私は、熊本の高校を卒業して、東京の大学に昭和37年に入り、武蔵市にあった寮に3年間生活した。
その間に、いろいろのことを習得したが、同じ仲間が今も、年に1度、同期会として旅行を兼ねて集まっている。
今年は仙台松島で22日から23日で行われた。約20回ほどになるが、参加者は、今回は7人であった。遠くは広島
から飛行機できているが、午後の2.30時に松島海岸駅に集合したが、毎年1人づつ参加者が減っていくのは残念だ。
松島海岸の復興はすばらしい。津波の影響は、湾を覆う防波堤の役目の桂島などから最小限にくい止められたのか
死者も出ず災害も最小限になったようだ。遊覧船で湾内を一回りしたが、250近くの小島がつくる景色は、天候にも
恵まれてすばらしかった。宿は、海岸に面した、魚の漁師が経営する居酒屋兼ホテルの場所で新鮮な魚の料理が
とてもおいしく、昔の寮生活を思い出しながらの雑談で懇親を深めた。この宿の夕食までの間、時間があったので
近くの瑞巌寺を訪れてみた。途中、境内に1メートルのところまで海水が来たとの看板を見かけたが、海岸から約
200メートルほど入ったところであり、災害の大きさを再確認した。しかし、瑞巌寺の本堂までは、海水は到達
しなかったようで、伊達政宗による建造物は、江戸初期に建造されたままの姿をのこしていた。本殿の襖に描かれた
絵のすばらしさはさすがに国宝だと思った。写真を撮れないので紹介できないのが残念だ。