実質初めてといってもいい小説ネタです。
東野圭吾さんの作品「パラドックス13」。関西旅行の時に、移動時の暇つぶしで購入しました。
僕自身、小説を読む習慣なんてあまりない。社会人になってからはほぼ読んでないに等しい。作者も東野圭吾や赤川次郎や有川浩くらいしか有名どころは思いつかないし。小説が趣味とはとてもじゃないが言えないレベル。
東野さんの作品は大学時代に何度か読んだことはあります。流星の絆や秘密とか。だいたいドラマ化されたのがほとんどですが。
パラドックス13はまだドラマ化されてなく、純粋な気持ちで作品が読めると思って小倉駅の本屋で購入した。
概要をざっと説明すると、ジャンルは典型的なSF(サイエンス・フィクション)。実際にありえることのない事象を、あたかも実際にありえるかのごとく表現するような作品。比較対象は正直ないが、東野さんはSF作品に関してトップクラスの作者であることは間違いないと思う。
物語は、ある調査によりブラックホールの影響で「P-13」と呼ばれる現象が発生するということから始まった。「P-13」について、3月13日13時13分13秒に起こることまではわかるが、その時間に何が起こるかまでは明らかにされていなかった。
そして同時間帯に刑事である久我冬樹が、兄で警視庁の管理官でもある久我誠哉とともに強盗犯の確保をしていたところ、2人は強盗犯に射殺された。
しかし何故か冬樹は生きている。辺りを見渡すと人の姿はない。車は誰も乗ってない状態で動いている。何かにぶつからないと止まらない状態。
そんな摩訶不思議な状態で彷徨ううちに、何人か同じように彷徨う人に出会うことになる。誠哉もその一人で、最終的にはタイトルの通り13人となる。冬樹や誠哉といった刑事もいれば、老夫婦もいたり、さえないサラリーマンもいたり、子連れの夫婦もいたり、看護婦もいたり、JKもいたり、デブもいたり、赤ん坊もいたり、ヤクザもいたりした。それぞれ個性があり、考えが一致しないことがしばしばあった。
この世界にはこの13人しかおらず、しかも天候が荒れ模様になることが多く、建物が崩壊するところもあった。そのたびに移動を繰り返すことになる。食べ物のストックも限られており、まさにサバイバルな日々が続く。
ちょっとネタバレになるが、13人が全員生き残る結末にはならない。しかもハッピーエンドで終わるとも解釈できるし、バッドエンドとしても解釈できる結末となる。そこは読んでもらって理解してもらえたらなと思います。
ちなみに、最後まで残った組み合わせは、正直言って僕は予想できなかったですね。あまりにも意外な結末すぎて。
読書感想文が苦手な俺として、あらすじを説明するのが下手だというのがこの一文で察してもらえたと思う。読みたくなるように興味をもたせる構成にする必要もあるし、ネタバレにならないように濁す必要もある。
本に付いている帯紙は良く出来ていると思う。あの一文だけでいかに興味を持たせて買わせるかが懸かっている。具体的に書かないと内容を理解してもらえないし、長々と説明すると読んですらもらえない。
今回のパラドックス13は、「世界が変わり、常識も秩序も崩壊した。あなたなら、どうする?」というフレーズ。
世界が変わるって何?常識が崩壊って何が起こるの??俺もなにか考えなければいけないの??? といった感じで引き寄せられる感じになって、結局迷うことなく購入に至ったってわけ。単に東野圭吾だから買ったわけではない。
この作品で惹かれたところは、誰もが思っていた事態をしっかり取り上げてくれるところ。食料枯渇の件とか、生殖行為とか。
あと誰と誰が気が合って、誰が嫉妬しているかなど、文章の中であるがしっかりと描写が伝わってきた。しかも、伏線に至る部分は最後まで読まないとわからない仕組みになっていて、ついつい次のページが気にならずにいられなかった。
読者の心理をしっかりと的を射ている、素晴らしい作品であると感じた。
小説を読むのは社会人になってまとまった時間に読むのは難しく、それを理由に読むことから逃げていた部分もある。普段から習慣付くのは難しいことに変わりないが、長期休暇のときや長旅での移動のときは極力読むようにしていきたい。
ゲーム感想と同じく、年4回感想ブログを更新するくらいの目標があってもいいと思ってる。あまり義務にしたくないけど、あくまで目標として。
じゃこの辺で
東野圭吾さんの作品「パラドックス13」。関西旅行の時に、移動時の暇つぶしで購入しました。
僕自身、小説を読む習慣なんてあまりない。社会人になってからはほぼ読んでないに等しい。作者も東野圭吾や赤川次郎や有川浩くらいしか有名どころは思いつかないし。小説が趣味とはとてもじゃないが言えないレベル。
東野さんの作品は大学時代に何度か読んだことはあります。流星の絆や秘密とか。だいたいドラマ化されたのがほとんどですが。
パラドックス13はまだドラマ化されてなく、純粋な気持ちで作品が読めると思って小倉駅の本屋で購入した。
概要をざっと説明すると、ジャンルは典型的なSF(サイエンス・フィクション)。実際にありえることのない事象を、あたかも実際にありえるかのごとく表現するような作品。比較対象は正直ないが、東野さんはSF作品に関してトップクラスの作者であることは間違いないと思う。
物語は、ある調査によりブラックホールの影響で「P-13」と呼ばれる現象が発生するということから始まった。「P-13」について、3月13日13時13分13秒に起こることまではわかるが、その時間に何が起こるかまでは明らかにされていなかった。
そして同時間帯に刑事である久我冬樹が、兄で警視庁の管理官でもある久我誠哉とともに強盗犯の確保をしていたところ、2人は強盗犯に射殺された。
しかし何故か冬樹は生きている。辺りを見渡すと人の姿はない。車は誰も乗ってない状態で動いている。何かにぶつからないと止まらない状態。
そんな摩訶不思議な状態で彷徨ううちに、何人か同じように彷徨う人に出会うことになる。誠哉もその一人で、最終的にはタイトルの通り13人となる。冬樹や誠哉といった刑事もいれば、老夫婦もいたり、さえないサラリーマンもいたり、子連れの夫婦もいたり、看護婦もいたり、JKもいたり、デブもいたり、赤ん坊もいたり、ヤクザもいたりした。それぞれ個性があり、考えが一致しないことがしばしばあった。
この世界にはこの13人しかおらず、しかも天候が荒れ模様になることが多く、建物が崩壊するところもあった。そのたびに移動を繰り返すことになる。食べ物のストックも限られており、まさにサバイバルな日々が続く。
ちょっとネタバレになるが、13人が全員生き残る結末にはならない。しかもハッピーエンドで終わるとも解釈できるし、バッドエンドとしても解釈できる結末となる。そこは読んでもらって理解してもらえたらなと思います。
ちなみに、最後まで残った組み合わせは、正直言って僕は予想できなかったですね。あまりにも意外な結末すぎて。
読書感想文が苦手な俺として、あらすじを説明するのが下手だというのがこの一文で察してもらえたと思う。読みたくなるように興味をもたせる構成にする必要もあるし、ネタバレにならないように濁す必要もある。
本に付いている帯紙は良く出来ていると思う。あの一文だけでいかに興味を持たせて買わせるかが懸かっている。具体的に書かないと内容を理解してもらえないし、長々と説明すると読んですらもらえない。
今回のパラドックス13は、「世界が変わり、常識も秩序も崩壊した。あなたなら、どうする?」というフレーズ。
世界が変わるって何?常識が崩壊って何が起こるの??俺もなにか考えなければいけないの??? といった感じで引き寄せられる感じになって、結局迷うことなく購入に至ったってわけ。単に東野圭吾だから買ったわけではない。
この作品で惹かれたところは、誰もが思っていた事態をしっかり取り上げてくれるところ。食料枯渇の件とか、生殖行為とか。
あと誰と誰が気が合って、誰が嫉妬しているかなど、文章の中であるがしっかりと描写が伝わってきた。しかも、伏線に至る部分は最後まで読まないとわからない仕組みになっていて、ついつい次のページが気にならずにいられなかった。
読者の心理をしっかりと的を射ている、素晴らしい作品であると感じた。
小説を読むのは社会人になってまとまった時間に読むのは難しく、それを理由に読むことから逃げていた部分もある。普段から習慣付くのは難しいことに変わりないが、長期休暇のときや長旅での移動のときは極力読むようにしていきたい。
ゲーム感想と同じく、年4回感想ブログを更新するくらいの目標があってもいいと思ってる。あまり義務にしたくないけど、あくまで目標として。
じゃこの辺で
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