今回の記事は『華麗なる賭け』(1968年、監督:ノーマン・ジュイソン)です。
スティーヴ・マックィーン主演の犯罪アクション・サスペンス映画であり、ラブロマンスでもあるスタイリッシュな映画。
スティーヴ・マックィーンとフェイ・ダナウェイという華麗なる共演や、60年代作とは思えない斬新な映像が見どころ。
第2回午前十時の映画祭上映作品。
■内容紹介 ※午前十時の映画祭ウェブサイトより
ハンサムで裕福な実業家でありながら、実は裏の顔を持つクラウン(S.マックィーン)。
彼は、自分のビルの前の銀行に強盗に入る計画を考え、見事成功させる。
事件後、警察も手がかりを掴めずお手上げとなる中、刑事とともに捜査していた銀行の保険会社の調査員ヴィッキー(F.ダナウェイ)がクラウンに目をつける。
彼女は正体を暴こうとクラウンに近づくが、徐々に彼の大胆不敵な姿に心惹かれてしまう。
こうして2人の奇妙な関係がはじまった……。
男が燃え、女の哀調がむせび泣く――
社長の椅子をかけて彼が挑んだ世界最大の賭けは!
■感想
主演スティーヴ・マックィーンの魅力が満載の映画だった。
悪者めいた雰囲気と共に知的なダンディズムが大炸裂しています。これは痺れる。
この人の青い瞳の目力は相当なものです。アップになった時に強く感じます。
チェスのシーンなど、その目線の動きだけでドキッとしてしまう。
マックィーンが演じるクラウンのどんな局面でも動じず余裕がある立ち振る舞いはカッコいい。
「フフッ」というちょっと悪役めいた笑い方も素敵にカッコいい。
フェイ・ダナウェイが演じるヴィッキーのエロチックな魅力にもドキドキ。
この人も知的で大人な魅力が満載です。
初めはクラウンの正体を暴くため彼に近づくやり手の保険調査員という役柄なんですが、ストーリーが進むにつれてクラウンに惹かれ、迷いが生じていく様子が何だかんだで可愛い。
『華麗なる賭け』は、主演二人以外は印象に残らないぐらい二人の印象が強い。
(運転手役のアーウィンがドジりそうという印象がやや残るぐらい…)
それだけ主演ありきの映画になっているのですが、当時の俳優事情を知らない僕でも二人の共演は華麗なる共演だと思うほど豪華に感じる。
また多重に画面が分割されるなど、映画の見せ方の演出は当時としては斬新なものに違いなく、そういった意味でもまさにタイトル通り華麗なる映画だと思います。
不測の事態も想定の上の計画され尽くしたプランで進む序盤の銀行強盗シーンは緊迫感に溢れドキドキと魅せられます。
銀行強盗を実行するメンバーたちへ指示を出すクラウン=マックィーンの謎の男っぷりが最大限にカッコいい。
ただ中盤以降、クラウンとヴィッキーのラブロマンスへと物語の様相が変化してからはややダレる。
二人の大人な魅力は素敵なのですが、ストーリーに面白みが少ないかな。
結末ももうひとひねり欲しかったなぁというのが正直な感想です。
♪アカデミー賞歌曲賞受賞の「風のささやき」(The Windmills of Your Mind)
↓貼り残しIMG
⇒img1(クラウン=スティーヴ・マックィーン)
⇒img2(ヴィッキー=フェイ・ダナウェイ)
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)
■Link
+⇒公式HP(Japanese)※午前十時の映画祭特設ページです。
+華麗なる賭け - goo 映画
+⇒第2回午前十時の映画祭レビュー記事一覧
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スティーヴ・マックィーン主演の犯罪アクション・サスペンス映画であり、ラブロマンスでもあるスタイリッシュな映画。
スティーヴ・マックィーンとフェイ・ダナウェイという華麗なる共演や、60年代作とは思えない斬新な映像が見どころ。
第2回午前十時の映画祭上映作品。
■内容紹介 ※午前十時の映画祭ウェブサイトより
ハンサムで裕福な実業家でありながら、実は裏の顔を持つクラウン(S.マックィーン)。
彼は、自分のビルの前の銀行に強盗に入る計画を考え、見事成功させる。
事件後、警察も手がかりを掴めずお手上げとなる中、刑事とともに捜査していた銀行の保険会社の調査員ヴィッキー(F.ダナウェイ)がクラウンに目をつける。
彼女は正体を暴こうとクラウンに近づくが、徐々に彼の大胆不敵な姿に心惹かれてしまう。
こうして2人の奇妙な関係がはじまった……。
男が燃え、女の哀調がむせび泣く――
社長の椅子をかけて彼が挑んだ世界最大の賭けは!
■感想
主演スティーヴ・マックィーンの魅力が満載の映画だった。
悪者めいた雰囲気と共に知的なダンディズムが大炸裂しています。これは痺れる。
この人の青い瞳の目力は相当なものです。アップになった時に強く感じます。
チェスのシーンなど、その目線の動きだけでドキッとしてしまう。
マックィーンが演じるクラウンのどんな局面でも動じず余裕がある立ち振る舞いはカッコいい。
「フフッ」というちょっと悪役めいた笑い方も素敵にカッコいい。
フェイ・ダナウェイが演じるヴィッキーのエロチックな魅力にもドキドキ。
この人も知的で大人な魅力が満載です。
初めはクラウンの正体を暴くため彼に近づくやり手の保険調査員という役柄なんですが、ストーリーが進むにつれてクラウンに惹かれ、迷いが生じていく様子が何だかんだで可愛い。
『華麗なる賭け』は、主演二人以外は印象に残らないぐらい二人の印象が強い。
(運転手役のアーウィンがドジりそうという印象がやや残るぐらい…)
それだけ主演ありきの映画になっているのですが、当時の俳優事情を知らない僕でも二人の共演は華麗なる共演だと思うほど豪華に感じる。
また多重に画面が分割されるなど、映画の見せ方の演出は当時としては斬新なものに違いなく、そういった意味でもまさにタイトル通り華麗なる映画だと思います。
不測の事態も想定の上の計画され尽くしたプランで進む序盤の銀行強盗シーンは緊迫感に溢れドキドキと魅せられます。
銀行強盗を実行するメンバーたちへ指示を出すクラウン=マックィーンの謎の男っぷりが最大限にカッコいい。
ただ中盤以降、クラウンとヴィッキーのラブロマンスへと物語の様相が変化してからはややダレる。
二人の大人な魅力は素敵なのですが、ストーリーに面白みが少ないかな。
結末ももうひとひねり欲しかったなぁというのが正直な感想です。
♪アカデミー賞歌曲賞受賞の「風のささやき」(The Windmills of Your Mind)
↓貼り残しIMG
⇒img1(クラウン=スティーヴ・マックィーン)
⇒img2(ヴィッキー=フェイ・ダナウェイ)
映画データ | |
---|---|
題名 | 華麗なる賭け |
製作年/製作国 | 1968年/アメリカ |
ジャンル | ロマンス/サスペンス/犯罪 |
監督 | ノーマン・ジュイソン |
出演者 | スティーヴ・マックィーン フェイ・ダナウェイ ポール・バーク ジャック・ウェストン ビフ・マクガイア アディソン・パウエル アストリッド・ヒーリン ゴードン・ピンセント ヤフェット・コットー サム・メルヴィル、他 |
メモ・特記 | 第2回午前十時の映画祭上映作品 アカデミー賞:歌曲受賞 ゴールデン・グローブ:歌曲賞受賞 |
おすすめ度 | ★★★☆ |
■Link
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