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ホー選手の身近に起こった出来事を書いていきます~

四君子(水墨画続き)

2005年05月28日 | ・友禅教室
やっと、、、、やっと布を、、、布をもらえました。

こうやって自分のブログのログをみると、約1ヶ月布に触らなかったのか…と。
約1ヶ月も萎え萎えな時間をすごしていたのか…と。

と、いっても、教室に行くと先生がお手本を紙に描いていてくれました。
で、その上にまた紙を載せて、縁取りをします。(写真ないとイメージできないですよね)
基本的に、この縁取りしたものをいつも友禅の下絵として、布に写すということになります。

縁取りをした紙を布の下に敷いて、藍でなぞりました。

次回は布に墨で描いていきます。

そろそろ本当につらくなってきたので先生に「もう墨絵はいいです。次は普通の友禅やりたいです」と弱音を吐いてしましました。
うーーーん。とはいえ、何が作りたいってわけではないのでそれはそれで困りますけど…。

友禅を始めて1年経ちました!
1年、通ったのはすごいのだけど、、、、上達してるかっていわれるとつらいものが多大にあり…。

2年目は、、、もっとちゃんとしたもの作っていきたいなあ。。。

久々のパン

2005年05月26日 | ・もじもじダイアリー
気候も良くなってきたので、そろそろパンを作るには良いなーーーと思いながらなかなか気が進まなかったのですが、、、、、、、

なんと!新宿三越の地下にCUOCAショップができているではないですか!!!
ネットでも買えますが、やはりショップでいろいろ見ながら買えるのは素敵ですよね。
お菓子のリキュールとか…材料が……リキュールなんて数年に1回ニオイ付け程度にしか使わないのにこうもそろえたくさせるなんて!(自分が影響されやすいだけ?)

ということで、引越前に使いきった、強力粉とイースト菌を買ってきました。
今回は、スーパーで売っているイースト菌よりも少しハイグレードなやつを買ってみました。

むふふ。楽しみーーー。

えっと、、、強力粉のせいなのか酵母のせいなのかわからないのだけど、イースト菌めがけて牛乳を混ぜたあとの「香り」がめちゃくちゃいいのです。
普通のイースト菌でもそこそこパンのニオイはしますが、今日はものすごくよかったです。

が……なかなかこねられてくれない生地……。あと酵母も全然溶けてくれない。

ごめんね、ごめんね。乾かないでね。あー。このままつぶつぶ残ったらどうしよーーー

いろいろな不安と戦いながらこねていましたが、そのうちしっかりまとまってくれたので一次発酵をさせます。
いやあ、、、温かいせいなのか、酵母のせいなのか、、、なんなのかわからないけどいい感じでふくらんでくれました。
6分割して、成形、ベンチタイムをしたら2次発酵へ送ります。
2次発酵も無事済んだのですが、、、
お隣さんどうしがくっつきそうな勢いで膨らんでくれました。

心配だったぶつぶつもきれいになっていて、すっきり美人パンになっていました。

ありがとう、パン。

で、焼きに入れます。

焼き上がったら見事にくっついていました。
あーーー。でもふかふかで、でも外側がこうばしくって…。うっとりですよ。
焼きたてっておいしいよねーーー。

久々パン作り。楽しかったあ。

水墨画

2005年05月24日 | ・友禅教室
今まで単独で描いてきたものを合わせてみます。

この半紙の倍の大きさの紙に描いた後、布に描くようです。

相変わらず難しいし上手にできません。
が、なんとか筆使いは「絵を描く」手つきになってきたのかなあ。という感じ。

つまらなくはないのだけど、自分があまり成長しない(上手になれない)ので、かなりへこみます。先生は、水墨画の先生に10年以上、習っていたらしいです。
「こんな数回で上手にできたら困る」と先生は言ってくれますが………。なんていうんですかねえ。。。自分ではちゃんとやろうとしてるのにできないはがゆさがかなりあります。
あと、どうしたらこのはがゆさがなくなるのか、解決策が「慣れ」とか「回数」になってしまうと、本当にへこみます。

でも、嫌々は、線に出るので、前向きにがんばろうと思います。

水墨画(その2)

2005年05月16日 | ・友禅教室
かなり萎え中で、見るもの嫌なので、写真はなし。

四君子の続きで「竹」と「菊」をやりました。

こんなに墨絵をやっているのに、今回初めて気づいたのは…

「自分の筆づかいがはるかに「書道」だということ」

確かに、普通の細筆なので、書道風でもいいんじゃないの?と思うかもしれませ
んが、書道は基本的に「筆を立てて」書くので、筆先を入れる瞬間は少し斜めか
もしれませんがそっから線が伸びるときには筆を立てて書きます

しかし、墨絵の場合はそんなこと全然ない。筆をいれる瞬間に斜めでもその斜め
のまま線を伸ばす。

だから、先生と私の筆を入れるところはとても形状は似ているのだけど、そこか
らあとの線の伸び方がまったく違っているんだ…ということに今回初めて気づき
ました。

あと、今の私には結構致命的な問題点があります。
それは「お手本どおり」に描こうとしているところ。
「お手本どおりでいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが…「竹」とか
「菊の葉」とかを意識して描いているのではなく、限りなく先生の形に似せよう
としているだけなのです…。

なので、描いている途中も、別に「葉っぱだからこうで…」ではなく、「ここが
丸くなっているから・・・」という風に考えてしまいます…。
確かに、「手がなれる」という点ではいいのかもしれませんが、ちょっと「絵を
描いている」という自覚から遠くなるので、できあがってもうれしくないことに
気づきました。

来週はもう一回菊をやって、四君子を仕上げにはいるようです。。。


水墨画(その1)

2005年05月10日 | ・友禅教室
四君子という文様を最終的にやりましょうということになり、梅と蘭を描きました。
四君子というのは、梅・竹・蘭(らん)・菊のこと。君子をたたえるものとして、東洋画の画題とされるものを言います。

仕上げるときの大きさとしては掛け軸くらいと先生が言っていましたがそれが紙なのか布なのかまったく検討がつきません。

今回は「紙」に描きました。仕上げをするというのではなく、最終的にきちんと描けるように「手で覚える」ために、筆使いとか墨の付け方とかに慣れるために練習をします。

梅が…梅が難しかったです(右側)
蘭の方は、書道と一緒なので花の部分は「い」の書き方と一緒。あとは払いの連続なのでそんなに苦痛ではないのですが、梅の幹部分が……。

梅ですが「上り龍」といって、龍が上っていくイメージで描くのだけど、どうも先生のお手本に比較して自分の龍は「逃げ腰、へっぴりごし」とか「踊ってる」という感じになってしまって、なかなか上手にいかないので、かなりへこみます。

これで1週間、間があくとまた手が忘れちゃうんだろうな……。
あらかじめ予想はしていたことだけど、水墨画系統は自分が苦手だとわかっているのでかなりつらいです。がんばろう。

競馬会神事

2005年05月05日 | ・もじもじダイアリー
「競馬会」と書いて「くらべうまのかい」と読みます。

由来は「五穀豊穣」を願ってのものだそうです。

神社の一の鳥居から二の鳥居の間に桜、桜、楓と木が植わっていて、最初の桜の木がスタート地点で次の桜が鞭打ちの桜で、最後の楓が「もうよいの楓(ゴール)」という風になっています。
一の鳥居と二の鳥居の間なのですが400Mくらいあるようです(そんなにあるかなあ。。)

赤組と黒組みがあって、その双方から1頭づつ馬をだし2頭が2馬身差の間隔からスタートし、その差が開くか縮まるかによって勝負が決まります。
今日の行事にでる馬や組み合わせは5月1日の組み合わせ会みたいなやつで決めたようです。

(多分)、写真の下にある竹の柵みたいなものを埒(らち)と呼びます。この中がコースになっていて、馬がスタートする前に「馬が埒に入る」とか走り終わった後に「埒からでる」とかいいます。
この行事がなかなか時間通りに始まらなくて、埒が開かないことから「埒があかない」という用語が生まれたらしいです。

・・・本当に時間通りに始まりはしなかったのですが・・・・

この人を先頭にして、一の鳥居から行列が始まります。
参道にあたるのですが、このときばかりは「神様が通る」ということで参道を横切っはいけません。
しかし、行列がくるとわからない人や、そこが参道だってわからない人や子供とかが激しく参道を横切るのでなかなか行列がスタートできなくて何度も「横切らないで!」と大声を出されていました。
実際に乗馬する人や、警護の子供など、昨日の斎王代之禊が女の人の行列であれば、今日のこの行列は男の人の行列で小さい子は小学生くらいの子もいますが、暑さでぐったりしていました。



そうやって、馬場のゴール地点までいくと今度は、スタート地点まで南下します。これは埒内を南下するのですが、まっすぐ南下するのではなく9回折れ曲がる(くねくねと南下する)ことから「九折南下(くっせつなんか)」と呼ばれています。それぞれの馬の先頭には写真のような(名前を忘れました)人が付いています。この人が、この競馬の全責任を負う人で、なにか粗相があったときに、責任を負えるように短刀を持っているようです。

そして、この人が竹を持っているのわかりますか?
この人の後ろに馬がいるわけですから、いつ馬が暴れるかとか馬に襲われるか・・という危機にさらされているのです。
しかし!馬は自分の足元にあるものを「踏まない」という性質があるらしく、この竹を踏まないということは、この人も安全ということになる。ということでこの人は竹を持って馬を先導するらしいです。
ちなみに、この人のはいている袴の水色が「あさぎ色」という色です。

さて、冒頭でも書きましたが、そもそも「よーいどん」でスタートするのではなく、埒内を何回かいったりきたりして(これもしきたりがいろいろある)、、、、

ルールがわからないので、まったく不明です。
で2馬身が縮んだかどうかで判定するので、判定がわかるまでにとても時間がかかります。もちろん、最初にスタートしたほうが先にゴールする可能性のほうが高いので私たちの眼からするとそっちが勝ったと思っても、実際は違ったりするので、なんとなくすっきりしません。
(今の競馬スタイルに慣れちゃったせい?)

しかし、馬が駆け抜けていくところとか、乗っている人の掛け声とか本当に「圧倒」されるものもあるし、着ている装束やそのしきたりなど、今では想像できないこともたくさんありました。








上加茂神社に行くまで

2005年05月05日 | ・もじもじダイアリー
上加茂神社は鴨川の上流のほうにあります。
下鴨神社よりも北に位置しています。

私は北山というところまで地下鉄で行き、そこから北山通りを西のほうへ行って加茂川にぶつかったら上流のほうに北上しようと言うことで歩きました。

北山通りですが、東京で言うところの「白金」という雰囲気でした。
おしゃれなカフェとかパン屋さんとか雑貨屋さんとか…。多かったのがペットアイテムショップ。「多いなあ」と思っていたのですが、加茂川を見て納得。

加茂川はとってもいいところで、犬の散歩をしている人がとにかく多い。
あと、マラソンやサイクリングや・・・お昼過ぎると家族連れが水遊びにやってきたり(魚がいました!)本当にほのぼのとした時間が流れます。

あと私が北山通りを白金と感じたもうひとつの理由は「家」。結構ゴージャスです。
「いいなあ。こんなところすみたいなあ」とふと家屋に眼をやって「無理だ・・・きっと高い」と本当に思わせる家がたくさん。
自分ですむよりもこういうところに住んでいる友だちを探したほうがいいのか・・・と。

競馬会神事があるまで結構時間があったので、加茂川の木陰で本を読むことにしました。
・・・実際は・・・・時間ができたらどこに行こうという目的もなかっただけなのですが、ひなたはとても暑いのに、木陰はかなり肌寒くておもいっきり贅沢な時間が過ごせた気がします。
まあ、確かに旅行にきてまで?と思う人もいるかもしれませんが、、、滅多にやらないことなので、個人的にはかなり贅沢の域ですね。。。。

四条あたりの鴨川だと人が多いですが、上加茂神社(要は洛北)周辺だととても静かで贅沢な時間を過ごすことができると思います。


イベントの小物あれこれ

2005年05月05日 | ・もじもじダイアリー
イベントを見るもの大好きなのですが、使っている小物を見るのはもっと好きです。
が…いつもイベントに集中してしまい、小物まで目がいかないのが実際です。

小物は博物館に行けば本物や、その当時使用していたものが見られますが実際に着用していないのでこういうときに、実際に着けていると少し感動します。

葵祭の前行事であった流鏑馬も斎王代禊之儀でもこうやって葵の葉を烏帽子につけます。なぜ葵祭りというのか・・というと

===引用==
祭りの当日に御所内裏の御簾をはじめ、牛車、勅使、行列の人々の冠や装束、牛馬など全てを葵の葉で飾ったことによっています。
葵の葉を飾るのは一説では、上賀茂神社の祭神「別雷神(わけいかずち)」が生まれた御形山(みあれやま)に、双葉の葵が生じた話からきているといわれています
=========

徳川家の家紋が葵なのや、まあいろいろから(だって普通の家庭で葵って植えないよね?)葵って高貴な人の象徴だとずっと思っていたのですがちょっと違うのですね。
まあ、そのような感じで、葵の葉で飾るわけですが、本物の葵を使うのでしなしなになってきたりして少しかわいそうな気もしてきます。

靴も普通は「草履やげた」というイメージが強いかもしれませんが、神官っぽい人や身分の高い人は中国の影響を受けているので草履というよりは、靴っぽいものをはいています。
歩くのは大変そうですが、かわいいですよね。




少し身分が低い(年が若いなど)になると、わらの靴になります。

きっと着ているものの意味や、着てはいけない色とか使っている小物の意味を知るとまたものすごく楽しいのでしょうがもう今は「観て楽しむ」ことに専念です。





千本閻魔堂狂言

2005年05月04日 | ・もじもじダイアリー
昨日、神泉苑の狂言に行ったからどうでもいいかな。と思ったのですが、初心貫徹。行きました。
神泉苑は席が屋内にあるのですが、閻魔同はさらち(今は駐車場っぽい)にいすを置くという感じで、まさに「炎天下」での干渉になりました。

写真の演目は、「土ぐも」狂言の中でもかなり有名なほうだと思います。歌舞伎でもよくやります。この糸にご利益があるとかないとかで、かなりの人が持ち帰りました。私も風でひっそり足元に落ちたやつを持って帰ってきました。

この閻魔堂の狂言は「有声」だということです。
2演目ほど無声のものもありましたが、7演目中5演目は舞というよりは演劇になります。
面白かったですね。
行ってよかったと思いました。どちらかというと神泉苑よりも閻魔堂のほうが「演じる」ということが本格的なので観ていて「鑑賞している」という気になります。
パンフレットもしっかりしているので、初めて鑑賞する人は最初にこっちを見たほうがいいかも。と思いました。


「靭猿(うつぼざる)」という演目があって、この演目で演じる「猿」は、子供が狂言デビューをするときに演ずる最初の役柄なのだそうです。
私が炎天下で待ち状態にはいっているときに、小さい子が猿の練習をしています。私はまだその演目自体を見たことがないので、子供が何をしているのかまったくわかりません。
おじいさんっぽい人が、丁寧に教えています。

自分が生まれ育った地域ではこういうものがないので、こういう機会に恵まれている人たちは本当にうらやましいです。
東京に住んでいてとても思うのですが、自分が育ったところって育っているときにはちっともありがたいと思わないのだけど、今にして思うと本当にありがたいです。


で、演じた猿役がこれ。
小さい子でお面つけて、とってもお面が鬱陶しくて取ってしまいたいんだろうなあ。と思うのだけど、しっかりと演じきります。
素敵だなあと思います。

観ていると、汗がだくだくでてきます。
あまり動いていないのに、ずっと炎天下の下にいたのでとても身体が疲れました。

人が多かったり、待ち時間が長かったりしますが、この日やこの時期にしか見られないものが観られるのは本当によかったと思います。


斎王代禊之儀

2005年05月04日 | ・もじもじダイアリー
葵祭の斎王代(さいおうだい)以下、女人列に参加する四十人の女性が身を清める神事。十二単を着て神社のみたらしの池で川の水に手を浸し、身を清める御禊(みそぎ)を行う儀式のことです。
斎王代というのは、この紙を流している女性でなぜ、紙を流しているかと言うと、、

この水でおはらいを受け(基本的には手を洗うという感じ)、その後、その手を紙で拭いてそれを流すというのが儀式になっています。

古くは鴨川の河原で行われてたようですが、鎌倉前期に斎院の廃止と共に中断。昭和三十一年の斎王列復活により、上加茂神社、下鴨神社の両方の神社で交代制で行っているようです。神社境内だったらどこでもいいというわけではなく、決められた場所でないとだめなようです。今年は下鴨神社の番だったらしく、今日も下鴨神社へいそいそとでかけていきました。。。。。

禊の場所は、こんな感じになっていて、見えるか不安ですが手を拭く紙がステージ(っていうのかな・・)の前面に竹に挟んであるのがわかるでしょうか・・・。
昨日来たときは、通行できた祠の前も、今日は通行禁止になっています。

このステージの前面はもうテレビ局系のカメラが陣取っていて普通の人はとても狭い場所でひしめきあっています。
どうも世界文化遺産に登録されるまえは一般人エリアがもっとあったらしく、開放的だったようですが、文化遺産に登録されたとたん規制が厳しくなったようです。
先日熊野の問題(文化遺産に登録されたとたん、今まで使っていた林道が通行禁止になって、林業の人がとても困るといった具合に)もあったけど、世界遺産に登録されると良い反面と悪い反面がくっきりでるもんだな。と思いました。

10時から開始だったのですが、、、暑い暑いあつーーーーーーーーい。

10時から行列がスタートするというだけで、この禊ステージにくるまでは15分ほどあります。
その間、神主さんがいろいろとお話をしてくれたりします。

笙の音が遠くから聞こえてきました。
まず、神主さんや楽器隊がやってきて、女性行列軍がやってきます。
女性陣は、決められた位置に座って一緒に禊を受けます。

神主さんみたいな人が、詔のようなことを言って(もう何を言っているかわからない)、そこからお祓いを受け、斎王代が禊をして(大きい写真)、そこから女性人もクシ(と私には聞こえたのだけどちがうかな)を受け取り、橋から投げ(と聞こえた)て禊を受けるという感じのようです。

そして本堂に歩いていき礼拝をして写真を撮って終了といった具合なのだそうです。

とてもきらびやかなのですが、全体像が見えないので行列が移動するたびに人もぞろぞろ移動するのともう、帰りたくても帰れない。うごきたくても動けないといった状態で最後のほうはつらかったですね。。。

でも、この行事がとっても観たかったのでよかったです。

神泉苑大念仏狂言

2005年05月04日 | ・もじもじダイアリー
狂言会場では、写真を撮るのを控えろと書いてあったのと、もう周りがまっくらだったので写真がアレですが・・・。
演目は「熊坂」。牛和歌丸(右)が悪者(左)を退治しているところです。

神泉苑に到着しました。
昼間は夏日を記録していたらしい京都も夕方になるとすこし肌寒くなります。
神泉苑のイメージはこの橋。京都に来る前に神泉苑は昔はもっと広かったということは勉強しましたが、すんごく狭いです。
パーツひとつひとつはきれいだったり価値があったりするのですが、やはり広かったものを狭いところに収納したというような印象をうけました。基本的な橋や池はそうでもないのですが、祠の点在の仕方がやっぱり少し窮屈そうです。

こういうときに、潜在的にそう思っているからなのかどうなのかわかりませんが、やはり「歩きづらい」です。参拝方向みたいな立て板はありますが、それがなかったらどう歩いたらいいのかまったくわかりません。(まあ、もとは庭だから方向なんてないのかな。。。)


狂言は、18時からだと思っていったのですが、19時からでした。
私がついたときは、13時からやっていた昼間の狂言のほぼ最後の演目を演じるところで、名物(?)土ぐもは、昼間の最初の演目ですでに演じ済みで、客席に蜘蛛糸の残骸が残っていました。

17時30分ころから最後の演目「弁慶橋」というのがあり、これは牛若丸と弁慶の出会いを描いているものです。
この狂言は「保存会」の人たちがやっていて、見ていて「ほのぼの」とします。
どういうところが・・・というと、この弁慶橋の出演者のほとんどが子供でした。
もともと、牛若丸は「きゃしゃで女の人と間違えかねない」というところから、大男が演じることはないのですが、通行人役の子供とかもうかわいくて、面白くて、見てる側も笑ってしまうし、黒子さん役(顔を隠していないし、はかまをはいている)も笑っているし、本当に面白かったです。

さて19時までは、本堂で小野小町の舞と二人静の舞をやるというので行きました。本堂は「観るため」の構造ではないので、みんな階段に座ったり立ち見です。
最初に小野小町の舞をします。
「花の色はうつりにけりないたづらに わが身よにふるながめせしまに」
というあの有名な歌にあわせて踊ります。
踊りの意味とか、踊りのなにが上手なのかを知っていればもっと楽しいのでしょうが、「あぁ。」という感じ。



その後、二人静を舞ってくれたのですが、その時代背景とか舞の意味とかまったく前知識がないので、楽しさ三分の二という感じでした。
日本舞踊とかまったく興味がないのですが、こういう二人静とか踊るって少し楽しいのかも(もちろん衣装付き)と少し思いました。


19時になったので、狂言会場に行き、「熊坂」を見ます。
さすが大人の時間(なのかな)だけあった、熊坂は長かった。
45分ほど演じていたのではないでしょうか。

狂言で演じられる演目は、だいたい歌舞伎でも演じるので話の内容はほんわかわかるのですが、わかってはいたものの、歌舞伎との絶対的な差は「せりふ」。
狂言はせりふがないので、どういうことを言いたいのか。というのをジェスチャーで示します。
そのジェスチャーがわからないと、もう絶対にストーリーを把握するのが無理。

弁慶橋のときに本当になれるまでに時間がかかり、熊坂のときに地元の小学生が前の席で自分の兄弟に解説(本当かうそかはおいておいて)をしているのを聞いてやっと「あぁ」と思ったほどです。
あと、狂言はお面をつけるので表情がわかりません。
歌舞伎だと役者の目線や表情でわかることも、狂言だとわからないですね。

あとは、効果音。
とてもシンプルなのと、基本的な音源は横笛だけで横笛の音調もずっと同じフレーズを繰り返すような感じなのですが、吹き方の強弱によってその雰囲気を緊張させたりします。
役者のせりふがないだけに、この横笛の存在ってとても大切になります。

あぁ。歌舞伎でもそうなのですが、基本的に、歌舞伎とか1幕3場みたいな感じで演じられるのですが、その1幕が全ストーリーではなく、全ストーリーだと10幕くらいあったりします。だから、歌舞伎を見るときも同じ義経千本桜でも、演じる場(巻でしたっけ)によって、全然話が変わりますし、その前後を知らないとつまらないというのもあります。
なので、初心者の人と行くときは、比較的わかりやすいか、見た目にインパクトのある四谷怪談とか毛抜きとか土ぐもを選ぶようにしています。

そんな感じで狂言も同じで一場面しかやらない上にせりふがないので、前後ストーリーやその動作が何を示しているのかわからないと結構つらいものがあるなあと思いました。



流鏑馬からその後・・・

2005年05月04日 | ・もじもじダイアリー
流鏑馬を昼前についてずーーーーっと(仁王のように??)立っていたので、すっかりお腹がすきました。しかし、次の私の目標は神泉苑。

とはいえ、少し時間があるので、四条大橋まで行き、松葉のにしんそばセットを買うことにしました。今日は、「京都一日観光券」というチケットを買ったので地下鉄や市バスが載り放題なわけです。乗らないともったいないので、バスで四条河原まで行き、京阪四条から地下鉄で二条城前(神泉苑)まで行くことに決めました。

が、、、バスが四条河原までいくのですが、予想通り三条あたりから道路激混み。
これなら歩いたほうがよかろうと思って、三条でバスを降りたのですが・・・。後悔。
人がーーーーーーーーー。おおいーーーーーーーーー。


ということでやっと鴨川までたどりつきました。
鴨川沿いの料理屋さん(写真右側)は、今の季節から初秋くらいまで川床(でしたっけ)という外で食事のできるスペースを作ります。
はい。鴨川を見ながら涼んで料理を食べるというのをよくドラマなどで見た記憶があるかと思いますが、まさにそれです。

このオープンエリアは当然料亭の入り口から見て奥の間にあたるわけで、この入り口が先斗町と呼ばれる飲食街エリアになります。
すごく細い路地に趣のある料理屋さんがたくさんならんでいます。
が、、、人がすごかった。(写真とりたかったけど、とれませんでした)

祇園がすきか、先斗町がすきかと聞かれたら…。個人的には先斗町ですね。
うーーん。自分の好みですね。なんとなく祇園は整頓されている(道路とか)のできれいですが、人にたとえると、お化粧をばっちりした近づきがたい美人って感じ。でも、先斗町は・・。うーん。美人でとっつきにくいのだけど、一回話すととってもいい人って感じ(うそか)
はい、バイトをするなら絶対先斗町ですね。

そうそう。目的は「松葉」。
松葉に行って、にしんそばセットを実家に送るようの送付状と、自分で食べるようの持ち帰り用を作ってもらって、

「あと、FAX注文用紙ください」というと
「FAXじゃなくて、これかな。あと、電話でもうけつけとるよ」といって、パンフレット(はがきがついていて欲しい商品を書いて投函するみたいな感じ)のをくれました。
こ、、これさえあれば、欲しいときに欲しい数だけ注文できる。
うれしい。

そんなわけで一応、自分の目的は達して歩いて京阪四条まで行きました。


下鴨神社のやぶさめ

2005年05月03日 | ・もじもじダイアリー
時速50KMくらいで走っているらしいです…よって写真がぶれまくりです。

下鴨神社の流鏑馬は世界遺産にも登録されているらしく、この走っている馬場も流鏑馬としての行事としても日本で一番古いようです。
直線ですが、500Mくらいありその間に3的ほどあります。的と的の間を約5秒前後で走りますから、矢を売ってから次の用意をするまでにとてもすばやい動作をしないといけないということになります。そしてさらに、馬に乗りながら両手を離して矢を打つわけですから、とてもバランスが大切ということになります。

1時間以上前に、流鏑馬会場に着いたのですがもう、マニア(?)な人たちはこうやって待ちをしていました。私も待ってみましたが・・・待つのは大変ですね。
ただ、会場の馬場の両脇がとてもよい木立だったのでそんなに暑く感じなかったのがせめてもの救いでしょうか・・・

1時30分から行列をはじめ、2時ごろから馬が走ります。とマイクで進行の人が言います。
私にとっては無知な上に、初めてのことですから「行列ってなんだ?」という感じです。
昔、競馬場で学んだのは、人気レース前に座り込むと自分の頭上に人の頭が来て良い席でも絶対に見られないということです。ですから、意地でも座りません。いったん座ったら、望遠の長いレンズをもったカメラ人が私の頭上にくるんじゃないかと思うほど1時をすぎると恐ろしい人ごみになってきました。


行列から始まります。
この黒い服を着ている人が、今日のこの流鏑馬イベントを取り仕切る人なのだそうです。この人が先頭で来て、的の板を持っている子供やいろいろ想像をつかないようなものを持った人たちが列を成して馬場の横を1往復します。


これが弓矢を持った人です。何度か私の目の前で、馬がストップ(馬の間隔を広げるために)したのですが、ちょっと興奮気味の馬もいて、それが目の前にいるわけですから臨場感が一気に増します。

行列が終わると、的うちが始まるのですが、最初の3騎は平安時代の服装で走りました。

馬が走り始めるまえに、赤い扇子をもった人が合図をします。そうするとスタート位置に馬がやってきます。
「ドッドドドドドッド」という馬の走る地響きと、矢を打つ人の「ヤッ!!!!」という掛け声がとても迫力があり、さらに的の板が勢いよくパキーーーンと割れると周囲から「おぉぉぉぉー」という声が起こる。

この瞬間的な感動を写真にしようと意識をしているとどうしても、その瞬間の感動に乗り遅れるので、最終的にはもう写真はあきらめて、「おぉぉぉぉ」という感動の声をあげるのと「あぁぁ。おしぃ」と残念の声をあげる役にまわりました。

先にも書いたように的は全部で3つあるのですが
それぞれのポイントで良さがあって、1番最初のポイントはほとんど「絶対にあたる」ポイントなのです。2番目はタイミングがはずれて打てない人やあたらない人がいます。
ただ、2番目のところは馬場センター(正式な名前を忘れました)があって、3つ的を当てた人には禄が与えられるのがこの場所だったりします。

最後の的はスピードがあって絶好のポイントかもしれないですね。テレビ局が撮っているのはほとんどこの最後のところです。

走り始めるまでがとーーーーーーーーーーーっても長くて大変だったけど、とても趣があって見てよかったと本当に思いました

下鴨神社

2005年05月03日 | ・もじもじダイアリー
がんばって流鏑馬を見ようと、午前中には京都につきたいと思い、7時30分には東京駅に着くようにがんばりました。
が。。。ゴールデンウィークの東京駅なんてくるもんじゃありません。。。。
本気、人多いです。

おまけに、おなかがすいたので、おにぎりひとつ食べようと思って駅弁売り場に行っても…。この「駅弁ブーム」でおっそろしい行列なわけですよ。
本当に大変。
新幹線の混み具合はまあ、普通なわけで、グリーン席以外の普通指定席はもう満席。自由席もわがままいわなければ(たとえば喫煙席とか)でもよければ座れます。

そんなわけで、無事新幹線に乗ることができ、午前中には京都につきました
が・・・・・・・

おっそろしくすんごい人・人・人!!!!

京都駅前のバス乗り場がおそろしい行列でもう本当に歩こうかとおもったくらいです。
しかし、これで歩いて無駄に時間をすごすよりは、地下鉄なりでちかいところまで行って歩こうと思い、地下鉄で下鴨神社の近くまで行きそこから歩いていきました。

下鴨神社はちょうど加茂川と高野川が合流する地点にあります。
これが加茂川。



こっちが高野川。小さくてわからないかもしれませんが、こいのぼりが泳いでいました。休日で結構暑い日なので、たくさんの人が水遊びをしています。
なにかのブログで「鴨川周辺でお茶していたら蚊に食われた」と書いてありましたが、まあ、これなら仕方ないなあ。と妙になっとく



下鴨神社には流鏑馬を見に来たのですが、建築物としても結構きれいな建物で(大きい写真)、平安時代風のみやびやかな雰囲気をかもし出しています。
あぁ。。なにかに似ていると思ったら、京都御所と色調が似てるんだ。
自分の中の「散策プライオリティ」では今まで低い順位で来たことがなかったのだけど、こう建造物を楽しむとかではなく「ゆっくり散歩する」感覚でくるととても素敵なところなんじゃないかと思いました。
(でも、建造物事態もとても価値があるものなんですよ。でも、周りの環境のほうが素敵な気がしました)



京都の5月のお祭りといえば、葵祭りですが、その前祭として明日もイベントがあります。
明日もきたいなあ・・・

明日から京都?!

2005年05月02日 | ・もじもじダイアリー
相変わらず、まったく予定を組んでいません。
明日、早起きできてお昼前に京都についたら…

下鴨神社で流鏑馬を見ようそれからあと神泉苑か千本閻魔堂に行って狂言を見ようということしか考えてないです。
下鴨神社から神泉苑と閻魔堂どっちが近いのかなあと思うのですが、まったくわかりません。

おそらく、バスで大徳寺のほうに行ったほうがよくそうすると閻魔堂がいいのか…
という気分になりますが。いかんせん、18時からの会を見たとしてそっからホテルまで帰るとなると絶対ホテルに近い神泉苑の方がよい(おそらく歩いて帰れる)ということになります。

で、次の日(4日)に千本閻魔堂の昼の部を見て大徳寺とかぶらぶらして帰ってくるという方が結構気楽といえば気楽ですね。

5日は…うーむ。
朝からずっと上賀茂神社「競馬会神事」というやつに張り付いていてもいいし、午後からの「例大祭地主祭り」で行列を見てもいいし…
もったいないなあと思うのだけど、こういうときに時間に左右されるのは好きではないのでどっちかに決めます。(というか、時間があったら観光協会の人にどっちがいいか聞いてみます)

6日は、友禅工房の見学に行くことになりました。
近くに伏見稲荷があるのですが、伏見稲荷→狐→とりつかれる というかなりコチコチの固定概念があり怖くていけません。
友禅工房は、特に体験がしたいわけでもなく(いまさら体験というあれでもないですし)、工房の見学と話をさせてもらうことになりました。
工房といっても、制作から販売まで一括してやっているような感じのところです。
すてきなお話が聞けるといいなあ。。。

いつも「京都に行った」というと「なにおいしいもの食べてきた?」と訊かれるのですが…今回もあまり…興味なく…いつも買ってくる、四条大橋にあるおそば屋さんのニシンそばのお土産を買ってこようくらいしか(あと、ネット通販をやっていないので、お取り寄せFAX用紙をもらってくる)食べ物に関しては予定はなく…この休日にどこも人なわけですから、、、きっと大変だろうなあ。


有意義に過ごせるといいなあ。