
7月くらいに発注をかけ、9月の末についに我が家に到着した綿繰り機。

原始的な機械です。綿をローラーの間に吸い込ませるようにしてハンドルを回すと向こう側に綿が取れ、手前にポロポロと種が落ちるという感じです。
なんだかコツがいるし使い方によっては壊れそうなのでちょっと気を付けて使っています。
現物が届くとこれだけのために高価な仕入れだったなあ(汗)!と思うのですが、需要が少ないから高価になってしまうのかな…?送料込みで17000いくらか引き落とされていましたが、綿から種をとることにまたこんなに費やしてしまいました…ひとりでやっているから全部実費は仕方ないですねぇ~

こんなかわいい副産物も。
綿花のカラ。ネットなどでも結構いいお値段でリースづくりの材料などとして販売されています。
種もこんなにたくさん穫れました!

綿は、ひとまずこれだけ。これは和綿。びっくりするほど手触りがいいです!もちろん農薬や化学肥料なども使用していない、いわばオーガニックコットンです。うっとりするようなやわらかさで、綿ってこんなにすばらしい繊維なんだと知りました。

これは西洋綿のグリーンコットン。すごくキレイな薄紅色の花が咲いて、種のサヤがふくらんで、はじけると、これまたきれいなグリーンの綿が出てきます。

こちらも種がいっぱいとれました。
…綿の栽培はとっても面白いです。5月に種まきをすると、オクラのような芽が出てきます。
そして株が大きくなって、やがてハイビスカスのような美しい花が咲きます。
花が散るとサヤが大きくなって、西洋綿はこんな感じで固くて大きなボールのようになります。

そして9月になって、サヤがはじけると、こんな風に綿が出てきます!こちらはブラウンの「テディベア」という品種。

和綿は、こんないちごのようなサヤで、大きさは西洋綿に比べて半分以下です。

2月にあかね珈琲のきこちゃんに「和綿(白)」「西洋綿(白」「西洋綿(グリーンコットン)」「西洋綿(テディベア)」の4種類の種をもらい、4種類各5株ずつ栽培しました。
高温で乾燥した大地でも育つように綿花。ウチの畑でも、昨今の厳しい気象の中たくましく育ってくれました。
畑からこんなうっとりするような手触りの綿がとれるなんて…!
きれいな花が咲いてサヤが割れてこんなフワフワの綿が出てくるなんてとってもメルヘンで面白かったです。
来年からもずっと育てたいと思います。
この綿たちをゆくゆくは糸にしていきたいんだけど、今年はどこまで進めるかな?とりあえず綿がとれたので最近長女がはまっているフエルト細工の手芸でも使えると思うんだけど…。
今年ははじめての綿花栽培で、なんとか綿花4種を栽培して、綿をとるところまで進めました。まだ収穫が続いているので、この先のことは冬場にボチボチ考えようかな~!
相変わらず、走りながら考えている野良しごとです…!キーカラカラと糸作りできるのはいつになるかな…?
なんとなく昭和の洗濯機を思いだされる構造ヾ(ーー )ォィ
綿花はオクラと同じアオイ科なので、
似ているのもうなずけます。
西洋綿というものの存在は初めて知りました。
これから紡いで、
脱色・染色などの工程も見てみたいです。
なぜだかこの写真を観て、
中島みゆきさんの「糸」が聴きたくなりました。
小豆などと同じで一度収穫してしばらくしてまたつぼみができて花がさいて今第2弾の綿花が収穫間近です!
すべての収穫が終わったらまた、ボツボツこの先のことを調べたり考えたりできるといいなあと思います♪