静岡市立高校バドミントン部

静岡市立高校のバドミントン部です。2019年4月より同好会から部になりました

ヨネックスオープンジャパン2007

2007年09月17日 07時13分47秒 | Weblog
 東京体育館は2階席までがほぼ満席、3階席も中央の観戦しやすい位置はぎっしり観客がいて、あらためてバドミントンの人気が上昇しているように思いました。何回かヨネックスオープン決勝は観戦しているのですが、少なくとも10年くらい前の数倍は観客がいたと思います。
 やはり生で見ると違います。
 ミックスダブルス、男子単、女子単、女子複、男子複の順番でしたが、どの試合も国際大会の決勝にふさわしい内容でした。ミックスでは中国のペアが優勝しましたが、準優勝したペアは時々女性側が後衛でスマッシュを打ったりしていました。
 男子単はインドネシアの英雄タウフィックヒダヤット選手とマレーシアのリーチョンウェイ選手の対戦でした。ファイナルまでもつれ込む接戦になりましたが、すばらしいフットワーク、コーナーをつく鋭く、かつ正確なシャトルワーク・・・・息をのむ展開でした。結果は前日に世界ランク1位のリンダン選手を破ったチョンウェイ選手の優勝。「すごい」しか言いようがありません。バック側をラウンドを使わず全てバックハンドで強く返すヒダヤット選手の技は健在です。
 女子単はノーシードから勝ち上がったデンマークのティーネラスムセン選手が中国のシエシンファン選手にストレート勝ち、欧州勢久しぶりの優勝。しかし2人とも180センチを超える長身。リーチが長い分どこへ打っても拾い合い、コートが狭く感じます。コーナーを丁寧につくシンファン選手と鋭いショットのラスムセン選手との見事なラリーの応酬でした。
 女子複は中国選手同志でしたが、ベテランのヤンウェイ、ツァンジエウェン組が圧勝、前半で相手を研究していたのか、後半は相手の全てのプレイをシャットアウト。インターバル時はなんと11-0でした。どちらも「これぞフォーメーション」と言うべきすばらしい動きをしていました。状況に応じてすぐポジションを変えコースを考えつつも速攻で決める。その連続にため息です。経験の多さがダブルスを制するのでしょうか。
 そして大トリの男子複です。インドネシア出身選手同士の対決はチャンドラウィジャヤ、トニーグワナン組がこの大会2連覇。この試合の感想は・・・コメントできないくらい隙がなくすごかった・・・でしょうか? 速い、鋭い、強い・・・相手に待つ余裕など全く与えず、どこからでも強く打ってくる。それでいてコースがしっかり考えられていて相手をしっかり見ている。できないはずのことを平気でやれる。NBAのスーパープレイを見ているような感動を覚えました。

 それにしてもプロリーグのあるインドネシア選手のファンへのサービス精神旺盛なこと。また、インドネシアの応援の熱いこと。ヒダヤット選手は表彰式前のわずかな時間にプラカード持ちの小学生や観客に笑顔でサインしていました。(私も欲しかった。やはりイケメンはこういう部分でも強い)。チャンドラ選手も決勝で使用したウィニングシャトル(中古約10個)を観客にノックしてプレゼント。(これも欲しかった)

 ついでに、すでに敗れてこの日の試合はないのですが、母国の選手をフロアで応援していたピーターゲード選手、リンダン選手(シンファン選手の恋人とか)や、さりげなく観客席にいた潮田選手を見られたのもラッキーでした。

 いずれにしても行って良かったです。お金はかかりましたが、一度でよいから大きな大会は見るべきです。あのようなプレイは簡単にできるものではありませんが、あこがれになったり、今やっている自分たちのプレイや練習に多くのヒントを与えたり、何と言っても多くの意味で多くの人に夢を与えてくれます。
 北京に向け日本人選手も頑張って欲しいですね。

 もうひとつ、あんな試合はできないけれど、尊敬される選手とはどういうものかよくわかる大会でした。最後はお互いの健闘をたたえ合い(ヒダヤットは敗れてもチョンウェイ選手の優勝を観客に向かって讃えていました)、選手も観客にも笑顔で挨拶する。先述の通り、見ている人に夢と希望を与えられる。誰もがこういう選手になって欲しいですね。そして最後は選手、役員、観客がまさに一体となっていました。
 
 
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2007-09-29 21:49:01
10月の予定を教えて下さい。
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