資本主義経済の問題点は所得の格差が拡大していくことだ。
これを是正する手段として民主主義・選挙がある。
普通選挙制度では所得の大きさに関係なく一人につき一票が割り当てられる。
選挙によって成立した政権が徴税などを駆使して格差解消に努める。
資本主義経済によって拡大した格差を一人一票が原則の民主主義政治によって是正していくわけだ。
ところが世界中の民主主義国家で格差の拡大がとまらない。
原因は複数あるが最も重要視すべきで、
かつどの国でも共通するのが低所得者層の政治的無関心だ。
貧しい者ほど投票しない(あるいは投票できない)。
対して所得の高い階層ほど積極的に政治に関わろうとする。
なぜ所得が低いほど政治に無関心になるのか?考察していきたい。