ら く が き ち ょ う

えほんや なずな店主いちみちゃん が
心にうかぶ よしなしごとを 描き散らす since 2005

ギュウ ギュウ ギュウッ

2012年03月07日 | つれづれ
 先の週末は関東平野の東の端っこへ。
 4月の復学へ向けてリハビリ中の娘の様子をちょこっと見に行ってきました。
 以前なら、金曜日の勤務を終えたその足で高飛びできたのですが、ここんところの体調を考えるとそれはキツイ。
 しかたなく、土曜日の朝からでかけることに。
 また、月曜午後の職場会議には参加したかったので、関東平野の端っこに滞在できる時間は36時間となりました。
 もう一日余裕があったなら、旧知とおしゃべり会などしたかったんですけどねぇ。
 
 そんなこんなで、月曜日は朝の7時に娘のところを出発して、午後2時の職場会議へむけて「出勤」いたしました。
 7時25分発の快速に乗ったときは座れはしなかったけれど、そんなに混雑もなく、扉のすぐわきに陣取って文庫本を読む余裕がありました。
 途中M谷駅から俄然混み出しました。
 すぐに文庫本をしまいこみ、周囲の密着力から自分のテリトリーを保持することに気持ちを切り替えます。
 でも、そんな緊張も長いことは続きません。
 駅に止まるたびに、緩んでは更に増す圧力。
 詰め放題のマシュマロになった気分というか、もうこれ以上乗れへんでしょ!って思っているところにまだ二人ほど乗り込んでくるその勇気にあきれるというか。
 いまこの状態で、地震が起きたりして電車が止まったらかなんなぁ~、どないしょ~と思うこと30分で終点に到着。
 今度は浜松町行きの電車に乗り換えです。
 ここからがあの音に聞く「通勤ラッシュ」の本番ですわね。
 エスカレーター(しかも高速運転中)にズララララ~ッと居並ぶ横を、ガッガッガッと登る人たち。流れに乗れないと、将棋倒しになってしまいそうでとても怖い。
 ホーム上にも大勢の人人人人人。整列乗車のマナーが守られているからまだしも、それでも通路が狭いところでは線路に落ちる恐怖を感じます。
 到着した電車からギュウギュウ詰めの人間が吐き出され、さらにそこへどんどん乗り込んで乗り込んで、おしくらまんじゅう……エレベーターなら重量オーバーの「ビーッ」音が鳴るだろうに、電車はならないんだと感心したり。
 混んでるから次の電車にしょうかとも思うのだけど、そんなことしてると予約した飛行機に間に合わない気もするから、えええぃ!と乗り込みました。
 ふとみると、中年の男女が向かい合って、女性が男性の胸元に頭を預けるような形で固まっています。これが電車の中でなければ、ロマンス映画のワンシーンのよう。
 しかし、これは混雑の車内。
 次の駅で人の動きがあるまではこの形で居るしかないと、覚悟を決めているんでしょう。
 神田~東京~有楽町~新橋~浜松町……いつもならすぐなのに、まだ着かないのかとこの距離がおそろしく長く感じます。  
 このあと、モノレールも天王洲アイル駅までギュウギュウギュウッが続きました。
 しんどかった~。8時台の山手線・京浜東北線。もう、わたしは二度とこの時間に羽田空港を目指したりしない! と心に決めました。
 
 つれあい(30年前は平塚~霞ヶ関を通勤していた)に、人生初通勤ラッシュの体験を報告。
 「まぁ、昔に比べたら、会社の始業時間をずらしたりして、混雑緩和されてるで」
 毎日、数十年間、この時間にこの路線を利用されてる人たちのガマン強さはあっぱれだと思います。
 でも、わたしはもう、イヤ。


 

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