mriderさんから戴いた遷移図です。
これは私が「どちらにしてもありえない軌跡」で想定したものと基本的に同一と言えると思う。
そういう訳で私としては「ありえない」の見解が変わることはない。
mriderさんはコメント欄で
「残念ですが、後輪も含めた正確な軌跡図を作成しています。
バスがコンニャクになる必要ももなく、この軌跡は実際に描けます。
(正確なスケールのバスを1度単位で細かく動かしながら作図するとわかりますが、あり得ないどころか、バス先端への衝突による横滑りだと最後の写真に近い軌跡しか描くことができないです)」
と、仰っていたので何かしら納得できるものが含まれているのかと想像していたが、残念ながら何一つ見つけられなかった。
改めてお聞きしたい。
mriderさん、この遷移図が物理的に可能だと考えていらっしゃるのですか?
ほぼ同時に他の方から資料貰いましたのでわかりました。
さて、長々とお付き合いいただきましたので、もう一度私の見解を改めて書いてみようかと思っています。出来ましたらご案内しますのでまたよろしくお願いします。
2次元のみでの評価ですが、ブログの方に計算式とグラフが例示されてます。あれを裁判で使うなら細かい数字の妥当性や3次元での動き、生徒たちの証言との関連について議論の余地がありますが、物理計算を根拠にスリップ痕に近い絵が描けている辺りは、考え方としては近いところにあることを意味しているんじゃないですか。
どうもよくわからないのですが、お二人の言う「彼」とは、mriderさんのことですか?それともブログを始めたバスのりさんのことですか?
よろしくお願いします。
もっとも、計算内容についてはあの考え方の書き込みだけでも大方想像できるものであり、何ら専門的でも何でもないのですが、計算式や数値があれば何か良いことがあるのでしょうか?
交通事故鑑定とは、本来はああいう解析を伴うはずで、あれを見た後では、被告人についている交通事故鑑定人のやっていることの異様な低次元さに気づく。やはり、被告人側にも何か裏があるでのしょうか。裁判ですし。
ちなみに、彼のブログは、彼の書き込みにある名前をクリックすればたどり着けるでしょう。carviewのシステムですから。
希望者と限定する理由はなんのなでしょうかね?
取り敢えずはeyes_on_meさんからの働き掛けを待ってみましょう。
>物理計算を根拠に
教えられた所覗いてみました。
eyes_on_meさんのようにきちんと計算式を提示していただければ万人に理解が得られると思うのですが。お知り合いの方であればeyes_on_meさんからも助言されたほうがいいかもしれませんね。
時間を簡単に計算してみますと、仮にバスの横変形を1m、白バイで50cm、トータル1.5mの間で100→0km/hとなったとしても、計算で0.11秒と出てきますから、0.1秒という数字自体は、そんなもんでは?
実際の変形はそれより小さそうですから、それより短い可能性のほうが高そうですね。
この辺は、この事故を物理で考えればすぐに思いつくところですから、時間の妥当性くらいはご自分で検討していただきたかった。
さすがに8.5tや0.1秒を潰さずに全く横に動かないと反論するのは無理があるし、逆に、これくらいすごい衝撃だったんだと主張して白バイの速度を証明しないことの方が損では?そのための物証と証言、物理的根拠は揃うんだし。
>「偏っている」が何を指すかといえば
に関しては意味を掌握できました。意味は掌握できたのですが、
eyes_on_meさんもまた、「4輪が同方向のカーブ軌跡を描かない」は当然ありえるとお考えなのですか?
それとも、物理的にはありそうも無いが、それらしい「画」は描けたという方なのでしょうか?
バスが動いた可能性と写真に写っているスリップ痕(ブレーキ痕でもそれ以外でもいいです)を同列には論じられません。
因みに私はバスのボディは動いたがスリップ痕が付くまでには到らなかったと思っています。
100km/hが含まれないとすると、0.1秒より小さいのでしょうか、大きいのでしょうか、教えていただければ幸いです。
以上。お答えは急ぎません。
最初から「あり得ない」と明確な根拠も示さず切って捨てるのは論理的ではない。反論も完膚なきまでに叩き潰して初めて「あり得ない」と言うべきでしょう。
それに対して、私は「前輪のみが滑る可能性」を数値で示し、反論すべき材料を見えやすくしたのですが、ご理解いただけたのでしょうか。
もし、あのスリップ痕をブレーキ痕としてこだわっているのであれば、反論は期待していません。
ただ、この点で検察の主張が間違っているという意味については同意ですので、誤解のないよう。
その他、「たいてい」の中に含まれるのは100km/hが含まれるかとのご質問ですが、これはバス運転手さんが主張されている内容だったと思いますので、「たいてい」の中に含めたつもりはありません。
「たいていの衝撃はΔt=0.1秒程度で計算するので」
この部分がなんとも解らなかった所でした。感謝です。
この「たいてい」の中には時速100kmも含まれているという理解で宜しいのですね?
「考え方が偏っている(というか、煮詰まっている)ように」
これは具体的に仰って頂けますか?
また、煮詰まってない考え方とは具体的にどのようなものか教えていただけますか?
以上、質問ばかりで恐縮です。お時間のあるときにでもよろしくお願いします。
了解しました。
物理現象の理解と論理的な真偽を判断する根本の部分で考え方に相違がある様です。この部分を追求する意味はありませんので、これで終わりにしておきます。
コメントありがとうございました。
力をF、質量をm、速度をv、力を加える時間をΔtとすると、
FΔt = mv
なる式が成立するのは、高校物理で習う。多分。
60kgの体重をかけても刺さらない釘を、金槌があれば刺せることの原理を表す式とでも説明しますか。
たいていの衝撃はΔt=0.1秒程度で計算するので、m=300kg、v=100km/h、を代入してFを求めます。
すると、
F = 300x(100/3.6)/0.1/9.8 = 8.5t
と出てきます。(単位t=1000kg)
式中の9.8は重力加速度(m/s^2)、3.6は時速(km/h)を秒速(m/s)に換算する係数。
その結果でバスがどう動くかについては、この数値からだけでは分からないものの、この衝撃を受けてバスの前部が横に全く動かない(滑らない)と考えるのは、私には物理的に難しい。
こんな見方もあるということで、イメージを広げる良いスパイスになったでしょうか。
考え方が偏っている(というか、煮詰まっている)ように私には見えましたもので、コメントさせていただきました。
衝撃力が8.5tというのはどのようにして計算されたのでしょうか?宜しければ教えていただけますか?
また、それはどのような挙動をバスに齎すのでしょうか?
>実際に遷移図が描けても、実車ではバスのボディがコンニャクにならないと軌跡をトレースできないとお考えですか?
まったくその通りです。
それでまた、堂々巡りになるようで恐縮ですが、その説明は件の記事中で充分になされていると私は思っていて、mriderさんはそうは思っていらっしゃらないという違いが存在している、という共通認識には立てそうですね。
またなにか上手い説明でも考え付きましたら記事にして見たいと思います。
「どちらにしてもありえない軌跡」の最後で、
「一目ありえないことが理解していただけると思う。バスのボディはコンニャクではないのだ。(後輪の青軌跡はボディ一体。そしてそこから同一距離にある前輪軌跡だけがまったく違う軌跡を描く事はできないのだ。」
と書かれていました。
こちらでは歪みの無いバスで軌跡を描けているので、バスのボディがコンニャクでなければ描けないというのは間違いだと証明するために遷移図を送りました。
それに対し、
「「どちらにしてもありえない軌跡」で想定したものと基本的に同一と言えると思う。」
とのコメントです。
実際に遷移図が描けても、実車ではバスのボディがコンニャクにならないと軌跡をトレースできないとお考えですか?
物理的にありえないかどうかは、それから考えたらいかが?
概算で8.5tくらいになりそうなんだけど、これがバスの角っちょに当たったらどうなるんだろう。
遷移図はバスを正確にスケールダウンしたものをずらして描いています。実際にバス自体を歪ませることなく軌跡は描けていますが…?
模型でも同等の軌跡を追うことは実際にできていますので、実車でも物理的に可能と考えています(前輪横滑りが可能であれば、という前提です)。
ありえない理由を教えて頂ければと思います。
(まったく想像つきませんので)