を評価し、感知した物体が人間の脚として認知された場合、
歩行者用エアバッグが展開する仕組みになっています
このシステムは
「歩行者が関係する事故のうち、75%が時速40キロ以下での走行時に発生している」とのデータから、
時速20キロ〜50キロでの走行時に作動
システム起動時には、2000〜3000分の1秒という速さでガスがバッグに充填される仕組みになっています
ボルボならではの、歩行者も守る安全装置
歩行者にも優しい車、V40の日本デビューが今から待ち遠しいですよね