ほとめきの喫茶喫飯  ~あるがまま

いろいろな人との出会いがあり“その出会いの中で生かされて”とつくづく感じる今日この頃 和小物などに文章を添えて

「ゆずりは」の詩

2008-05-11 22:18:50 | ほとめき日記
今日は、祖父の17回忌の法要でした。
人生に大切な事、要所要所で
教えてくれた祖父でした。

あなたの命があったから、
今の私の存在がある。
そう思った一日でした。
こうして、いのちはゆずられてゆく‥。

友人から教えていただいた
「ゆずりは」という詩です

どもたちよ、これはゆずりはの木です。
このゆずりはは、新しい葉ができると
入れ代わって古い葉が落ちてしまうのです。

んな厚い葉でも こんな大きい葉でも
新しい葉ができると無造作に落ちる。
新しい葉にいのちを譲って・・・・。

どもたちよ、おまえたちは何をほしがらないでも
すべてのものがおまえたちに譲られるのです。
太陽のまわるかぎり譲られるものは絶えません。

。。。。。

。。。。。

のおとうさんおかあさんたちは
何一つ持っていかない。
みんなおまえたちに譲っていくために、
いのちあるもの よいもの 美しいものを
一生懸命に造っています。
今おまえたちは、気づかないけれど
ひとりでにいのちは伸びる。
鳥のように歌い 花のように笑っている間に、
気がついていきます。

したらこどもたちよ、もう一度ゆずりはの
木の下に立ってゆずりはを見るときが
くるでしょう。』

新しい葉にいのちを譲って古い葉が落ちてしまう自然の人生の一コマです。
教えて頂いた時、心にに強く響きました。
河井酔名さんの詩です。

上の写真は、‘花梨の木の花’です。
娘が生まれたときに植えた木です。


5月の風に吹かれて ~摩耶山のさんぽ

2008-05-06 22:33:22 | ほとめき日記
六甲山系の摩耶山(摩耶古道)を散策してきました。
山道沿いには、いろいろな野生のアジサイがたくさんの葉をつけていました。
あと1ヶ月もすると、
味わい深い姿を見せてくれることでしょう‥

こちらは、途中で出会った“つりがねつつじ”です。

枝先に白い小花が5,6個垂れ下がっています。美しい花でした。

摩耶山には、天上寺(通称「摩耶山寺」)があります。
摩耶山は、古くから郷土の俳人に親しまれ、蕪村とその一門の俳人や文人が、
しばしば往来するようになり、俳句の山として知られているそうです。
天上寺の境内には、句碑が建っています。
私たちも5月に訪れましたので、この句を。


また、この寺は、“女人守護の本山・女人のみ寺・女人高野”とうたわれているそうです。

暗くなって天上寺近くの展望台にも登ってみました。
眼下に広がる景色は、時間が経つのも忘れるくらい美しく、キラキラ輝いていました。
イチオシスポットです。
ただし、どちらを見てもカップルばかりです‥
ここでプロポーズなんて、いいかも