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書くことを書いてしまつたやうな気がしただけでいい

くだらない冗談が思い浮かびません

借りぐらしのアリエッティ

2010年08月08日 | 映画とかテレビとか

アリエッティみてきました



ん?



感想としてはいじょうです
女房は寝まくってました

絵も音楽もきれいだし、ストーリーが破綻してるわけでもないし、
総合的にはいい作品なのだと思います

ひとつあらためて感じたこととしましては、
やっぱり原作を先に読んでいると、どうしても原作と比べてしまいますねえ

小説と映画では表現方法も異なるし、原作にアレンジが加えられるのは当然だと思います
そのイミで、アリエッティが、
20世紀初頭のイギリスから21世紀の日本に舞台を変えていることも、
アリエッティが出会う男の子が、元気な幼児から病弱な少年になっているのを始め
スカッと陽気なアリエッティや、おしゃべりで愉快なお母さんなどの
キャラの性格が原作とはちょっと変えられていることも、
それはそれで、ダメなわけじゃない。

『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』の場合、
原作をアレンジして、原作とはベツモノになっていながらも、
映画は映画で面白かった。

しかし、アリエッティは・・・

たんてきに言うと、原作が、ストーリーはシンプルながら
骨太で味わい深い作品だったのに対し、
映画の方は、何だか淡白で、味がしなかった・・・

と、思いました。

点数をつけるなら、58点くらいかなー




TBSドラマ『おひとりさま』

2009年11月03日 | 映画とかテレビとか

今期のドラマの中で面白いなと思っておりますのは、

『東京DOGS』『不毛地帯』『おひとりさま』『小公女セイラ』

このあたりです。けっこうあるな。。。

『おひとりさま』は金曜22時、TBS

観月ありさ、小池徹平、松下奈緒、真矢みき、ほか



仕事ひとすじに忙しく生きている一人暮らしの観月ありさのもとへ、

お掃除も料理も家事全般何でもやってくれる年下の可愛らしい小池徹平が転がりこんできて、

同居生活を始めるという大人の女性のメルヘン物語です



脚本が、こないだまでやってた名作『白い春』の尾崎将也ということで、楽しみにしておりましたが、まあまあ期待通りの楽しいドラマ。

視聴率は、3話まで来て平均9.4%と、あまりパッとしませんが。。



先週は、観月ありさ(教師)が調理実習を行うことになり、料理ができないありさを料理ができる年下の可愛らしい男子・小池徹平が懸命にサポートするというお話でした。

調理実習といえば小学5年生のとき、お好み焼きを作った記憶がある

わたくしの班が作ったお好み焼きには、わたくしが家から持参した乾燥エビが入っていて、

各班の試食をしていた先生が、「こん班は、エビの入っとるとがよかなあ!」と、ほめてくれ、

「エビば持ってきたとは誰な?」

と聞いてくれて、班のお友だちが口々に「みじんこです!」と、

わたくしの名を挙げてくれて、非常に誇らしい思いをしました。

当時からすでにわたくしはあまり学校へ行かない子どもだったので、

お好み焼きの作り方について班で相談したときも休んでおり、あまり貢献できておらず、何とか乾燥エビだけは必死で忘れずに持って行ったという次第でしたので、

何か申し訳ない気持ちもしました。

『白い巨塔』の再放送からデスラーに想いを馳せる

2009年10月31日 | 映画とかテレビとか
いちにち閉じ篭っているつもりなので土砂降りの雨にでもなって欲しかったのですが

東京はスカッと爽やかな秋晴れでございますね

みんな平和に楽しく暮らしているだろうか



山崎豊子原作、唐沢寿明主演で豪華にお送りしているテレビドラマ『不毛地帯』

なぜか視聴率は振るわず、1話でさえ14%ほど、あとは11%台

視聴率というものがホントわからなくなる昨今です

お昼のドラマ再放送枠では同じく山崎豊子原作、唐沢寿明主演の『白い巨塔』をやってまして

録画してこっちも必死で観ています

このドラマはやはり何度観てもイイ

観るたびに良さが増して感じられます



その昔、小説『白い巨塔』は、財前が勝利し里見が追放されるところで完結だったのだそうですが

悪が勝利を収める終わり方に対して読者から抗議の声が多数寄せられ

山崎豊子は意を翻して続編を継ぎ足し、財前が破滅するまでを描いたのだとか

興味深いのは

雑誌に『白い巨塔』を連載していた頃から、医療の世界の闇を描き出すことで各方面から反発を買い

エライ人たち・コワイ人たちなどからさまざまな圧力を加えられても、信念を曲げることなく作品を完成させた山崎豊子が

一般市民である読者の声に心を動かされ

いったん完成させた作品なのに大きく方向転換して

違う結末に行き着くための苦労を惜しまなかったというところ。



ところでこの唐沢版『白い巨塔』で鵜飼医学部長を演じている伊武雅刀

アニメ『宇宙戦艦ヤマト』でデスラー総統の声を演じていたのですが

実写版がキムタク主演で作られているそうなので、是非デスラー役をやって欲しい

ちょっと年老いてしまっているけど、なんとか顔を青くして。。

しかしすでに実写とは別に作られている新しいアニメ版ヤマトに

声優として出演するらしいので、無いかなー

しかしデスラーは彼にしか・・・


ぜひデスラー役で。

打ち切りドラマを偲んで(3)『コールセンターの恋人』

2009年09月23日 | 映画とかテレビとか
『コールセンターの恋人』 視聴率 最高:9.3%/最低:4.0%/平均:6.14%

●キャスト(目についた人)

ミムラ:
デビュー作が月9の主役だったという元シンデレラガール。
顔もスタイルもよくて人柄のよさもにじみ出ているように思えますが、イマイチ作品に恵まれていないような・・・
本作ではクレーム対応の達人、青山響子役。
わたくしと同じムーミンファン。

小泉孝太郎:
父親が元総理大臣で弟も国会議員になりましたね。
出世に意欲を燃やしていたのに、ヘマをやってコールセンターに左遷された都倉渉役。主役です。

松重豊:
コワモテ界の新星として近頃いろんな作品で頻繁にお見かけします。
加瀬亮と仲間由紀恵のドラマ『ありふれた奇跡』の、加瀬亮が働く左官屋の先輩職人役とか。
今回は仕事がいいかげんな、コールセンター長役。

●脚本

中園ミホ:
松嶋奈々子の『やまとなでしこ』、篠原涼子の『anego』『ハケンの品格』などなどで大ヒットを飛ばしてきたお方でございます。
働く女性のドラマを書かせたら天下一品、の、ハズが。。。

●おはなし

テレビショッピングの注文の受付を主にやっているコールセンターにて、いろんなクレーマーが持ちかけて来る問題を解決していくというお話。
「恋人」の部分はほとんど無関係で、恋愛要素は皆無に等しく、看板に偽りありだったのかも知れません。

●反省の弁

かわいそうなミムラ。。
ミムラの美しい笑顔を見たい一心で毎回観ていましたが、まあ、これは、お粗末なドラマでした。
そしてミムラも無表情で感情をオモテに出さない女という設定で、メッタにあの美しい笑顔を見せず。

江古田ちゃんも働いているコールセンター。
わたくしもフリーター時代のほとんどをコールオペレーターとして過ごして来ました。
多くの人が経験している職業だけに、今回も中園ミホの過去の作品同様、働く女性たちから共感を得られる作品になる予定だったのでしょう。

しかし、本作で描かれていたのは、
立地条件こそ僻地であったものの、美々しいコールセンター専用の建物で、クレーム担当と言いながら電話もさほどかかってこない中、本社の厳しい目の届かないところでちんたら働いている人々。
ひと昔まえならいざ知らず、不景気の今、こんなにムダな人員を雇っている会社はないだろう・・・特にコールセンターなんて人員削減の矛先が最初に向くところなのに・・・

そんなわけで、『ハケンの品格』の取材の中で現代の若者たちの労働環境に詳しくなったらしい中園ミホですが、実はよくわかっていないようで、現実に寿命を縮めてクレーム対応しているコールオペレータの人からは怒りを買ったのではないかと思われます。

誰かミムラにまともな作品を・・・
『銭ゲバ』のお嬢様役はすごくよかった。
ぜひ主役で、まともな作品を・・・
それとも、仮に駄作であってもハッとするような演技をしていくという努力が足りないのだろうか・・・

打ち切りドラマを偲んで(2)『ダンディ・ダディ?』

2009年09月20日 | 映画とかテレビとか
『ダンディ・ダディ?』視聴率~最高:9.3%/最低:4.0%/平均:6.59%

●キャスト(目についた人)

舘ひろし:
二枚目刑事、以外の役を模索中なのか。今回は二枚目小説家である一方、娘に対しては三枚目のオヤジという役。以前、長澤まさみの父親役として同じようなキャラを演じていたっけ。

南沢奈央:
映画『赤い糸』に主演。これからどんどん出てくると思われる女優。19歳。舘ひろしの高校生の娘役。

鹿賀丈史:
『料理の鉄人』で鉄人を呼び出してた人。舞台『レ・ミゼラブル』で長いこと主役をやって表彰されたそうな。特に好きな俳優の一人。ミュージカルやってるだけに声がいい。ホリプロ所属。今回は舘ひろしの小説をけなす評論家の役。

八嶋智人:
トリビアの泉の二人の司会の眼鏡の方。舘ひろしに原稿を依頼している編集者の役。テンポよく笑いを繰り出すいい脇役でした。

佐藤二朗:
なんかの劇団の座長らしい。いろんな映画、ドラマに脇役、ちょい役で出てきます。『スウィングガールズ』の最初の方に一瞬出てくるバスの運転手とか。竹之内豊主演『人間の証明』での気性の粗い先輩刑事とか。今回は、あやしげな精神科医役。

●脚本

永田優子:
2000年になんとかシナリオ大賞でデビューしたとか。こないだまで深夜にやっていた嵐の大野君主演『歌のおにいさん』を書いた人です。いい脚本家だと思います。

●おはなし

舘ひろしは「恋の闘牛士(マタドール)」と異名をとる、二枚目でモテモテの恋愛小説家。世間的には恋愛至上主義を唱えながら、自分の一人娘である南沢奈央の恋愛に関しては極端に厳格で排他主義。
恋の達人でありながら娘の異性関係にヤキモキして悩んだ挙句暴走する舘ひろしと、舘ひろしの妨害を乗り越えつつ恋愛を発展させていく南沢奈央の親子を描いたホームコメディです。

●反省の弁

大好きでした、このドラマ。。。
8話で打ち切りとはあまりな仕打ち。

娘・南沢奈央のことを心配するあまり妄想にとりつかれ、とんでもない行動に出ては騒動を起こし、怒った南沢奈央に正座させられて説教くらう舘ひろし。

毎回お約束のパターンで物語が進んでいく安心感。
ストーリーはシンプルでも、物語の構成がしっかりしていてテンポがいいため、とても心地よく楽しく観ることができました。

毎回『あぶない刑事』のモノマネをする八嶋も、適当なことばかり言っている精神科医の佐藤二朗も非常に個性的なキャラでよかった。

視聴率が伸びなかったのは、舘ひろし・・・が、戦犯なのかなあ。
いまだにカッコイイおじさまですが、明るいホームコメディの3枚目のパパ役としては、どうだったんだろうか。
あの顔立ち、たくましい体格、渋い声で、コメディは向かなかったのかも知れない。
やっぱりサングラスとロングコートで煙草をふかしてるのが一番な気がする。

あと、
少々おおげさに描いてあるとはいえ、父親があまりにも娘の恋愛に土足で干渉しすぎで、しかもそれが最終的には「娘を思う親心」として許されてしまう展開になるのが、女性たちの反感を買ったのかも知れない。
いくらなんでも、娘の学校の校門で娘の彼氏を待ち伏せしたり、演劇発表会の脚本を書き換えたり、部活の合宿にまでついてくるというのはウザイにもほどがある。

南沢奈央は涼しげな目元が印象的。
父親に対して大声で女子高生の権利を主張する元気な姿がいい。

この永田優子という脚本家には今後注目したいです。