梅雨明け後、猛暑が続く。
でも、体のほうも暑さになれてきた感じだ。
暑さに抵抗ぜず、だらだらとすることで体力を温存する。
夕方日がかげってきたら、動き出せばいいんだし。
また、むしょうに声が出したくなって、本棚から小さな詩集を引っ張り出し、音読をしてみる。
今回は谷川俊太郎作品だ。
1998年2月6日香川県丸亀市で、谷川俊太郎+工藤直子という豪華な講演会があって、そこで谷川氏よりサインしてもらった詩集だ。
神様が大地と水と太陽をくれた
大地と水と太陽がりんごの木をくれた
りんごの木が真っ赤なりんごの実をくれた
そのりんごをあなたが私にくれた
やわらかいふたつのてのひらに包んで
まるで世界の初まりのような
朝の光といっしょに
何ひとつ言葉はなくとも
あなたは私に今日をくれた
失われることのない時をくれた
りんごを実らせた人々のほほえみと歌をくれた
もしかすると悲しみも
私たちの上にひろがる青空にひそむ
あのあてどのないものに逆らって
そうしてあなたは自分でも気づかずに
あなたの魂のいちばんおいしいところを
私にくれた
「魂のいちばんおいしいところ」ってどんなところだろう。
わたしも、だれかからもらっているだろうか? だれかにあげているだろうか?
でも、体のほうも暑さになれてきた感じだ。
暑さに抵抗ぜず、だらだらとすることで体力を温存する。
夕方日がかげってきたら、動き出せばいいんだし。
また、むしょうに声が出したくなって、本棚から小さな詩集を引っ張り出し、音読をしてみる。
今回は谷川俊太郎作品だ。
1998年2月6日香川県丸亀市で、谷川俊太郎+工藤直子という豪華な講演会があって、そこで谷川氏よりサインしてもらった詩集だ。
魂のいちばんおいしいところ―谷川俊太郎詩集谷川 俊太郎サンリオこのアイテムの詳細を見る |
神様が大地と水と太陽をくれた
大地と水と太陽がりんごの木をくれた
りんごの木が真っ赤なりんごの実をくれた
そのりんごをあなたが私にくれた
やわらかいふたつのてのひらに包んで
まるで世界の初まりのような
朝の光といっしょに
何ひとつ言葉はなくとも
あなたは私に今日をくれた
失われることのない時をくれた
りんごを実らせた人々のほほえみと歌をくれた
もしかすると悲しみも
私たちの上にひろがる青空にひそむ
あのあてどのないものに逆らって
そうしてあなたは自分でも気づかずに
あなたの魂のいちばんおいしいところを
私にくれた
「魂のいちばんおいしいところ」ってどんなところだろう。
わたしも、だれかからもらっているだろうか? だれかにあげているだろうか?
あげても減らないのかな。
な~んて、考えているうちはまだまだなんでしょうねぇ。