(前略)神のみ心のそのままの現われを真理というのであり、調和というのであり、愛というのであります。ところが、どういう事柄が真理であるのか、いうことを確かめのは実にむずかしいのであります。
子供には必ず両親があり、両親にはその祖先がある、
ということは、誰もが肯(うなず)ける真理でありますが、
それよりももっともっと深い根本真理である、
万物はすべて神よりきているということを、
肯定し得ない人々がかなり多いのです。
これはどういうわけかと申しますと、
神様が肉体人間の五感に触れ得る状態で、
万物を産み育てているわけではないので、
五感的にしかすべてを感じ得るぬ唯物的な肉体人間には、
万物が神よりきているという大事な大事な真理を肯定し得ずにいるのであります。
そこで唯物的、五感的な肉体人間にこの大真理を肯定させるためには、
その五感を通して神の存在を感じせしめるような方法を生み出さなければなりません。
それは宗教的な説法だけでは可能性は非常に少ないのです。
何故かというと、唯(ただ)言葉だけで神の存在を知らせようとしても、
唯物的な人はその存在を何等かの形でみせなければ、
肯定しないような想念で固まっているからなのです。
唯物的な人というのは、
自分の眼や耳や触感でその存在を確かめなければ、
その存在を肯定しようとはしないものなのです。
そういう人間達は、
いかなる芸術の世界からも神の存在を認めることはできないでしょう。
ではこういう人達に神の存在を知らせるのは一体どのようにしたらよいのでありましょうか。
そこにはどうしても科学の道が必要になってくるのです。
神の存在を宗教的な説明で、
唯物論的な人に肯定させることはでき難いのですから、
ひとまず、宗教的な神という概念を引っ込めて、
唯物的な人が肯定し易い科学の道において、
神の存在を認めさせることが、
唯物論者に神の存在を肯定させる唯一の方法だと思うのです。
(『これからの文明文化』新時代を開く科学と宗教 五井昌久著より)
世界人類が平和でありますように
日本(祖国)が平和でありますように
私たちの天命が完とうされますように
守護霊様ありがとうございます
守護神様ありがとうございます
今日の歌
『Mai Horizon / 菅井えり 「愛姫伝 第九章 霧」』
素敵な曲です
お聴き下さいませ
無限なる感謝