終日、薄雲の広がった空だった。
仕事を終えて帰りにコンビニへ寄った。
新聞とコーンスープの素を持ってレジにいくと、いつものお嬢さんがおられた。お嬢さんは昨年から他店と掛け持ちするようになり、なまけものも週1回寄るくらいである。
この春に学校を卒業されること、就職が決まったことを年が明けてから教えてくださった。
卒業おめでとうございます、と早めのあいさつをしたら、あと1週間、店に出られるそうである。
そう冷え込んでいない台所で湯をわかし、コーンスープ1・2袋分を入れたカップに注いだ。
足した分がすこし濃いかった。