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福祉住環境コーディネーター的「福祉業界」現場現実

福祉住環境コーディネーター資格取得までの記録と、合格後の福祉の現場と現実のニュースや出来事からの所感的レポートです。

生活行為別にみた福祉用具の活用:生活用具補助道具-聴覚言語障害関連の用具

2008-06-06 10:34:19 | 生活行為別にみた福祉用具の活用
1.聴覚言語障害関連の用具
【分類】
①携帯用会話補助装置(トーキングエイド)
・音声により、メッセージを伝える装置
→合成音声や録音音声、文字などによって言葉や意志を相手に伝える。

②補聴器
・骨伝導型もある
※使用に際しては、利用者の聞こえの特性にあわせて、音の拡大・調整する適合調整(フィッティング)が大切

③補聴器対応電話
・磁気誘導式のTモードが内蔵されていて、音声を磁気信号に変えて補聴器に伝える。
・伝音難聴者向けには骨伝導式電話がある。

④文字放送デコーダー(聴覚障害者用情報受信装置)
・聴覚障害者がテレビの音声を文字で見るための装置

※情報受信装置には文字情報機能だけでなく
・CS放送の字幕付き、手話つきの番組
・アラーム機能付き(緊急災害信号の受信を光の点滅などで伝える)
がある。

【コメントと気づき】

生活行為別にみた福祉用具の活用:生活用具補助道具‐環境制御装置

2008-06-05 11:33:52 | 生活行為別にみた福祉用具の活用
1.環境制御装置
■環境制御装置は重度の肢体不自由者が利用する。
※特に上肢に機能障害がある人が、残存機能(呼気や頭部の動きなど)を利用して特殊寝台を操作したり、テレビや電話などの電化製品をコントロールする自立支援のための福祉用具。

操作機能例
・電話
・玄関錠
・テレビ、ラジオ
・特殊寝台
・エアコン
・照明
・パソコン
・リモコン
・チャイム


■操作スイッチ
・押しボタンスイッチ
・呼気スイッチ
・光ファイバースイッチ

■導入条件に関して
・24時間いつでもどんな状態でも使用できる
・導入のさいには、OTやリハビリテーションエンジニアなどに相談して、専門的な適合技術の導入をはかる。

【コメントと気づき】

生活行為別にみた福祉用具の活用:生活用具補助道具‐コミュニケーション関連用具

2008-06-05 11:07:06 | 生活行為別にみた福祉用具の活用
1.コミュニケーション関連用具

■コミュニケーション関連用具とは
在宅内での
・離れた場所へ音や光でしらせる(ものが一般的)
→緊急時の呼び出し、コール用具

・緊急装置
→独り暮らしの高齢者に対応した在宅外への呼び出しのため

①在宅内通報機器
構造:発信機と受信機
タイプ:据え付け型・浴室用防水・防湿型・携帯用ペンダント形
無線式→ほとんどが無線式のため通信環境をチェック
■在宅内の無線到達距離:約15m
■発信機は電池式、受信機は電池式と電源接続式がある。

②緊急通報システム(在宅外への通報)

【コメントと気づき】

生活行為別にみた福祉用具の活用:生活用具補助道具‐自助具

2008-06-05 10:56:22 | 生活行為別にみた福祉用具の活用
1.自助具
■自助具とは、ADLを補助・代替する道具類の総称。

※自助具によるADLの補助が生活行動範囲を広げることにつながる。

①整容・更衣動作に関する自助具
・長柄ブラシ
・固定式爪切り
・ストッキングエイド
・ボタンエイド
・ドレッシングエイド
・リーチャー

②食事・家事動作に関する自助具
→食事や家事(調理)などに使う自助具は「持ちやすさ」「力の入れやすさ」が優先配慮されている。

・食事・家事用具
・ボトルオープナー
・水栓回し

■自助具の選び方
①目的の行為に対し、対象者の身体機能、動作を評価し、補助・代替のレベルを検討する。必要に応じて調整・設定をおこなう。

②調達(購入)
・福祉用具製造・供給業者の市販品
・利用者の身体機能に応じて制作されたもの
・市販の自助具の組み合わせ・改造

③最適化

※最近の傾向として
・誰にでも使いやすくデザインされた共用品
・ユニバーサルデザインに配慮されたものがある

【コメントと気づき】

生活行為別にみた福祉用具の活用:入浴(補助用具・関連用具)

2008-06-05 09:25:58 | 生活行為別にみた福祉用具の活用
1.入浴に関する補助用具
(1)種類
①入浴用いす
・据置型
・折りたたみ型

②シャワー用車いす
・居室から浴室まで移動するための車いす。
・浴室内の移動もでき、座ったまま洗体や洗髪が可能。
・(介護用車いすと比較し)小型軽量で小回りがきく
・排泄ができる「トイレ兼用型」もある。

③浴室用手すり
・垂直グリップ型
・水平グリップ型
・ツインタイプ(円背の高齢者が使用するのに適する)

④浴槽内いす
・浴槽内で立ち上がることが難しい場合に補助するためのいす。
・浴槽内に置き、入浴中はこれに座る
・浴槽にはいるとき、踏み台に代わる→浴槽の縁をまたぐ動作を助ける。

■座面の高さ
・100mm
・160mm
・185mm
・210mm
などがあり、
・高さが調整できるものもある。

■取り付け方法
・吸盤式
・自重吸盤式
がある

⑤入浴台(バスボード)
バスボードには
・取り外し式
・跳ね上げ式
がある

⑥浴室用すのこ
⑦浴室内すのこ
・オーダーメイド品
・カビが生えやすい(要衛生管理)

⑧入浴用リフト
・浴槽内昇降機
・入浴用リフト(固定式リフト)
→アームの軸が1関節(1軸)と2関節(2軸)がある。

・入浴用吊り具

⑨簡易浴槽(ポータブル浴槽)

2.入浴関連用具
①洗浄器
・洗髪器
・足浴器
・局部洗浄器

②洗体用具
・浴用手袋
・柄付きブラシ

③入浴用マット

【コメントと気づき】

生活行為別にみた福祉用具の活用:排泄-尿器・おむつ

2008-06-04 21:34:15 | 生活行為別にみた福祉用具の活用
1.尿器
・受尿部・蓄尿部別体タイプ
・自動吸引タイプ…尿意をうったえる事が出来ない人には適応しない。

2.おむつ
※おむつは排泄の補助。できるだけ自立した排泄が行えるように配慮する。
※介助作業軽減のためのおむつ利用は行わない。

【種類】
・紙おむつ(平板型、パンツ型、失禁パッド)
・おむつカバー
・失禁パンツ(パンツ型、オープン型)
・おむつパッド

※においを予防する脱臭剤や脱臭スプレー、脱臭機なども状況に合わせて利用する。

【コメントと気づき】

生活行為別にみた福祉用具の活用:排泄-便器・便座類

2008-06-04 21:25:35 | 生活行為別にみた福祉用具の活用
1.便器・便座類
ポイント
①無理なく自立した排泄が可能な環境を整えること
②利用者のプライバシーや尊厳を保つこと
③介助者の負担軽減を考慮する。

【種類】
①腰かけ式便器

②補高便座(取り外し型)

③立ち上がり補助便座
・モーターやエアーなどで座面が昇降する。便座などの立ち上がりが困難な人の立ち座り動作を容易にする。

④温水洗浄便座

⑤据置式便座

⑥ポータブルトイレ
・標準型
・木製いす型
・コモード型
・ベッドサイド型
差し込み便器
・腰上げが困難な人や比較的からだが小さい人に適応
・褥瘡のある人には向かない

【コメントと気づき】

生活行為別にみた福祉用具の活用:福祉車両

2008-06-04 19:20:02 | 生活行為別にみた福祉用具の活用
1.福祉車両
①市販されている福祉車両
・自操式:自分で運転する
・介護式:介助を受けて乗降し、運転は別の人がする

②乗降の方式
・ステップ式
・回転シート式
・リフトアップシート式
・スロープ式
・リフト式

③福祉車両の乗降スペースの確保

【コメントと気づき】

生活行為別にみた福祉用具の活用:ホームエレベーター

2008-06-04 19:07:43 | 生活行為別にみた福祉用具の活用
1.ホームエレベーター
①仕組み
・ロープ式
・油圧式
※設置には地下を掘ったピットと呼ばれる部分が必要となる。

②ホームエレベーター関連の法律
※ホームエレベーターは個人住宅専用。
(建築基準法等の法規によりビルやマンションと異なる規格がある)

2.規格
「建築基準法」による規格
■昇降行程:最大10m
■最大定員:3名
■積載荷重:200kg以下
■かごの床面積:1.1㎡以下
間口910mm×奥行1200mm
あるいは
間口950mm×奥行1500mm
程度に相当
■定格速度:毎分30m以下

【設置基準】
・設置に必要な面積→定員3名用のタイプで1800mm×1800mm(約1坪)以下(が多い)

【設置条件】
①玄関の外などには設置できない。
②不特定多数の人は使えない
③入口は2か所設けられるが、通り抜けはできない。
④品格法における「高齢者等配慮対策等級(専用部分)」の緩和規定が適用
→階段の角度などが規定を満たしていなくても、高齢者に配慮した住宅として認められる。

3.建築確認申請
①新築住宅でホームエレベーターを設置するには「建築確認申請」が必要。
※木造2階建て住宅をリホームし、ホームエレベーターだけを設置するのであれば確認申請は必要がない。

②定期点検
・ホームエレベーターを設置した際は、完成後、年1回以上の定期点検が義務付けられている。

③保守契約
・24時間対応のサービス会社との保守契約が必要

【コメントと気づき】



生活行為別にみた福祉用具の活用:階段昇降機

2008-06-03 14:53:23 | 生活行為別にみた福祉用具の活用
1.階段昇降機
①階段昇降機の仕組み
基本構造
・レール
・台座
・駆動部

駆動方式
チェーンスプロケット(チェーンラック)式
ラック・ピニオン式
②階段昇降機の種類
・固定式(いす式)階段昇降機
・車いす型(可搬型)階段昇降機:最大傾斜角度35度程度、最小階段幅員900㎜程度

③設置の際の注意点
・階段昇降機は直線階段や曲線階段に設置できる。
)直線階段の場合→階段の幅700㎜以上
)曲線階段の場合→階段の幅750㎜以上
・最大の傾斜角度(勾配):55度程度
・乗用荷重:90㎏~120㎏位の重さまで対応

【コメントと気づき】