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【中断期間で】第24節 大分-清水【レベルアップ】

2024-07-15 02:09:32 | トリニータ2024

 

中断期間前最後のリーグ戦となりました。勝てるかどうかはやってみないとわからない世界ですが、清水相手にどこまで自分たちの戦いを出し切ってやれるかによって中断期間の臨み方も変わってくると思うので、気持ちの部分を感じ取れれば良いなと思っていました。

 

 

 

 

立ち上がりから清水の巧さが目立つ展開となりましたが、トリニータのほうも食らいつくだけでなく少ないチャンスをモノにしようとする気持ちは見えました。縦の意識は以前よりも強くなったと感じ、渡邉と長沢が前線で身体を張ってくれるのでラインを押し上げることもできたという印象でした。

 

ビルドアップも比較的安心して見ていられたと思ったが、失点はビルドアップのミスから。普通のJ2のチームであればミスがあっても精度の低さで助かる場面が多いですが、清水相手にそんなミスは期待できなかったです。ちゃんと仕留められるあたりが昇格争いのチームにふさわしいと言えます。

それでも前半を1失点で終えたことで、希望を残せたまま後半に臨めたのは褒めるべきポイントかなと思います。

 

 

 

後半は鮎川と茂を投入し、より攻撃への意識が強くなりました。特に鮎川の裏への意識と、長沢の空中戦の強さといったストロングポイントがあることで選択肢も多くなり、ゴールへ迫る回数も増えてきました。長沢のゴールが決まっていれば試合は更に面白くなることが期待できたが、そこは権田を褒めるしかありません。

 

茂と吉田のサイドバックを高い位置にとらせて、ほぼ2バック状態で同点にしたいという意図が見えました。もちろんそういった攻撃的なスタイルにリスクはつきもので、ミスがあればそのままゴールに繋がれることもかくごしなければならない。

結局終了間際にカウンターで失点してしまったが、それまではムンや吉田の身体を張ったプレーで失点を防ぎ、試合を面白くすることができました。

 

 

 

試合終了のホイッスルが鳴って、一番へたり込んでいたのが吉田でした。攻撃だけでなく守備でも全力で戻って対応してくれて、この試合に懸ける意気込みを感じることができました。サイドの選手が徐々に復活してきていますが、何としてもポジションを譲らないぞという気持ちを感じました。

 

 

アウェイ戦と同じく0-2の敗戦となりましたが、何も良さが出ず負けたアウェイ戦とは違い、今回は攻守においてチャレンジの姿勢を見せて、自分たちの出せる力を出し尽くしての敗戦になったので、同じ負けるにしても収穫の量は全然違ってくるのかなと思います。通用する部分とそうでない部分が明確になることで、中断期間でどこを重点的にやればよいのか見えてきたのではないでしょうか。

この中断期間でもしかしたら序列が変わるかもしれません。ここまでスタメンで惜しい場面を作り続けている宇津元ですが、いつまでも惜しいままでは待っていられない状況まで来ている。茂や野嶽、松尾のコンディションが上がって来れば、ポジションの入れ替えなんて十分に考えられる。さらにここに香川や佐藤が加われば、層が薄いとされていたサイドのポジションが激戦区となる。競争があることで更にチームが強くなることが期待できるが、報われてほしいなと思っている選手が報われない運命になることも覚悟しなければならない。

 

それはムンも同じくである。ビルドアップの良さが売りとしているが、どちらかと言えば清水戦ではビルドアップよりもセービングで助けられて、攻撃に繋げられるビルドアップはそれほど行えていなかった。つまり、評価するうえでは濱田と同じ評価しかしてあげられない。もちろん外す理由も無いので、濱田とムンのどちらを起用しても結果は変わらなかっただろうと思えてしまう。

 

今のトリニータであれば誰が出ても横一線の状態で、レギュラーが確約している選手なんていない。だからこそこの3週間の中断期間で、残りのリーグ戦のレギュラーが決まるなんてこともあり得る話である。心身ともにリフレッシュしていただきたい想いもありつつ、高いレベルで練習を行えることで全体的にレベルアップできることが期待できるし、そうでなくては目標達成は難しい。8月の試合は全て西日本での試合で、実質ホームのような声援の中で戦えるので、全ての試合で歓喜を届けられるようにレベルアップを図っていただきたい。信じて応援を続けていきたいが、万が一8月の試合でつまづくようであれば、より深刻に覚悟を決めなければいけないかもしれない。

 

 

じゃこの辺で


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