北大柔道部ログ

最後になるみたいですね


お久しぶりです。4年の西森です。
実は3年前の今日10月6日は僕が北大柔道部に入部した日であります。そんな節目の日でもあるので、書こうか迷っていた最後のブログを書いてみることにしました。
引退(?)したらしいです。引退という感じはなく、部活を途中で辞めたような感じがしていますがこればかりは仕方ないことでしょう。
自分が北大柔道部にいた約2年半を振り返ってみると、色々な方からの支援を受けて柔道やってこれたんだなと思います。代が被っていた先輩や、よく練習に来てくださった先輩方、同期、後輩たちに感謝します。
感謝の気持ちはありますが、僕は北大柔道部時代にチームとして勝つところを一回も見る事が出来ずに終わってしまったこと、チームがバラバラで一つになっていなかったこと、勝たなければいけないという重圧を感じてしんどかったことなど色々とストレスの溜まる柔道生活を送っていたなとも思います。
僕の抱えていた負の感情は今の現役でも抱えている人がいるのではないでしょうか。僕のように負の感情を抱えながら引退していくことのないように頑張っていってください。

短くなりそうなので指導陣と現役部員にメッセージでも書いていきましょうか。部誌に書くべきかもしれませんが、部誌が発行されるのは来年の七帝前とかで半年後にメッセージ見るのじゃ遅いので、ここに書いていくことにします。


清田監督
お世話になりました。今後も幅広く深い寝技の知識で現役の技術を向上させていってください。現役からの支持もあり、素晴らしい監督だと思います。現役も監督を必要としていることでしょう。現役時代のうちに一度でも良いから清田さんを絞め落としたかったですができなくて残念です。これからも精進していこうと思います。

佐々木コーチ
ブログをご覧になってるかわかりませんが…
長年の経験に基づく技術を教えて下さりありがとうございました。佐々木さんが「西森は絞めの才能がある」と仰ってくださり色々と教えて下さったおかげで七帝でも取ることが出来ました。ありがとうございました。お身体にお気を付けください。

笹谷コーチ
笹谷さんは、立ち技の技術や立ちから寝技への移行に関する技術のプロです。プロの方からそのような技術を教わることができてとてもよかったと思います。今後も北大柔道部に優れた技術を伝授していってください。

森本コーチ
最後の最後まで敵う気がしませんでした。最も尊敬しています。森本さんのようになりたいと思っていましたが、なれる気が全くしませんでした。僕の人生の目標みたいな存在ですので今後も飲みに行けたら嬉しいです。僕は森本さん信者になってしまったようです。

中島さん
不敬なことをよくしていましたが、やはり尊敬していました(本当ですよ!)柔術の技術に詳しいのでそれを現役にどんどん伝えていって下さい。女嫌いを直せば人として完璧だと思っております。(無理難題かもしれませんが…)


同期へ
君たちが同期でよかったかと聞かれると正直なんとも言えないけど、まぁ終わったことだしそんなことどうでもいいやと思うことにしました。1年生に4年目の姿を見せていないのでしっかりと1年生に「4年目は神」ということを教えてあげましょう。そのためにも時間のある時は練習に行くようにしましょう。

では個人的に
藤田
何を考えているのか理解不能なことが多かったけど、後輩からの支持を見ると藤田が主将で良かったと思います。他の同期が来年から離札するので毎日練習に行って現役をボコボコにしていって欲しいです。木村政彦を目指して下さい。放校にならない様に勉強も頑張ってください。


君は誘われたら断れない性格だということを知っています。なので、これからも練習いくぞと誘います。現役時代に森は全然取れなかったので離札する前にちゃんと安定して取れるように頑張ろうと思います。


2年の夏から練習に来れなくなったことはとても残念です。僕よりも圧倒的に強くて絶対取り役になると期待されていたからこそ潰されてしまったのでしょう。これからの人生は潰れないように、ゆる〜く生きていくことも大事にしてください。

佐久間
意見は大体対立していた気がします。君の感情論や根性論は僕は反吐が出るぐらい嫌いでした。まぁ、でもそれなりに尊敬はしてたと思います。なんだかんだ同期の中で1番仲良かったのではないかと思います。最近は唯一の取り柄だった体重も失いつつあるらしいが、これからも現役をボコボコにするなら今後も増量に勤しんで下さい。早くお寿司おごってください。


後輩たちへ
まずは三年生全体に
みんなバラバラで、幹部としての意識があまりなさそうな連中ばかりで大丈夫なのか?というのが正直な感想でした。まぁ、でも最近練習に参加して見てるけど案外なんとかなってるのかな?って感じはしてます。
来年の七帝もあるか分からないし、十分に満足できる練習量も確保できないなかで幹部を務めるのは難しいと思います。頑張ってくれとしか言えないです。
そういえば、僕の意見ですが、ここ数年情報伝達が変なことになっている気がするので、君たちの代で変えていって欲しいと思います。
指導陣⇄幹部⇄下級生
という指揮伝達過程を確立して欲しいなと思います。指導陣が突然下級生含めた全体に自分の意見を言い、幹部が何それ?ってなっているのは幹部を中心とした学生主体を訴えている組織としてはおかしいと思いますので直していってください。(個人的意見です。無視してもいいです)

では、個人的に
片桐
難しい時期、難しい同期という二重苦の中で主将になって大変だと思います。何かコキ使いたいときは気軽に僕を使ってください。柔道に関して言うことはないです。清田監督の弟子らしく今後も頑張っていってください。現役の最後の方は取れなくなっていたので今後はもっと頑張って片桐をボコボコにできるぐらい強くなりたいです。

近藤
僕に対する態度が一番不敬な後輩という認識です。理屈や理論も良いけど、柔道はやはり実践で培う感覚も大切なので怪我しない様にストレッチして練習量を積めるように頑張ってください。

町田
入部当初は「こいつすぐ辞めるな」と思っていました。失礼しました。取り役になるための資質は十分あると思います。あとは実践での練習を積み重ねていけば(今年はコロナで難しいけど)、最後の七帝では取り役として何人か取れると思います。「自分に負けない」という言葉を頭の中に叩き込んで練習してください。それだけで強くなれます。

笠井
フィジカルは出来たと思います。上半身の割に足が細いので足の筋力を上げないとまた怪我しそうで怖いです。下半身強化に努めてください。君も怪我であまり実践的な練習が出来ていないので、今後実践的な練習を増やしていければ七帝でしっかりと役目を果たせるようになるでしょう。

藤本
函館で頑張ってますでしょうか?
僕から言うことは無いかなーって思います笑
女子全般に言えることですが、七帝界の女子は10人もいないので完全に標的に合わせた練習をすれば良いと思います。標的の代わりになる人間を見つけ出してその人と集中的に練習すれば七帝で良い結果が出せるようになると思います。函館で中村見つけたら頭殴っておいてください。

日下部
高専から三年次編入で入ってきたらしいですね。パッと見強そうな感じです笑
まずはこんなご時勢なのに入ってきてくれてありがとう。1年ほどしかないけど頑張ってください。


2年生
2年生の秋〜冬は辞めたくなる人間が出てきやすい時期です。僕の同期もこの時期に2人辞めました。辞めたくなる理由としては、①準幹部として求められるものが多くなり、結果を出せないと苦しむ②入部して一年以上経ったので色々と見えてきて、部や幹部の方針に疑問を持つことが出る③現役で入った人は成人式に参加して、同級生たちがキラキラ大学生になっているのを知り、その差にショックを受けて帰ってくる
などです。
ここ数年の北大柔道部は毎年冬に2年生が何人か辞めていますので悪い連鎖は断ち切って欲しいものです。君たちなら出来ると思います。団結力があるので。


では個人的に
澤田
時期取り役として期待しています。でも取り役になるためにはまだ技術とフィジカルが少し足りてないかなって思います。それは今後の練習でどんどん伸ばしていきましょう。相手を殺す勢いで乱取りしているのは、賛否両論ありますが僕はよいことだと思います。現役相手には怪我させない様に少し考えるべきかもしれませんが、OB相手には殺す気迫で乱取りしてもいいと僕は思っています。

坂田
「怪我しても筋トレすれば治る理論」はアホです。怪我したら休みましょう。休まないと大事なところで悪化して大事な試合に出れなくなりますよ。怪我しても柔道していいのは試合に出る必要のないOBOGだけです。現役の間は「怪我したら休んで治す」というのも義務の一つです。「自分は取り役ッス」と自信満々で断言してきたことがありますが、まだまだです。練習態度に問題は何もないし今後は怪我を完治させるようにして、今まで通り頑張れば良い結果が出ると思います。期待しています。

石川
初心者スタートとは思えないほど強くなっています。ただ、それと同時に大切なものを獲得できてない気もしますが…放校にならない程度に勉強もしてくださいね笑
今後もフィジカル強化と研究を重ねてどんどん強くなっていってください。乱取りしたら普通に取られそうでビビってます。

清水
いつの間に復活していたのやら…って感じです。半年前までしか知らないけど、よく同期と意見の対立があったような記憶があります。対立があるのは良いことだと思います。対立が全くないのに比べて。
柔道に関してはあんまりよく知らないので何にも言えませんが、君の同期は素晴らしい人材がそろっているので一緒に頑張れば大丈夫だと思います。

石田
僕の尊敬する徳井さんの後輩であるし、立ち技はかなりうまいと思います。フィジカルもありとても良いと思っています。君の熱い情熱はチームを一つにするのに役立つでしょう。頑張って一つのone teamを作り上げてください。

後藤
2年目にして女子主将となり色々と負担が大きいかもしれませんね。分かっているとは思いますが、女子主将として自分のみならず、周りのことも考えないといけないのは大変だと思います。僕は自分本位で、チームのためというよりも自分が強くなるために努力したので結局失敗しました。後藤は失敗しない様にしてください。チームのために頑張ってあげる価値のある人間が女子チームにはいると思います。

中山
君には色々と振り回されて疲れました。でも僕の成長を支えてくれたのも事実です。そこは感謝しています。
柔道に関しては、君は恐ろしくセンスのない人間だと思っています。自分のスタイルを決めて、しっかりと相手を分けることを狙いましょう。無理しすぎて自分を潰したり、怪我したりすると君の七帝での活躍は危ぶまれます。貪欲にならず、目の前のことを確実にできるようになりましょう。後藤相手に分けてドヤ顔してやれる日を思い描きながらがんばって下さい。


一年生へ
ちゃんと自己紹介してなかったので僕が誰かあまり知らないでしょう。たま〜に練習に来てゴロゴロしている人間です。世の中が大変なことになっているのに入部してくれてありがとう。練習を観ているとみんなセンスもあるしやる気も満ち溢れていて将来有望だと思います。みんな一年生の頃の僕よりも圧倒的に強そうです(マジです)。
どうか今心にある初心を忘れずに(できればノートとかに入部時の気持ちを書いておくといいかも)4年生まで柔道を続けてください。正しい時期に正しい方向に努力すれば報われるのが七帝柔道だと僕は思っています。正しい時期って何?正しい方向ってなに?というのは今後、監督やコーチ達に聞いてください。報われる方向に導いてくれることでしょう。


最後になりましたが、僕は来年から京大の大学院に進学しますので(多分です。もしかしたら北大の院に行くかもしれないですが)今年度で離札します。離札まであと半年ぐらいあるのですが、それまでは気が向いたら練習に行ってゴロゴロ、現役にボコボコにされようかなと思っています。
あと半年で北大柔道部ともおさらばなので、良い思い出作りに勤しんでいこうと思います。

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コメント一覧

なかしま
お疲れ様。
西森の姿から多くを学んだ部員は多いんじゃないだろうか。かくいう自分も西森からは色々な気付きを得た。自分としては、そんな西森が北大柔道部に入部してくれたこと、自分の一つ下の後輩でいてくれたことはとても幸せなことだったと思う。あとは西森本人が北大柔道部での経験を肯定できるかどうかだが、それは無理にしなくても良いし、今すぐするべきでもない気がする。世の中には時間が必要な問題もある。時間をかけて向き合ったその上で、良い経験だったなと西森がいつか思えるようになれば良いなと思う。
西森ファン
以前の西森君の記事で、柔道ノートや柔道フローチャートに取り組んでいた事を紹介されていましたが、これは凄く大切な事だと思いますので、ぜひ現役部員のみなさんも見習っていただけたらと。
そして西森君、現役生活、おつかれさまでした!
一人ひとりにコメントするのは素晴らしい。少し辛口なコメントも君らしい。僕は、君の練習相手にまったくなれませんでした。6分で10本ぐらいとられてました。もう少し粘って君の練習に貢献したかったです。僕をボコボコにしたことで君が自信をつけてくれていたら、少しは役に立てたと思います。柔道の選手を引退しても人生はまだまだこれからです。立派な人になって下さい。
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