パーキンソン病患者のお祭り

「これまでのこと」、「今のこと」や「これからのこと」

ネオドパストン

2008-04-23 19:51:55 | パーキンソン病について
ネオドパストン:
一番初めに飲んだ薬です。
2週間分の薬をもらったと思います。
一日に半錠でした。
この薬を飲むまで、動かなかった体がうそのように改善しました。
歩くこと、走ること、階段を上ること、坂道を上り下りすること、椅子から立ち上がること、寝返りをうつことができるようになりました。
どれも出来て当たり前のことですが、1年間できませんでしたから、うれしかったですね。
自分にとって魔法の薬でした。
診察時に先生が
「この薬が効くようであれば、パーキンソン病ですね。難病と言われています。薬と一生付き合うことになります。それから私とあなたも長い付き合いになると思います。」と話されました。
なあーんだ。
パーキンソン病なんだ。
病名があったんだ。
変に思われるかもしれませんが、落ち着いて聞いていました。
今、振り返れば、先生が最後に言われた「私とあなたも長い付き合いになる」という言葉がうれしかったんですね。
何か分からないものと向かい合うとき、いっしょに向かい合ってくれる人がいることがうれしかったんです。
問題を投げかける自分に、冷静に、そして知的に応対してくださる先生がいてくれたから安心できたんだと思います。

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