「婆★冥土カフェ」

落研で今物議を醸しているＡＶがある。
「婆★冥土カフェ」

メイド=冥土(ババア)という浅はかな企画だ。


表パッケージには、メイドさんのコスプレをした３体のババア。
完全に「ばあや」の年齢である。
既に性欲は失せた。
裏パッケージには、その３体の超熟メイドが醜悪な裸体を露にしている。
元々ババアの中でもブサイクな顔なのに、
化粧もとれて、シワも出て、身体の方も最悪だ。
既に食欲は失せた。

意を決して、再生してみる。

秋葉原でメイドカフェの呼び込みをする超熟メイド達。
さすがは50代60代。
何言ってるか分かんねぇ。
ただ、面白い。
路上のババアのメイド姿は意外にも面白い。
とてもＡＶとは思えない。
お笑いDVDじゃないのか？
芸人のオカンが罰ゲームを受けてるみたいだ。
演技をする気すら感じられない。


そこにこの物語の被害者となる青年(ダサい)が必然にも通り掛かる。
青年を囲み店に連れ込もうとする超絶メイド達。
セリフを忘れているのか、アドリブを利かせたいのか、
同じ言葉を何度も繰り返す。
終いには、メイド口調ではなく、
普通に青年に話しかける商店街のオバサンの口調になっていた。
そもそも「メイド喫茶」を理解していないんじゃないだろうか？

そして、この呼び込みのシーンがやたら長い。
いつまで同じ事言ってんだ。


店に連れ込まれた青年。
(店ってゆーか普通の家のセットにしか見えない。)
ケーキが運ばれてきた。

あははははは！

ケーキに玩具がブチ込んであるよ！
このセンスは落研に通ずる。
誕生日会の時とかやりそう。



通常のメイド喫茶のようにア～ンをしてあげるのかと思いきや、
そこはＡＶらしく青年の乳首に塗り出した。
気持ち悪い！気持ち悪い！
ほとんど演技をする気の無い醜悪メイド達に対し、
少し戸惑う演技を入れる青年が逆に鼻につく。


この辺りで、限界に達した我々は早送り再生に切り換える。
映し出される肉塊メイド。
最悪だ。
常軌を逸している。
想像を絶している。
世界を制している。


もう嫌。


全てが終わり、その後に見た普通の女優の身体の美しい事、美しい事(涙)。
ファッション雑誌の半裸のように美しく、夜空のように輝いていた。
それはまるでセンチメンタルな夜空のように。