今朝は涼しい秋の天気になった。下流の南公園を経て、秋川と多摩川が合流する地点までいったが、この合流地点はいつもと
違って、濁流が堰を越えて、滝のように音を立てながれていた。まだ、台風24号の残りが見受けられる。帰り道には、写真
のように、寸断された桜の木がたおれていた。今年の夏には、台風12号から始まって、21号、24号と大規模の台風が
矢継ぎ早に日本を襲った。まだ、25号がちかずいてきているが。今年は台風到来の最高の年になるようだ。
この台風の被害を見ると台風の通った経路により、ずいぶんと被害の大きさが違ってきていることに気が付く。台風12号は
7月末に日本をおそったが、これは、異常な経路をたどっている。東から西へ移動したのだ。このため、伊豆半島や湘南海岸
などで、高波におそわれたり、西日本に被害がでた。また、21号は、24号とは発生した時の規模は、同じであったが、被害は
21号が大て゛あった。これは、経路が若干違う。21号は、大阪湾にはいり、日本海へと横切るコースで、風速が上陸しても
落ちずに、60mの突風がおそっている。このため、大阪などでは、駐車場の車がふきとばされているし、高潮のため、関西
空港が水浸しになり、8000人ものひとが、閉じ込められている。これは、大阪湾へ押し寄せた高潮だけでなく、強風の
影響がかさなったことと、関西空港の海に突き出した人口の空港の影響があったからだろう。これに比べて、24号の被害は
予想と違って、小規模であった。これは、上陸した地点が和歌山から中部地方の山と富士山の上を通り、日本列島を縦断する
コースであった。東京では、八王子と奥多摩あたりを通過したが、都心を避けたことが幸いしている。このことは、山に
ぶつかり急激に衰えたと思われる。そのため、八王子で45mの最大風速程度が最高であり、被害が多摩地方に集中している。
もし、この台風が東京湾を通る経路で襲っていたら大被害となっていただろう。それにしても、伊那湾台風のように、伊勢湾では、
高潮の被害がなかった。この原因は、防波堤などの、十分な対策と、前もっての避難などがあったからかもしれない。21号の
いやな経験を生かしたことが、被害を最小にしたことになったと思う。しかし、我が家の被害は、大規模だった。