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宝満山の映画を作る会

福岡県太宰府市に所在する霊峰「宝満山」の魅力を伝えるべくドキュメンタリー映画を作成する会です。

思わぬ収穫  (薩摩塔?)

2011-01-25 11:13:18 | 記事
木原不動尊の薩摩塔(?)

 



(撮影日誌より)
『 新宮町にある国の重要文化財「横大路家住宅」で1200年もの間守られてきた伝教大師最澄ゆかりの「法火」は今、熊本県の天台宗のお寺にある。本殿中央に安置された小さなランプの中で、赤く小さく揺れている。
 熊本市郊外、JR宇土駅近くの木原不動尊。「法火」撮影で訪れた木原不動尊はいかにも中世山岳信仰の聖地に相応しい立地の中にあった。そして思わぬ出来事が。

 山門前に集められた石塔群の中に、石の四面に尊像が彫り込まれた珍しい石塔を「発見」したのだ。薩摩塔ではないのか?
 今月23日、久山町の首羅山遺跡の調査担当者らと確認に出かけた。どうやら「収穫」といえる「発見」であったようだ。残っている尊像の顔が中国風に見えてくるから不思議。多くの参拝者が目にしていたに違いないこの石塔。ある意識を持って眺めたら、それが「発見」につながった。
 大陸との深い関係が指摘される謎の石塔、薩摩塔。首羅山の薩摩塔は大きくて美しいが、宝満山にも薩摩塔があった。今は太宰府天満宮参道近くの民家が大切に保管している。小ぶりだがチャーミングな薩摩塔だ。

 宝満山と薩摩塔。宝満山と大陸。
 木原不動尊の「法火」はやがて宝満山の麓で燃え続けることになる。
 宝満山に参籠して大陸への航海の安全を祈った最澄ゆかりの「法火」。
 一本の線が見えて来た気がする。
 線はつながって円になる。円は螺旋状を呈し、くるくると過去に降りてゆき、くるくると未来へと上っていく……。』



宝満山研究会の風景 

 1月22日(土)に太宰府天満宮の文華殿で「宝満山研究会」の例会が行われ、当会の末永氏、尾登氏が制作した裏糟屋の千人詣りの映像が上映されました。
その模様は「宝満山研究会」のブログでご覧いただけます。
  http://blog.goo.ne.ne.jp/dazaifu2340



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