★ 海外貴金属市況

● NY金、反発
19日のニューヨーク商品取引所（COMEX）の金先物中心限月4月物は、ギリシャ財政不安が再燃する中、安値拾いの買いなどが入り、反発し、前日終値比7.40ドル高の1オンス＝1207.60ドルで終了しました。

ギリシャ政府が欧州連合（EU）に支援延長申請をしたものの、独財務相が受け入れに反対していると報じられました。ギリシャの財政不安が再燃する中、安全資産として金を買う動きが広がりました。
前日の金相場が引けた後に発表された米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨では、多くの参加者が早すぎる利上げに懸念を示していたことが判明しました。これを受けて、米早期利上げ観測が後退したことから、追随買いが入った面もあったようです。

● NY白金、 反発
19日のNY白金先物相場4月限は反発し、前日終値比5.10ドル高の1オンス＝1172.30ドルで取引を終えました。

この日は、ドル高や金の押しが圧迫して時間外取引の安値を下回る場面もありました。また、ドイツがギリシャの支援延長要請を拒否したことや、米フィラデルフィア地区製造業景況指数の低下、米景気先行指数が予想を下回ったことも圧迫要因となりました。
しかしながら、ギリシャ向け支援は期限の今月末までにまとまるとの見方や、原油の戻りを受けて、値を切り返しました。

 

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