絵本は子育ての「みちしるべ」

　千葉県松戸市より溝原有香さんを招いて、絵本で子育て講座を開催しました。
　今回はえほんや なずなの店内で、こじんまりと。

　溝原さんは小学生のお嬢さん二人のお母さんです。
　ご自身の子ども時代は、読み聞かせの記憶があまりないとのことでしたが、お子さんが２歳の時に「子どもを本好きにしたい」と読み聞かせを思い立たれたそうです。
　そうやって、お子さんと絵本を楽しむうちに、絵本がどんどん好きになり、絵本講師養成講座を受講するまでに。
　
　現役の子育て世代の生き生きした具体的な絵本で子育てエピソードと、絵本で子育ての基礎知識が合致して、説得力のある、優れた内容であったと思いました。

　また、家庭での読み聞かせ以外でも、小学校などでの集団読み聞かせでの、ある一冊の本がクラスの雰囲気を（良い方に）変えていく様子のおはなしには、心揺さぶられるものが。
　
　親として、地域の大人として、まだまだ子どもに関わる余地があるんだなと感じ入りました。

　参加してくださった方は、未就学児や低学年のお子さんと暮らしていらっしゃる方々でしたので、少し先の学童期の読み聞かせについての情報に触れられて「たいへん参考になった」とのこと。
　あわせて、「幼いころに読んだ絵本を読み返したくなった」「小学生になってもまだまだ絵本を読んでいいんだ」とも。
　必要とされる情報が伝わり広がっていく手ごたえが感じられました。

　溝原さん、誠にありがとうございました！
　これからも、お互い研鑽を積んで、いろんな方に情報を伝えられるようにしていきましょう！

　次回の絵本で子育て講座は、８月１日（火）１９：００～２０：００
　山本けい子さんによる「赤ちゃんに働きかける絵本」についてです。