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もりあおがえるのつぶやき

山里の四季の移ろい、日々の暮らしをつれづれに

この冬は

2025-02-28 16:21:59 | 季節

 もう2月が終わる、大雪も終わる。今年の冬は何年かぶりの大雪になった。でも素晴らしい雪景色を堪能できた。夜に5.60cmの雪が降る、それが朝2月の太陽に照らされて素晴らしい風景を見せてくれる。いまさらながら雪国に暮らす面白さを味わった。雪は美しい。

一度寒波が来ると1週間ほど雪が降り続く、そして1m積雪が増える。それが今年は5回あった、そして災害救助法もでた。一晩1mなんて豪雪はなく、多くて5.60cmの雪が降り昼間よく太陽が出た。さらに寒波が行くと1週間ほど間が空いておかげで除雪が間に合いありがたかった。

 


水道が

2025-02-26 16:34:50 | 季節

  水道が出なくなってお風呂のボイラーが動かない、この寒空にお風呂に入れない、と電話が来る。ああしまった―また水源が枯渇したな。しょうがない朝一番に行くから今夜だけは風呂をあきらめてくれといって謝る。朝水道タンクに行ってみると全部すっぽりと埋まってる。3m位の台地の上に入り口の小屋がたってるのだが、今までこの小屋が埋まってしまうというのは見たことがない。改めて今年の大雪を実感した。応援を頼んで入り口を掘り出し中に入ってバルブを開ける。この2月というのは一年で最も水枯れの時だ。この村の水道施設はもう60年も昔に作った物だ。当時5・60人の人口があったが、ほとんど洗い物は川でやってたから風呂と台所の水だけで足りてたから小さなタンクで足りていた。この山村も文明化し水洗トイレが完備し水の使用量が増える、このタンクでは間に合わない、何か資金を見つけてタンクの増設をしなければならないということだったのがそのころから急激に人口が減り始める、長老たちは逝き子供たちは町に出て帰ってこない。我々世代だけの十数人の村になってしまった。おかげで水道は十分間に合っている、でも渇水期には時々枯渇する、緊急通報、水道節水の回覧板が回る。


2階が埋まる

2025-02-22 16:58:56 | 季節

 7回目の雪下ろし、もうすぐ2階の屋根まで届くなあ。

この頃TV,新聞で大雪の話が頻繁に出るが、雪国では例年当たり前のことだが、その苦しみを少しでも皆さんにわかってもらえればありがたい。国会の先生方にもわかってもらえればありがたい。でも実際何をすればいいんだろう、こおいう豪雪の年になると出てくるのが、集住、という考え、鉄筋コンクリート耐雪の団地を作ってそこへみんな入ればいいという。人権を無視した国家主義と批判されるロシアではこれが多いらしい。僕もまっぴらごめんだ。で、いまは落下式屋根にして投雪機でかたずける、あるいは井戸を掘って水で雪を消す。お金があれば雪なんて怖くないという。でも自然というのは気まぐれで何年にいっぺんなのだ。数百万の投資はなかなかできない。で、結局最後は人力だ、不測のことには人力が一番安い、幸い僕は元気で90迄は屋根に上がるぞなんて言ってる。でも今忙しい社会だ、毎日2時間の雪かたずけの時間を工面するなんて仕事してるひとにはたいへんだ。、それが3日の年もあれば30日の年もある。で、春になればみんな忘れてしまうんだ。