goo blog サービス終了のお知らせ 

書くことを書いてしまつたやうな気がしただけでいい

くだらない冗談が思い浮かびません

打ち切りドラマを偲んで(3)『コールセンターの恋人』

2009年09月23日 | 映画とかテレビとか
『コールセンターの恋人』 視聴率 最高:9.3%/最低:4.0%/平均:6.14%

●キャスト(目についた人)

ミムラ:
デビュー作が月9の主役だったという元シンデレラガール。
顔もスタイルもよくて人柄のよさもにじみ出ているように思えますが、イマイチ作品に恵まれていないような・・・
本作ではクレーム対応の達人、青山響子役。
わたくしと同じムーミンファン。

小泉孝太郎:
父親が元総理大臣で弟も国会議員になりましたね。
出世に意欲を燃やしていたのに、ヘマをやってコールセンターに左遷された都倉渉役。主役です。

松重豊:
コワモテ界の新星として近頃いろんな作品で頻繁にお見かけします。
加瀬亮と仲間由紀恵のドラマ『ありふれた奇跡』の、加瀬亮が働く左官屋の先輩職人役とか。
今回は仕事がいいかげんな、コールセンター長役。

●脚本

中園ミホ:
松嶋奈々子の『やまとなでしこ』、篠原涼子の『anego』『ハケンの品格』などなどで大ヒットを飛ばしてきたお方でございます。
働く女性のドラマを書かせたら天下一品、の、ハズが。。。

●おはなし

テレビショッピングの注文の受付を主にやっているコールセンターにて、いろんなクレーマーが持ちかけて来る問題を解決していくというお話。
「恋人」の部分はほとんど無関係で、恋愛要素は皆無に等しく、看板に偽りありだったのかも知れません。

●反省の弁

かわいそうなミムラ。。
ミムラの美しい笑顔を見たい一心で毎回観ていましたが、まあ、これは、お粗末なドラマでした。
そしてミムラも無表情で感情をオモテに出さない女という設定で、メッタにあの美しい笑顔を見せず。

江古田ちゃんも働いているコールセンター。
わたくしもフリーター時代のほとんどをコールオペレーターとして過ごして来ました。
多くの人が経験している職業だけに、今回も中園ミホの過去の作品同様、働く女性たちから共感を得られる作品になる予定だったのでしょう。

しかし、本作で描かれていたのは、
立地条件こそ僻地であったものの、美々しいコールセンター専用の建物で、クレーム担当と言いながら電話もさほどかかってこない中、本社の厳しい目の届かないところでちんたら働いている人々。
ひと昔まえならいざ知らず、不景気の今、こんなにムダな人員を雇っている会社はないだろう・・・特にコールセンターなんて人員削減の矛先が最初に向くところなのに・・・

そんなわけで、『ハケンの品格』の取材の中で現代の若者たちの労働環境に詳しくなったらしい中園ミホですが、実はよくわかっていないようで、現実に寿命を縮めてクレーム対応しているコールオペレータの人からは怒りを買ったのではないかと思われます。

誰かミムラにまともな作品を・・・
『銭ゲバ』のお嬢様役はすごくよかった。
ぜひ主役で、まともな作品を・・・
それとも、仮に駄作であってもハッとするような演技をしていくという努力が足りないのだろうか・・・

打ち切りドラマを偲んで(2)『ダンディ・ダディ?』

2009年09月20日 | 映画とかテレビとか
『ダンディ・ダディ?』視聴率~最高:9.3%/最低:4.0%/平均:6.59%

●キャスト(目についた人)

舘ひろし:
二枚目刑事、以外の役を模索中なのか。今回は二枚目小説家である一方、娘に対しては三枚目のオヤジという役。以前、長澤まさみの父親役として同じようなキャラを演じていたっけ。

南沢奈央:
映画『赤い糸』に主演。これからどんどん出てくると思われる女優。19歳。舘ひろしの高校生の娘役。

鹿賀丈史:
『料理の鉄人』で鉄人を呼び出してた人。舞台『レ・ミゼラブル』で長いこと主役をやって表彰されたそうな。特に好きな俳優の一人。ミュージカルやってるだけに声がいい。ホリプロ所属。今回は舘ひろしの小説をけなす評論家の役。

八嶋智人:
トリビアの泉の二人の司会の眼鏡の方。舘ひろしに原稿を依頼している編集者の役。テンポよく笑いを繰り出すいい脇役でした。

佐藤二朗:
なんかの劇団の座長らしい。いろんな映画、ドラマに脇役、ちょい役で出てきます。『スウィングガールズ』の最初の方に一瞬出てくるバスの運転手とか。竹之内豊主演『人間の証明』での気性の粗い先輩刑事とか。今回は、あやしげな精神科医役。

●脚本

永田優子:
2000年になんとかシナリオ大賞でデビューしたとか。こないだまで深夜にやっていた嵐の大野君主演『歌のおにいさん』を書いた人です。いい脚本家だと思います。

●おはなし

舘ひろしは「恋の闘牛士(マタドール)」と異名をとる、二枚目でモテモテの恋愛小説家。世間的には恋愛至上主義を唱えながら、自分の一人娘である南沢奈央の恋愛に関しては極端に厳格で排他主義。
恋の達人でありながら娘の異性関係にヤキモキして悩んだ挙句暴走する舘ひろしと、舘ひろしの妨害を乗り越えつつ恋愛を発展させていく南沢奈央の親子を描いたホームコメディです。

●反省の弁

大好きでした、このドラマ。。。
8話で打ち切りとはあまりな仕打ち。

娘・南沢奈央のことを心配するあまり妄想にとりつかれ、とんでもない行動に出ては騒動を起こし、怒った南沢奈央に正座させられて説教くらう舘ひろし。

毎回お約束のパターンで物語が進んでいく安心感。
ストーリーはシンプルでも、物語の構成がしっかりしていてテンポがいいため、とても心地よく楽しく観ることができました。

毎回『あぶない刑事』のモノマネをする八嶋も、適当なことばかり言っている精神科医の佐藤二朗も非常に個性的なキャラでよかった。

視聴率が伸びなかったのは、舘ひろし・・・が、戦犯なのかなあ。
いまだにカッコイイおじさまですが、明るいホームコメディの3枚目のパパ役としては、どうだったんだろうか。
あの顔立ち、たくましい体格、渋い声で、コメディは向かなかったのかも知れない。
やっぱりサングラスとロングコートで煙草をふかしてるのが一番な気がする。

あと、
少々おおげさに描いてあるとはいえ、父親があまりにも娘の恋愛に土足で干渉しすぎで、しかもそれが最終的には「娘を思う親心」として許されてしまう展開になるのが、女性たちの反感を買ったのかも知れない。
いくらなんでも、娘の学校の校門で娘の彼氏を待ち伏せしたり、演劇発表会の脚本を書き換えたり、部活の合宿にまでついてくるというのはウザイにもほどがある。

南沢奈央は涼しげな目元が印象的。
父親に対して大声で女子高生の権利を主張する元気な姿がいい。

この永田優子という脚本家には今後注目したいです。


打ち切りドラマを偲んで(1)『恋して悪魔』

2009年09月19日 | 映画とかテレビとか
『恋して悪魔』視聴率~最高:8.5%/最低:5.3%/平均6.69%

●キャスト(目についた人)

・中山優馬 関西ジャニーズJr./15歳/主人公/吸血鬼

・加藤ローサ スープはるさめの人/最近ドラマ、映画によく出てる/鹿児島弁は抜けてきた/24歳/優馬君の彼女役

・近藤真彦 主演映画を子どものころ観たことがあります/優馬君の先輩吸血鬼

・桜庭ななみ NHKドラマ『ふたつのスピカ』では主演/ファン急増中らしい/露骨な美人ではないけどふつうの素直な女子高生っぽいところがよい/16歳/優馬君のことが好き

・岡本玲 めざましテレビのラストの占いに出てる子/他アイスのCMとか/16歳/優馬君のたくさんのクラスメートのうちの1人/チャラい子の役で髪の毛はキンキンに茶色だし本作では可愛さ激減

●脚本

・小川智子 調べたけど特に有名な作品はありませんでした。。

●ないよう

元は人間だったけどヴァンパイアとして復活した男子高校生(中山優馬)と、その高校の女性教師(ローサ)との恋愛もの。

●反省の弁

わりと名作が多いフジテレビ火曜22時枠で歴代最低視聴率だったようです。
しかし一説によると十代の少年少女が読む雑誌では必ず見てるドラマランキングの上位であったそうで、中山優馬君効果はそれなりにあったものと思われます。

しかし少年少女をターゲットにするなら火曜22時枠は・・・

実に可愛らしいスープはるさめの人も24歳になってだいぶ大人っぽくなった。
それが、プリプリの15歳である優馬君と並ぶと、どうしても、「年増」と見えてしまう。

一方、15歳の優馬君も、24歳の加藤ローサの恋のお相手として見た場合、やはり「がきんちょ」に見えてしまう。

桜庭ななみ、岡本玲の売り出し中少女2名も中途半端な役どころで魅力を発揮できず。

推測では、優馬君で少女たちをひきつけるとともに、大人のお姉さんたちには加藤ローサに感情移入してもらって、プリプリの若い子に言い寄られる快感を得て欲しかったのかも、と思います。

物語そのものは、アメリカ映画で大ヒットしたらしい、ヴァンパイアの少年が人間の少女に熱烈に惚れこんでしまうという『トワイライト』の模倣のようです。
愛するローサの血を吸いたいけど、血を吸えばローサも吸血鬼になってしまう、でもどうしても吸いたい・・・という寸止めプレイが毎回繰り返されます。

せっかくなら、ヒロイン役も少女にしてそっくりそのままパクって21時か20時くらいから放送すれば・・・と考えると、ヒロインに加藤ローサが選定されるまでにいろんな経緯があったのではないかと邪推が膨らみます。

若くて可愛くて、でも優馬君をフォローできる経験と実力も必要・・・とかいろいろ迷った末だったのでしょう。

まあ優馬君や桜庭ななみ、岡本玲たちに若手にとっては、よい練習台ということでよかったんじゃないかと思います。

かつ、男15歳と女24歳、9歳差といえば、わたくしと奥様の年齢差と同じだということに今気がつきました。




サバイバリズム

2009年09月09日 | 所感
無人の荒野で、生き残るために食べられる野草を見極めて食べたり雨水を集めて飲んだりするのがサバイバル術であるように

身体的にも不健康だし精神的な衛生状態も劣悪な灰色の洞窟で生き残っていくためには

おのれ自らのステータスが「ムリ」「ダメ」になった時はそれを的確に見極め、
会社を穏便にお休みして心のシャッターをガラガラと閉めて部屋でじっと丸くなるというサバイバル術を身につける必要があります

うちの部署は20人ほどの人がいますが今年に入ってからうつで退職が1人、うつで休職が3人、と、うつがポピュラーな病気として認知されている

もともとタフな部類ではないので用心して生き残らなくては
そういうわけで平日昼間に自宅でブログを更新している



明け方、ずっと何やら悪い夢を見ていたんですが

最後に見て、覚えてるのは、中学生時代の友人イイダ君がマンションのベランダで首をくくって死んでいる夢

夢の設定時間はまだ陽ものぼらない早朝で、
わたくしは大事な「用事」があって急いで出かけなければならず、焦って身支度しながら
ふと窓の外を見ると、となりのマンションのベランダが見え、
そこにイイダ君がぶら下がっていました。

しかしわたくしは早く出かけたいので、
警察に通報してしまうといろいろと事情を聞かれたりして「用事」に遅れるから、
恐怖と悲しみにおののきながらも見なかったフリをして身支度を急ぐという
ロクでもない(自分が)夢。

ちょうど目覚ましが鳴ったので止めようとしましたが
手が震えてなかなか止められませんでした



夜には10年ぶりの友人と飲みに行く予定がありそれは実行します。

行き着いた先は江古田ちゃん

2009年09月07日 | タワゴト

ブログタイトルの下部にもございます通り、都会の端のわずかなすき間にひしめきあっている我ら二人と二匹ですので

本の収納スペースなどもごく限られています

にも関わらずわたくしは歴史ものの小説が好き

歴史ものというのは、たいてい長いものですから、新平家物語とか坂の上の雲だとか、ひと作品なのに10冊とか15冊とかになってしまい

つまり本が本棚に入りきらなくてあふれかえっています

しかし本は欲しい

古本屋に行けばいいのだろうけど、いざとなるとどの本も惜しい。。

がまんしなければ本は買わないようにしなければと思い

山岡荘八の徳川家康とかに伸びかけた手を引っ込めたりしていたのに

いつの間にか横山光輝のマンガの三国志を買ってしまっていたのは何故

文庫サイズ版は通常版より巻数が少ないけどそれでも30巻まであるようだ

そしてふと女房が『3月のライオン』1~3巻を読みたいと言い出したので

本屋で買って来ました。なぜか、

『臨死!江古田ちゃん』も、たまたま目に付いたので、買ってしまいました。

江古田

駅は「EKODA」なのにバス停は「EGOTA」で、IMEだと「えごた」と入力しないといけない江古田

我が家から歩いて行ける場所にあり、よくごはんを食べに行く、
学生が多くてちょっと昭和レトロな感じの温かみのある街、江古田。

そんなよいイメージの江古田なので、わたくしは「江古田ちゃん」というマンガがあると知ったとき、てっきり、

ロリロリな感じの萌え系のマンガなのだと思い込んでいました。

そういえば今まで2、3人の女ともだちが、世間話の中で

「江古田ちゃんっていうマンガ・・・知ってますか!」

と、何かのカミングアウトのように打ち明けていた

それがなぜなのか、わかりました。

わたくしもこれから江古田ちゃんを広めていこうと思います。