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ホー選手の身近に起こった出来事を書いていきます~

千本えんま堂を調べるの巻

2005年04月29日 | ・もじもじダイアリー
千本えんま堂はどうもニックネームらしく、正式名称は「引接寺」というらしいです。

北野天満宮から北東にやく1KMくらい言ったところにえんま堂があります。

ここの狂言は京の三大念仏狂言のうちのひとつなのだそうです。

三大念仏狂言とは???
・嵯峨大念仏狂言
・千本えんま堂狂言
・壬生大念仏狂言

のことを指すようです。
で、神泉苑は、この壬生狂言の流れをついでいる狂言のようです。

さて、この閻魔堂。なぜ閻魔堂というニックネームがあるのか?というと
「百人一首に登場する歌人で、閻魔大王に会ったエピソードで知られる小野篁を開祖とすることから、数ある京の寺の中でも珍しく、えんま王をご本尊としている。」
だそうだ。

オノノタカムラ --- なんと!小野小町の祖父。毎晩冥府に通い、閻魔王庁で裁判を手伝っていたという噂のある人物なのだそうだ。
お寺の裏には篁が冥界へ通っていたという井戸があるらしく、篁は、この井戸から毎晩閻魔の庁へ出かけ、裁判を手伝っていたらしい。
見に行きたいけど…。怖い。

あぁ。オノノタカムラどこかで聞いた名前だと思ったら…
「わたの原八十島やそしまかけて漕ぎいでぬと人にはつげよあまのつり舟」
の作者ですね。

前回は、お寺めぐりでほとんどが1200年前後っていうものが多かったのですが、今回は狂言のおかげで結構古いものが見られる気がしてきました。

日程的にどっちかひとつしか見られない…。どっちを見よう・・。



神泉苑を調べるの巻

2005年04月28日 | ・もじもじダイアリー
神泉苑は訪れたことがありません。
庭がきれいなところ(朱色の橋)というイメージしかなく、行きたいなあとは思っていたもののなかなか足が向かなかったというのが実際です。

狂言を見るからには、神泉苑を知ろう!ということで少しお勉強。

神泉苑は、二条城の隣に位置しています。
二条城の前(っていうのかな)を走っている大きな通りがあるのですが、それを御池通といいます。私はずっと二条城からきているのかとおもっていたのですが、とても大きな誤解!
神泉苑の御池からきているのだそうです。へー。そうなのかあ。

地図を見ると神泉苑がとても小さいので、いつもこうモチベーションがあがらなくて足が向かない原因にもなっていたのですが、どうももともとはとても大きな庭園だったようです。二条城の築城の際、大半が取り壊されたらしいです。
なるほどー。

知れば知るほどこの神泉苑はすごい場所で
・とても古い(794うぐいす平安京の時代に作られた庭)
・実際はとても広かった(歴代天皇が遊園、遊猟を楽しんだくらい広い)
・あの小野小町が歌を詠んだ
・静御前と義経の出会った場所

実はとても歴史を感じさせる場所なのですね。

さて、このような庭でどうして「宗教色がもともと濃い」狂言をやるのか…というと、ここで祈雨(雨乞い)を行ってからここでいろんなお坊さんがここで雨乞いの儀式をするようになっていって、宗教色が濃くなっていったといわれています。

絶対行かなきゃ。

そうだ!京都に行こう!

2005年04月27日 | ・もじもじダイアリー
京都バカかね?
と言われるくらい京都に行っている気がします。(でも、半年ぶりですよ)

本気でむこうに1Rでもいいので家を借りようか悩んだことも…(馬鹿っぷり大発揮)

桜の季節にはわんさか人がいるということで避けてきたのですが、せっかくのゴールデンウィークなのでとりあえず行っておこうかな。と思い…。

前回は、金閣寺周辺とか東山界隈を歩いたのですが、、、今回はどうしようかと…。
・宇治、伏見方面
・天橋立方面
それくらいしか頭に思い浮かびません。

でも、ゴールデンウィークらしく特別公開が…。
悩みますよねー
せっかくだから今の時期にしか見られないものをひとつは見ましょう。ということで…。

千本えんま堂狂言

神泉苑大念仏狂言

のどちらかを見ることにしました。

狂言をきちんとみたことがなく、「能」とどう違うんだっけ…と

==抜粋==
能狂言は、能とは対照的に、囃子や謡いを使用することが少ない対話劇で、内容も喜劇的なものが多い。
=========
のだそうです。

狂言にはどうも2つあり、能狂言と念仏狂言(神泉苑のほうは念仏狂言と書いてありますね)

宗教活動のひとつとして寺社が講演会(パーティ?)を開くのですが、そのときの余興としてこういう演目がなされていて、宗教色がだんだんうすれて演劇色が強くなってきたのが念仏狂言らしいです。
そんでもって、念仏狂言っていうのは、京都市内の特定寺院内の狂言堂でしか演じられない
のだそうです。

へーへーへー。絶対見なきゃ。

天橋立も特急にのれば2時間もかからずに到着できます。
あそこも1日じっくり楽しめるかなあ。と思ったりします。
でも、今の時期の平等院もきれいな気がします。

これからじっくり考えます。

水墨画に挑戦(できあがり)

2005年04月25日 | ・友禅教室
何回も書いていますが、今回の水墨画風というのは色も使わないのと、糸目やワックスでの伏せというのがないので、工程として結構すぐにできあがってしまいます。

今日は、最後の段階の「鳥」を描きました。

まず、普通の紙に鳥の下書き(これは鉛筆で線を描きました)をして、そこに墨で塗りの練習をします。
濃淡の感覚を紙でつかんでから、布に描かないと、いざ布に描いて濃淡がなく描いてしまったときの修正が難しい(薄く色を塗っていればまだ修正できますが、全部真っ黒になったらもう修正ができない!)

で、紙に練習したのですが………
激しく失敗ばかりします。
飛んでる鳥5羽と止まってる鳥5羽を描いたのですが、5羽では足りなかったか……と思ったのと、全然イメージと色が違うので、塗った瞬間に「違う!やばいっ!!!」と思って、でも、修正ができなくて焦るので、1人で冷や汗をかいていました。

先生が「どう?」と様子を見に来てくれてようやく「できません」と白状しましたよ。

「最初から紙にきちんと描けたら先生いらずになっちゃうよ」と先生がなぐさめてくれました。

表羽が濃く、裏羽が薄く塗るということ、表羽の先端を少し濃いめに塗るということ、鳥のくちばしは上が薄くて下を濃く塗るということ……
そんな注意点だけきちんと紙の上でつかんでくれれば大丈夫ということで紙から布に移動…

とりあえず、塗る。。。塗る。。。汗<もちろん冷や汗

はげしくもうどうしたらいいのかわからない。
もうどんなに塗ってもきっと失敗すると思って、早めに先生に「激しく失敗です」と言いました。

先生は、細筆と墨で鳥の輪郭線を描き始めました。
目の黒丸に白で光をいれてできあがりました。

鳥はほとんど先生がやってくれました。激しく落ち込みます。
(もう、絶対、墨絵やりたいって言わない。)と心の中で思っていました

先生曰く「墨絵はだいたい5絵柄くらいやることと、根気をもつことと、落ち込まないことが大切」と言います。あぁ。先生にしっかり見抜かれている感じ。

しばらくは墨絵シリーズをやろうということになりました。
あぁ。。。落ち込まない……落ち込まない……5絵柄やった後も成長していなかったらどうしよう。。。

大好きチーズ屋さん

2005年04月22日 | ・もじもじダイアリー
ヨーロッパ圏に旅行をしたときに、是非デパートに行ってもらいたいのだけど、
食品売り場にチーズブースがあって、肉屋さんのようなガラスケースにチーズが
たくさん入っています。

においはきっついのだけど、とてもおいしそうに見えます。
日本で見かけることってめったにないですよね。

数週間に1回はチーズ屋さんとお肉屋さんにいくことに決めています。
というのも、やっぱりチーズ屋さんとお肉屋さんで買ったほうがおいしいという
こととある程度の融通がきくからです。

お肉屋さんでは、恥ずかしがらずに「100g」と言って、100gシリーズをたくさん
買い、冷凍してしまいます。
お肉屋さんのお肉は冷凍してもとてもおいしく食べられます。

チーズ屋さんはあまり少量では売ってくれないけど、試食させてくれたり、いろいろ合う食品をおしえてくれたりします。
元来、カタカナ語が苦手なので、チーズの名前をあまり覚える気はないのですが、
「ゴルゴンゾラの一番においきっついやつが、おいしいけどにおいがだめだった」
とか言うと、「じゃあ、これ」と別のものを出してくれたりします。
あと、保存の方法とかおいしい食べ方とかいろいろ教えてくれます。


モッツァレラチーズも、普通の売っているやつではなく、ハーブとかはいってい
る漬け汁につかっているやつを試食させてくれたのですが、通常のものとちがっ
てほどよい塩気があってかなりいけてました。

チーズを含め、本当はいろいろな食品の名前とか特長とか覚えられたらデパ地下
もスーパーも築地も畑も牧場も楽しいんだろうなあと思うのだけど、なかなか脳
みそが気力についてこない。
メモとデジカメを毎日持ち歩いて「記憶帳」を作るしかないのかなあ。。。

水墨画に挑戦(葉っぱとかいろいろ)

2005年04月17日 | ・友禅教室
まず、葉から塗っていきます。

通常の友禅の塗り方と違うのは、友禅だと奥行きを見せるために奥に行くほど暗い色を付けます。が、水墨画の場合は、奥にあるものほど薄く塗るのだそうです。

今日は、墨に「バインダー」を入れます。このバインダーですが、布に色がぴったりくっつくようにするために入れるようです。

ちなみに前回川を塗ったときにいれたものは「ドーサ液」といい「ニカワ」と「ミョウバン」を併せて薄めたモノだそうです。

===ドーサ液の説明===
和紙、板、布等に水性絵の具を塗る場合、にじみ止めの処理が必要です。
このにじみ止めをすることを「ドーサを引く」といいます。雨の日や夜引くと、ききが悪いので、
晴れの日の日中に行いましょう
====================

葉っぱはだいたいイメージができるので、なんとなくイメージ通りに描けるのですが、石(右下の丸いやつ)にいったとたんに第一回目挫折です。

石の影をつけるためにどんどんどんどん石が濃くなっていってしまうのです。
おまけに、石の間の「白い隙間」とかを塗りたい衝動に駆られてどんどん塗っていってしまい、そうすると石の境の色がなくなってしまうので、石の境を濃い色で塗ると………。の繰り返しになってしまうのでした。

カナシイ

それでも、先生におだてられながら、がんばります。

次に、対岸(生地の上のほう)を塗りますが、先生が思っている川の幅と私が思っている川の幅がどうも異なっているらしく、最初はまったくイメージがあいません。

地図帳の「桑畑」の記号がたくさん羅列しているようになってしまって、(ともするとじんましん?)第2回挫折。

先生に、この川はどれくらい幅があるのか?と訊くと「30から50Mくらい」という返答が返ってきました。あぁ。。。。荒川1.5 から2本分ってところでしょうか。。。私の中ではもっと狭かったので、そりゃあ、先生と話が合わないなと思いました。

もう何回か、対岸は塗ることになっているので、その中でうまくいくだろうと先生が言ってくれました。本当かなあ。

来週は、「鳥」を塗ります。
あぁ。。。上手にぬれるといいなあ。。。。

更紗完成

2005年04月16日 | ・友禅教室
ドライから仕上がってきて、ワックスで伏せてあった部分がきれいに取り除かれました。

印象は……華の部分をもっと濃く塗ってあげればよかったなあと……。

背景の赤のほうがものすごく強くなってしまって、華の部分が全体的にぼやけてしまいました。
背景に負けないくらいもう少し強く塗ってあげてもよかったなあというのと、薄い色が(水色の薄いのとか紫の薄いのとか)全部同じ色に見えてしまって、本当に華の部分にめりはりがなくなってしまいました。

かなりがっくり。
鳳凰のときに、ドライからあがってきたときにそんなに色落ちをしなかったので、安心していたのですが、今思い返してみれば、花車のときと同じ様な反省点です。
鳳凰のときは、鳳凰部分は色落ちをしてもおそらくわからない(そんなに薄い色も使っていないし)し、更紗部分は今回の更紗と全然塗り方が違っているので、同じ感覚で作ってはいけなかったのか。と痛感中です。

あと、結構しっかりワックスで伏せたのですが、赤色が柄に入り込んでしまって、よくよくよく見るととても汚い。

実は、ワックスも自分の中で昔から課題になっていて、先生が塗るワックスはとても厚塗りなのに自分は絶対にそんな風にできません。
今後は、厚塗りが出来ない分、回数を増やすなどしないといけないのか………。

いつになったら自慢できる一品が作れるのかなあ・・・

自転車購入

2005年04月11日 | ・もじもじダイアリー
ずっと課題だった自転車を買いました。

今までの経験上、普通の自転車だとあの「坂」をこなせる自信がなく…。
かつ周囲の人の影響もあって、少しハイグレードな自転車を買おうと思っていました。
周りの人は、凝り始めるとおそろしく凝るので、おそらくおもいっきり親身になってくれそうなのですが、絶対。「これなら、山でも乗れるから」とか「これなら、富士山でも登れるよ」とかきっと、恐ろしいことを言うに違いない。。。と思って適当にネットで探していたのですが、やはり実際に見てみたり、重さをみたりしないと怖いなあと思って、自転車屋さんに行きました。

もともとロード自転車(タイヤが細いやつ)を買うつもりはなく、マウンテン(タイヤがごついやつ)タイプもタイヤのぶんもあるのですが重いので、その中間のクロスタイプを買おうとココロに決めて言ったのですが…。

自転車屋さんにいきうろうろすること30分。
自分ではどうにもならないので、店員さんに相談することにしました。
「山遊びもしないと思うんだけど・・・軽くて・・・・」ととりあえず自分の要求を伝えてみる。
店員さんがオススメしてくれたやつは「SCHWINN 」の今セールになっているやつ。

「これで買わないと損くらいですよ」
と言ってくれましたが…。色と形がどうもこうしっくり来ず。

数分お付き合いしてくれたのですが、なかなかグッっとくるものがなかったので、店員さんにお礼を言ってまたひとしきりうろうろし始めました。

が、、、、気づけば2時間近く店内でうろうろしていることになってしまいました。

どうも私が、ルイガノコーナーとキャノンデールコーナーを行き来しているのをキャッチしたのか、さきほどの店員さんが、ルイガノの別タイプをオススメしてくれたのですが、タイヤが細い!!

「こんな細いタイヤじゃ、走れません」というと「街中だったらおそらくこっちのほうが走りやすいですよ。最初は抵抗あるかもしれませんが、走ったら多分こっちのほうがいいはず」と店員さんが言います。

「でも、細いです」
私も譲りません。

ということでこのルイガノを薦めてくれたので、即決しました。

今までこんなにうろうろしていたのに、即決だったので、店員さんが非常に驚いていました。

ライトとかチェーンとかアクセサリ―類を選択して、その場で乗って帰りました。

が、、、、激久しぶりの自転車な上に、人が結構いて、最初は「よっぱらったおじさん運転」になってしまいました。通行人の人、ごめんなさい。
しばらくすると、ようやく脳みそもしっかりしてきて「自転車に集中しなきゃ」ときちんと運転できるようになりました。

自転車を買っても、すぐ飽きてしまうので(周りをゆっくり見る暇がないので)、今度こそ飽きないように…。

更紗(地色を入れる:終了)

2005年04月10日 | ・友禅教室
とうとう終わりました。

長いようで短いようで(この言葉も何回書いたことでしょう)複雑な気分です。

前回は、赤のちょうどよいものがなかったので、今日地色を入れて終了することにしました。

教室に行くと、先生が赤色を用意してくれています。

前回、地色の相談を先生としているときに、大きい面積のほうは「赤」でという合意がとれていたのですが、小さい面積のほうはどうするんだろう。とずっと思っていました。
「先生、小さい面積のほうはどうするんですか?」と聞くと、先生が「この色でいこうかとおもっているんだけど」と、紫と茶色の間の色を出してきました。

うーーーーーーーーーーーん。

自分の中では右下から左上にかけて「もわーーーーーっ」とさせたかったので、右下に強い色をもってきてしまうと大きい面積のほうも濃いし、小さい面積のほうも濃いので「もわっ」とならないんじゃないか。と思って

「右下をグラデーションかけたいんですけど」

と相談したところ、それも面白そうだからやってみようということになりました。

さて、このグラデーションのやり方ですが、全部先生がやってしまったので、私は見ているだけでした。しかし!普通に薄い色を塗って、その上に濃い色を塗るという簡単なものではありません。
・最初に薄い色を塗る
・次に一番濃くしたい部分(この場合小さい面積の一番上の部分)を塗りながら下に下りていく
・乾いたはけで伸ばす
・また濃くしたい部分を・・・・

・そしてたまにティッシュで裏からふいてあげる

というのを数回繰り返します。
そうすると段々のグラデーションができあがります。


ということで、写真のようになったのですが(まだ乾いていない部分があるので、色むらがありますが、右下の薄い部分はわかるでしょうか?)、頭の中では素敵になる予定だったものの、いざやってみると、右下が「色あせ」しているように見えてきて、なんか安っぽくなってしまった気がしてきました。

「先生、色あせしてるように見えちゃうかなあ」とずっといっていました。
先生は
「きれいに段々になっているから色あせの風には見えないよ」と言ってくれます。

まあ、今はなんでも「覚えること」が課題なので、これをいい参考にしましょう。

桜満開

2005年04月10日 | ・もじもじダイアリー
3月末にはひんやり寒い日があって、桜前線が停滞していましたが、ここ数日熱いくらいのよい天気で、桜も満開になりました。

友禅教室の近くに神田川が流れているのですが、ここも今日は満開でたくさんの人がいました。
みんな写生だの、お弁当ひろげたりだのしています。

水墨画風に挑戦(下絵と地入れ)

2005年04月09日 | ・友禅教室
更紗は背景を塗っただけで終わったので、次の作品を作ることになりました。

「次は何をしよっか」と先生がいいます。
先生、先週も先々週も言ったのに、すっかり忘れていらっしゃる。

「墨絵調のを布に描きたいです」

ということで、はじめました。

通常の友禅というのは、「藍で下書き」「糸目」「塗り」というのが大筋の工程なのですが、今回はまったく順番が違っていて、「墨をする」ところから始まりました。
墨をすって、墨を水で薄めます。
下絵を描くときに、この絵の枠を濃い墨で描いてしまうと、あとで筆の「はらい」や濃淡をつけたかったときに「縁取り」っぽくなってしまうので、それを避けるために、極力薄く、薄く、細く、細く描いていきます。

墨だけで描くと、布に描いたときに「にじんで」しまうので、にじみ止めを入れて描いていきます。

描きあがると今度は、背景を塗ります。

「こんな描き方でやるの数年ぶり」と先生がかなりわくわくしています。

背景は、川なので水色で塗ります。
これも、浸透やにじみを少なくするために、いろいろと入れるものや注意点があったのですが、なかなか覚えられず、、、ついには忘れました。

こんなに工程が違うとはぜんぜん思わず。今度からメモ帳必須です。

塗り方なのですが、川は「縦方向」ではなく「横方向」なので筆の動きも横にしないといけないのです。

しかし!!先生、かなり楽しいらしく、ご自身で全部塗ってしまいました。

「先生、よっぽど楽しいんですね」というと、「だって、数年ぶりだからねえ。なつかしいねえ」といいます。

周りの人が、着物とか羽織とか大物に取り組んでいるのですが、私は特に作りたいものもないので、今はいろいろなやり方を覚えて、いざというときに表現方法の幅を広げておいたほうが楽だな。程度だったのですが、先生がこんなに楽しんでいるとは・・・。一石二鳥な感じがしました。

背景を塗った後は、籠(絵の右下)を濃い墨で塗っていきます。筆の線をだすときに、「入れ」「止め」に力を入れたりするのですが、紙と同様に力を入れるといくらにじみ止めを入れてあるからと言え・・・にじみます。

今までやったことがないので、とても楽しいですが、相変わらず不安です。

先生と極力色を使わないで、「墨と白」で表現できるようにがんばろうということで終わりました。

更紗(ワックス)

2005年04月03日 | ・友禅教室
最終段階にはいりました。
鳳凰や、この更紗は柄よりも地色(背景)の色を濃いものにするので、絵のほうに色が入り込まないように、ワックスは2回塗ります。

そして、色の薄い花の部分には保険をかけて生地の裏からもワックスをかけます。

とても地味な作業ですが、これを適当にすると仕上がりががっかりになります。
たとえば、柄よりも小さい面積でワックスを塗ると、地色が入り込んでとてもがっりな仕上がりになりますし、逆に柄よりも大きく塗ってしまうと、地色がきれいに浸透してくれなくて、へんなしあがりになります。
なのでワックスを塗るときは、本当に柄と同じ大きさの範囲を塗らないといけないのです。

退屈だけど、少し気を抜くと、柄より大きく塗ってしまったりするので、個人的にはとても大切な仕事のひとつです。

表は2度ワックスを塗り、裏は花の部分だけワックスが塗ってあります。

さて、地色ですが、朱色(赤)を塗る予定なのですが、あいにく色がなかったので、来週地色を塗り、仕上げをすることになりました。

長いと思ってるけど、、、案外短い気もしてきます。
(トータルすると大体2ヶ月くらいでしょうか・・・・)
以前のものは1ヶ月で1作品でかかっていたので、今のものはその倍くらい時間がかかっていますが、まーーーーったく長いと思わないのがすごいなあと思いました。

さて、次をどうしようか悩んでいます。

周囲は帯とか、着物とか・・・「すごい!!!」と思うものに挑戦し始めていますが、、、、こう「帯」「着物」とかにこうグッとくるものがなく・・・。
どうしてなんだろうと考えたのですが、、、おそらく「帯」や「着物」が作りたくて友禅をしているようではなく、自分が「集中できる」この環境が今は大好きなのだと言う結論に到達。

まあ、人は人、自分は自分ということで、今はいろいろな書き方とかをじっくり勉強して、それからなにかを作りたいと思ったらそうしよう。ということで納得しました。

なので、先生には「墨絵系のなにかを友禅したい」といいました。
以前も書きましたが、一色で濃淡をきれいにつけるのは自分の中で大きな課題なのです。

先生が「今までの友禅の描き方と変わるけど・・・・(なんていったか忘れました)」と言ったので「それがやりたい」と言って合意に至りました。

そうですね。今年は結構、いろいろな柄をやったりいろいろな手法を学んだりしているので、それを活かしたなにかをきちんと作りたいですね。