
僕の日本のサイケデリック・ロック系のお気に入りと言えば、ゆらゆら帝国、DIP、シノワ(願活動再開!!)といったあたりの名前が即浮かんでくるのだけど、特にDIPはメジャー・デビュー以来ずっと贔屓にしてきた。メンバーの出入りも割りと多いようだけど、ヴォーカル/ギターのヤマジカズヒデ氏のサイケでアシッドな感覚に貫かれたアルバムは、いつも気になる存在なのだ。そんなDIPのリーダー、ヤマジカズヒデ氏が発表しているソロ・アルバムの音源を、一挙3枚まとめてクロムさんから頂戴した。いやぁ、ここまではカバー仕切れていなかったので、とても嬉しい。そういえばクロムさんには、以前にはDIPのメジャー・デビュー前のDip The Flag時代の音源も頂戴している。それにしてもDIP/ヤマジカズヒデが好きという方が身近にいらっしゃるというのは、実に心強い限りだ。正直なところ、「DIPが好き。」などと言ってみても、世間一般にはほとんど通用しないからなぁ(笑)。今回頂戴したのは、90年代前半にリリースしたソロ作3枚の再発BOXに収録されている「Sunday Paffce」、「Crawl」、『400 Moai Eyes」の3枚のアルバム。
「Sunday Paffce」と「Crawl」に関しては、思った以上に音数が少なく、アコースティックな印象。もちろん狂おしく歪んだエレキのトーンも登場はするのだけど、ここで聴かれる音世界は、思った以上にアシッドなシンガー・ソングライター然とした音だ。DIPよりもより生々しく、ヤマジカズヒデという人の持つ危うくも儚い感覚を剥き出しにしたような感じ。個人的には「Sunday Paffce」に収録された『Helpless』、「Crawl」に収録された『After The Gold Rush』のアシッド感溢れるニール・ヤングのカバーにグッときたが、何でもこの両曲は、オリジナルが発売された時には日本語によるカバーだったものが、版権の関係で今回は英語詞による新録(!!)で収録されているのだそう。うーむ、是非日本語バージョンも聴いてみたいものだ。それにしても、こういうアルバムの中にニール・ヤングのカバーが入っていてもまったく違和感なし。というか、こういうアルバムでこうした素敵なカバーを聴かされると、「真のロック好きにニール・ヤングを嫌う人なし」というウチのカミさんの名言を嫌でも思い出す。
もう一枚の「400 Moai Eyes」に関しては、友人が撮影していた映画のサウンドトラック用に録音された音源を集めたものなのだそうだ。そのためか最もバラエティに富んだ内容となっている。ヤマジ氏以外がヴォーカルを取る曲やインストに近い曲も多い。それでも友人に「GS風のどこかで聴いたような曲を」というリクエストに応えた『太陽の中の恋人達』(この曲は『Superlovers In The Sun』のタイトルでDIPでもやっていた。)とか、前2作ほどのヤマジ氏本来のアシッド感は味わえないものの、これはこれで結構聴き応えがある。特に何と大滝詠一の名曲『さらばシベリア鉄道』のガレージ感覚溢れるカバーは秀逸。割とストレートにカバーしているんだけどね。しかし、この人の感覚はやはり好きだ。12月にはDIPの新譜も出るのだそうで、楽しみにすることにしよう。
「Sunday Paffce」と「Crawl」に関しては、思った以上に音数が少なく、アコースティックな印象。もちろん狂おしく歪んだエレキのトーンも登場はするのだけど、ここで聴かれる音世界は、思った以上にアシッドなシンガー・ソングライター然とした音だ。DIPよりもより生々しく、ヤマジカズヒデという人の持つ危うくも儚い感覚を剥き出しにしたような感じ。個人的には「Sunday Paffce」に収録された『Helpless』、「Crawl」に収録された『After The Gold Rush』のアシッド感溢れるニール・ヤングのカバーにグッときたが、何でもこの両曲は、オリジナルが発売された時には日本語によるカバーだったものが、版権の関係で今回は英語詞による新録(!!)で収録されているのだそう。うーむ、是非日本語バージョンも聴いてみたいものだ。それにしても、こういうアルバムの中にニール・ヤングのカバーが入っていてもまったく違和感なし。というか、こういうアルバムでこうした素敵なカバーを聴かされると、「真のロック好きにニール・ヤングを嫌う人なし」というウチのカミさんの名言を嫌でも思い出す。
もう一枚の「400 Moai Eyes」に関しては、友人が撮影していた映画のサウンドトラック用に録音された音源を集めたものなのだそうだ。そのためか最もバラエティに富んだ内容となっている。ヤマジ氏以外がヴォーカルを取る曲やインストに近い曲も多い。それでも友人に「GS風のどこかで聴いたような曲を」というリクエストに応えた『太陽の中の恋人達』(この曲は『Superlovers In The Sun』のタイトルでDIPでもやっていた。)とか、前2作ほどのヤマジ氏本来のアシッド感は味わえないものの、これはこれで結構聴き応えがある。特に何と大滝詠一の名曲『さらばシベリア鉄道』のガレージ感覚溢れるカバーは秀逸。割とストレートにカバーしているんだけどね。しかし、この人の感覚はやはり好きだ。12月にはDIPの新譜も出るのだそうで、楽しみにすることにしよう。
DIPとはまた違ったパーソナルな感覚が味わえて、ステキな作品ですよね。サイケさんは、どのアルバムが一番気に入られましたか?
本当にいつも感謝です。
今はSui Generisを聴きながらこれを書いておりますが、感想はいずれまた。
ヤマジ氏に関しては、やはり「Sunday Paffce」が今のところ、一番のお気に入りです。