![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/df/a0b25667e994ac496ba1ff3f7be938de.jpg)
今回の記事は『M★A★S★H マッシュ』(1970年、監督:ロバート・アルトマン)です。
奇才R・アルトマン監督の代表作で、戦争を痛烈に批判したブラック・コメディの傑作。
カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞するなど評価の高い映画です。
ただ確実に好みが分かれるであろう映画だと思う。
第2回午前十時の映画祭上映作品。
■内容紹介 ※午前十時の映画祭ウェブサイトより
朝鮮戦争真っ只中の米軍病院に配属された軍医のホークアイ(D・サザーランド)、トラッパー(E・グールド)、デュークは、医師としての腕はすぐれているものの、揃いも揃って破天荒な性格の持ち主だった。
女好きのデュークはさっそく現地で美人婦長のディッシュに猛アタックをかけるも、既婚のディッシュはつれない態度。
そんなある日、歯科医でもある大尉のワルドウスキーが、3人に自分はゲイだと告白し、自殺したいと告げるのだが……。
スゴイ やったぞ! アメリカ映画が 生んだ新しき傑作!
すべてがデタラメ!すべてがメチャクチャ!ブラックユーモアで描いた戦争コメディの最高傑作!
![M★A★S★H マッシュ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/98/1182f40d7de4cdcdde03085b9c521108.jpg?random=d9df61cb26415ab444eb259bed35991d)
![M★A★S★H マッシュ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/cc/175578159264041c62be790493047b3a.jpg?random=2543772878a95a3b3b92eb1bccd14721)
■感想
午前十時の映画祭は(観た日が土日だったということもあるとは思いますが)ほぼすべての作品について満席に近い状態だった。
しかしこの『M★A★S★H』に関して言うと席は比較的空いていた。
客層も今までは全体的に年齢層が高めで男女比は同数ぐらいだったのですが、この作品は圧倒的に男性客が多かった。
理由は観たら分かった。
確実に好みが分かれるであろう内容であり、ブラックな悪ふざけ的なノリが嫌いな人は絶対に好きになれない類の映画だったから。
僕もこの映画はあまり好きにはなれない。
なので以下に書く感想は否定的な意見が多めですのでご了承ください。
人によって抱く感想というものは違うのだろうけれど、僕はこの映画が良かったとはとても思えない。
はっきり言って何故この映画が午前十時の映画祭のラインナップに上がっているのかさえ疑問に感じる。
世間一般では、戦争コメディーの最高傑作として高い評価の映画なのですが、この映画のどこが良かったのかさっぱりわからない。
解説等を読むとブラック・コメディで戦争を痛烈に批判した大傑作とあるのですが、一体この映画のどこに反戦を意図したメッセージが込められていたというのか謎に思う。
ただただ登場人物が悪ふざけをしまくり、その悪ふざけにお堅いことを言ってくる女性上官に対し執拗な嫌がらせをし続け、めちゃくちゃ卑怯な手でアメフトの試合に勝ち賭博金を巻き上げた映画としか印象に残っていない。
もしかして、戦地において好き放題勝手気ままに悪ふざけをする軍医達を描くことで戦争の愚かさを謳っていたのだろうか。
名曲と名高い主題歌“もしもあの世に行けたなら”は、メロディーの美しいバラードで確かに名曲だとは思う。
ただシュールで毒のある歌詞は好き嫌いが分かれそう。僕は嫌い。
「自殺は苦ではない。ただ気分が変わるだけ。それにやるかやらないかは自分次第」
良いかなぁ、この歌詞…。
映画を観てちょっと印象に残ったのが日本を絡めた演出が要所に入れられていたということ。
日本のラジオが流れたり、ホークアイ大尉達が日本にやって来たりとかします。
ただ日本の描き方は海外映画ではよくあることなのですが明らかに変。
日本を訪れた際のシーンは日本人の目からするとものすごく奇妙に映ります。
ちなみにホークアイ・ピアス大尉を演じているドナルド・サザーランドは、あの24で一躍有名になったキーファー・サザーランドのお父さんらしいです。へー。
↓映画の主題歌 Suicide is Painless
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)
■Link
+⇒公式HP(Japanese)※午前十時の映画祭特設ページです。
+⇒M・A・S・H(マッシュ) - goo 映画
+⇒第2回午前十時の映画祭レビュー記事一覧
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奇才R・アルトマン監督の代表作で、戦争を痛烈に批判したブラック・コメディの傑作。
カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞するなど評価の高い映画です。
ただ確実に好みが分かれるであろう映画だと思う。
第2回午前十時の映画祭上映作品。
■内容紹介 ※午前十時の映画祭ウェブサイトより
朝鮮戦争真っ只中の米軍病院に配属された軍医のホークアイ(D・サザーランド)、トラッパー(E・グールド)、デュークは、医師としての腕はすぐれているものの、揃いも揃って破天荒な性格の持ち主だった。
女好きのデュークはさっそく現地で美人婦長のディッシュに猛アタックをかけるも、既婚のディッシュはつれない態度。
そんなある日、歯科医でもある大尉のワルドウスキーが、3人に自分はゲイだと告白し、自殺したいと告げるのだが……。
スゴイ やったぞ! アメリカ映画が 生んだ新しき傑作!
すべてがデタラメ!すべてがメチャクチャ!ブラックユーモアで描いた戦争コメディの最高傑作!
![M★A★S★H マッシュ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/98/1182f40d7de4cdcdde03085b9c521108.jpg?random=d9df61cb26415ab444eb259bed35991d)
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■感想
午前十時の映画祭は(観た日が土日だったということもあるとは思いますが)ほぼすべての作品について満席に近い状態だった。
しかしこの『M★A★S★H』に関して言うと席は比較的空いていた。
客層も今までは全体的に年齢層が高めで男女比は同数ぐらいだったのですが、この作品は圧倒的に男性客が多かった。
理由は観たら分かった。
確実に好みが分かれるであろう内容であり、ブラックな悪ふざけ的なノリが嫌いな人は絶対に好きになれない類の映画だったから。
僕もこの映画はあまり好きにはなれない。
なので以下に書く感想は否定的な意見が多めですのでご了承ください。
人によって抱く感想というものは違うのだろうけれど、僕はこの映画が良かったとはとても思えない。
はっきり言って何故この映画が午前十時の映画祭のラインナップに上がっているのかさえ疑問に感じる。
世間一般では、戦争コメディーの最高傑作として高い評価の映画なのですが、この映画のどこが良かったのかさっぱりわからない。
解説等を読むとブラック・コメディで戦争を痛烈に批判した大傑作とあるのですが、一体この映画のどこに反戦を意図したメッセージが込められていたというのか謎に思う。
ただただ登場人物が悪ふざけをしまくり、その悪ふざけにお堅いことを言ってくる女性上官に対し執拗な嫌がらせをし続け、めちゃくちゃ卑怯な手でアメフトの試合に勝ち賭博金を巻き上げた映画としか印象に残っていない。
もしかして、戦地において好き放題勝手気ままに悪ふざけをする軍医達を描くことで戦争の愚かさを謳っていたのだろうか。
名曲と名高い主題歌“もしもあの世に行けたなら”は、メロディーの美しいバラードで確かに名曲だとは思う。
ただシュールで毒のある歌詞は好き嫌いが分かれそう。僕は嫌い。
「自殺は苦ではない。ただ気分が変わるだけ。それにやるかやらないかは自分次第」
良いかなぁ、この歌詞…。
映画を観てちょっと印象に残ったのが日本を絡めた演出が要所に入れられていたということ。
日本のラジオが流れたり、ホークアイ大尉達が日本にやって来たりとかします。
ただ日本の描き方は海外映画ではよくあることなのですが明らかに変。
日本を訪れた際のシーンは日本人の目からするとものすごく奇妙に映ります。
ちなみにホークアイ・ピアス大尉を演じているドナルド・サザーランドは、あの24で一躍有名になったキーファー・サザーランドのお父さんらしいです。へー。
↓映画の主題歌 Suicide is Painless
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題名 | M★A★S★H マッシュ |
製作年/製作国 | 1970年/アメリカ |
ジャンル | コメディ/戦争 |
監督 | ロバート・アルトマン |
出演者 | エリオット・グールド ドナルド・サザーランド トム・スケリット ロバート・デュヴァル サリー・ケラーマン ジョー・アン・フラッグ ゲイリー・バーコフ ロジャー・ボーウェン ルネ・オーベルジョノワ ジョン・シャック カール・ゴットリーブ バッド・コート、他 |
メモ・特記 | 第2回午前十時の映画祭上映作品![]() ![]() ![]() ![]() |
おすすめ度 | ★★☆ |
■Link
+⇒公式HP(Japanese)※午前十時の映画祭特設ページです。
+⇒M・A・S・H(マッシュ) - goo 映画
+⇒第2回午前十時の映画祭レビュー記事一覧
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