亀と鴎の挑戦

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トリニータ総集編2020 Part3(選手評価(前編))

2020-12-22 21:52:53 | トリニータ2020

今年も選手評価をしていきたいと思います。昨年と同様、前編ではコメントによる選手評価のみとし、後編にはデータに基づいた選手評価をしていきます。

ベストイレブンやMVPについては後編にて発表します。5段階評価についても後編で取り扱いますが、今季に関しては今年ならではの評価基準を設けて6段階で評価を行っています。詳しくは後編にて。

 

※特別指定選手や2種登録選手は省略

 

GK1 高木駿

一時調子を落としてしまい、ムンにポジションを奪われてしまう。
だがさすがの守護神、しっかりとコンディションを戻し、久々の出場となった試合で安定したパフォーマンスを見せ、以後ポジションを渡さない活躍を見せてくれた。
高木の復活無くしてGKの底上げは無理。まだまだ落ちぶれる年ではないはずだ。

 

DF2 香川勇気

今季最大の補強ともいえる活躍ぶりで、前半戦のMVPに選出させていただきました。書きたいことは前半戦のレポートで書いていますので、ここでは多くは語りません。
過密日程の弊害か、長期離脱となってしまい本人にとっては悔しい1年になってしまったに違いない。攻守に走れて、そしてクロスで違いを見せられる左利きの選手は貴重な存在のため、復帰が待たれる。

 

DF3 三竿雄斗

CB、WBと幅広く活躍し、チーム唯一の全試合出場を達成。
安定感がウリで、今季も安定感は健在だったが、本人も次のステージに進むにはレベルアップも必要だと感じたのか、積極的な攻め上がりも昨年よりも多かったのかなと感じた。
その代償か、ミスも昨年より目立つようになったが、それは過密日程による部分もあるので特に気にしていない。

 

MF4 島川俊郎

リーグ中断時にインスタグラムで世間に癒しを届けてくれた、一躍全国区になった有名歌手。いや選手。
ただ島川の今年のピークはそこではなく、きっちりと本業で存在感を示してくれた。先を読んだ素早いチェックは相手に自由を与えなかったし、待望のボランチからの得点も島川から生まれることができた。島川なくして2020年は語れない。

 

DF5 鈴木義宜

鉄人から皇帝へとレベルアップした。連続フルタイム出場記録は脳震盪によるドクターストップにより途絶えることになってしまったが、この過密日程の中2970分出場できたことは非常に尊敬できる結果といえる。
例によって、殿堂入りのためMVPの対象からは外させてもらいます。悪しからず。

 

MF6 小林裕紀

しばらく出番が無かったのは結局はっきりとした理由は判明されてなかったはず…。
取材できない以上、真相はチーム関係者にしかわからないことになるが、復帰後も安定したパフォーマンスを見せられていたので一安心。巧みなポジショニングでチームを助けることが評価しているポイントのようだが、その言われ方がいまいちしっくりと来てないのは俺が素人なだけだろうか?小林の良さはボールさばきやプレス、ビルドアップ、攻撃参加などトリニータに求められているボランチ像をまんべんなく体現できているところにあると思っている。

 

MF7 松本怜

過密日程の影響でコンスタントな出場機会は得られなかったが、きっちりと年1ゴールを決めることができたし、安定したパフォーマンスは見せられたかなと思っている。
最年長となるがまだまだスピードも健在で、ポジションを明け渡すつもりはないという決意を感じさせる。

 

MF8 町田也真人

気の利いたポジショニングで、必ず欲しいところに町田がいてくれるのでチームのリズムを生み出す存在となってくれた。数字には表れないかもしれないが、町田を評価するかしないかでトリニータの試合を普段から見てくれているか判断できる。マニアック向けの選手。
幼そうに見えて、これでも俺と同い年という衝撃。若く見えるというだけでも十分な武器なのに、これでサッカーが上手いんだから何かと嫉妬する存在。

 

FW9 知念慶

得点力UPとして期待されたが、なかなかトリニータとしての自分の立ち位置を見つけきれずにいた印象。
それでも終盤には自分の役割を理解したようで、得点こそ奪えなかったもののチャンスは数多く演出していたし、惜しいシュートシーンも何度かあった。それだけでも貴重な働きぶりであるので、できることなら来季も戦ってもらいたい。

#知念もういちねん

 

MF10 野村直輝

出場するのに時間がかかったが、出場した試合ではこれまでになかったトリニータのリズムを作り出す存在となった。野村が絡むことで周りを活かすことができるし、自らも決める力を持っている、10番を背負うにふさわしい選手。
あとは野村と絡めていけるストライカーがいれば鬼に金棒状態。今は金棒だけがいる段階。

 

MF11 田中達也

チームトップの8得点を記録。結果だけでなくチャンスシーンも多く演出し、攻撃といえば田中達也がいないと始まらないというくらいの活躍を見せてくれた。
次第に相手に対策されることも増えていったが、その状況の中でも違いを見せつけられれば更に素晴らしい選手になれるという期待すら感じさせる。

 

MF14 小塚和季

待望の右足でのゴールが生まれたものの、出場機会はそんなに恵まれず。チーム全体が次のステージに進もうとしているときに、何か取り残された感が否めない。持ち味のテクニックはJ1でも通用するが、それだけでは片野坂サッカーのみならず現代サッカーで生き残るのは難しい。
今はとことん苦しみ悩んで、そしてレベルアップしてサポーターの前で見せつけてほしい。

 

DF15 小出悠太

加入当時は左右のCB、あるいは中央も守れるということで幅広いバックアップができる選手かなと思っていたが、まさかWBが主戦場となれるなんて想像もしてなかった。
令和版の藤田義明みたいな感じ(その藤田は今年で引退してしまうが・・・)。ただ藤田よりも攻撃の姿勢はあり、決定機に繋がるアシストも数多く演出してくれた。
その理論でいくと、ボランチもやってみたらそれなりのパフォーマンスは見せてくれるに違いない。

 

FW16 渡大生

金のバケツ賞やね・・・と書こうとしたが、最終節でのゴールを見て取り消します。すみません。
得点力不足に悩まされるチームにとって、渡に対する期待感は大きかった。得点できなかったこと自体は他の選手も一緒なのでこれ以上言うつもりはないが、トリニータのサッカーに順応するまでに時間がかかりすぎた印象がある。最終節だけ見れば来季へ期待してもいいんじゃないかと思えるだけに、ぜひとも悔しさをぶつけてほしい。

 

FW18 伊佐耕平

youtube、インスタグラムとピッチ外でもマルチに活躍してくれた。
決して肝心の試合で活躍できなかったわけではなく、出場した試合では献身的なプレーに徹し、勝利を呼び込むことも多かった。
あとは自らの結果のみ。ただ得点できてないという悔しさが、さらに自分を高めていくパワーに繋がっていけると信じている。

 

DF19 星雄次

J1の壁を乗り越えられず、無念の契約満了となった。
出番の割にはシュートチャンスはそこそこあり、どれか1つでも決めていれば運命は違っていたかもしれない。少ないチャンスをものにできるかという部分もJリーガーとして大事な要素なので、次の場所で0からの状態でアピールして再度勝ち取ってもらいたい。

 

MF20 小手川宏基

毎度の事だが、試合に出ないことには評価できない。
古きトリニータを知る選手として貴重なのは言うまでもないが、この現状は本人も満足していないであろう。
井上裕大は引退してしまったが、このまま小手川も引退するにはいろいろと心残りがあるだろう。必要とされるチームからのオファーが届くことを祈っている。

 

GK22 ムンキョンゴン

高木の不調とともにチャンスが訪れ、長い長い下積みからようやく実践の場がやってきた。
決して練習は嘘をつかず、ビルドアップの部分でも果敢にチャレンジしてくれた。時折見せる不安定なプレーは練習では味わえない経験ならではのもの。出場の経験をすることで練習の取り組み方も違ってくると思うので、更なるレベルアップを期待したい。

 

MF23 高山薫

ベテランと言える年齢になったが、食事であったりヨガであったりと入念な準備を怠らず、走りの部分ではチーム一の存在感を見せてくれた。
仕掛ける場面はほとんど見られなかったのは残念だったが、チーム戦術もあったりで必ずしも自身の衰えという面ではないと思ってて、対峙する相手を自由にさせないというミッションはしっかりとやれてたんじゃないかな。

 

MF25 小林成豪

復活したかと思えばまたも長期離脱となってしまい、まるでホタルのような存在になってしまった。
昨年の活躍を見てるだけに、まずはしっかりと完治させて戻ってきてもらいたい。俺は信じている、ホタルのように夏場だけ輝くのではなくシーズンを通じて輝けるポテンシャルがあることを。

 

MF26 佐藤和弘

今季途中に松本山雅へ移籍となってしまったが、移籍先の松本では普通にレギュラーになっているだけに評価は難しい。いわゆるJ2以上J1未満という感じか。
ただJ1未満と決めつけるほど出場機会があったわけではなく、ポジションを前目にするなどもう少し可能性を求めてもよいかなと思った。
あと、移籍する前も移籍した後も、インスタグラムではチームメイトとの投稿に必ずといっていいほど「いいね」を残してくれる、すごく優しい一面もあることを俺は知っている。

 

FW27 三平和司

稼働率は低かったが出場した試合ではチームのリズムを作り出し、自らの得点も3点と結果を残していた。
惜しまれる形での契約満了となってしまったが、これからの道を進んでいくうえでトリニータ以外での経験は必ず役に立つことになる。トリニータで起こったことが全てではないと思うので、その経験を引退後にトリニータに還元してくれることを願っている。(まあ、J1昇格、J3降格、J2昇格を味わってるだけでも十分な経験値だと思うけど…笑)

 

DF29 岩田智輝

本来であれば東京五輪で世界に向けてアピールしていたはずだけど、延期となりモチベーション維持が心配されたが、変わらずチームのために走り戦ってくれた。守備だけでなく攻撃面でも変わらず好調を維持し、チームの中心的存在として欠かさぬ存在となっている。
このままバンディエラとして活躍してもらいたいけど、やはり海外でどこまで通用するか見てみたい気もする。4大リーグからオファーが来れば快く送り出したいな。

 

DF30 高橋祐翔

ベンチ入りはルヴァン柏戦のみで、登録選手で唯一のホームゲーム選手紹介VTRが流れなかった。どんな感じだったのか見てみたかった。
まずはJ1でも通用する身体を作り上げること。全然焦る必要はないので、まずは皇帝の背中を見ながら日々成長してもらいたい。

 

FW31 髙澤優也

得点への嗅覚はカテゴリー関係ないと、昨年の藤本に続き証明してくれた。
持ち前のキャラクターは大物を予感させ、良い意味でトリニータのFWにふさわしい存在であった。2列目もそつなくこなし、もっと経験を積めば得点やアシストもさらに伸ばせるはず。

あーざす!

 

MF32 前田凌佑

怪我の影響もあり出場機会を伸ばせず契約満了となった。
いざ出場すると厳しくチェックに行けるし、ボールの配給もできるので評価は高めだった。だが求めるボランチ像としてもっと成長してほしかったのも事実。
オファーはあると思っているが、あのキャラクターを受け入れてくれるかどうかは移籍先次第かなと思っている。だけど大丈夫であろうと信じている。

 

DF38 高畑奎汰

過密日程により出場機会もそこそこあったが、随所で軽いプレーが見られ思い通りにいかない場面もいくつか見受けられた。
昨年と違い、2年目になると相手も研究するところはしっかりと対策するので、長所は消されることが考えられる。そこからプレースタイルを広げるのか、あるいは長所に磨きをかけるのか、どんな成長を遂げていくか期待したい。

 

MF40 長谷川雄志

蹴球メガネーズに見つかってしまい、もはや各チームからマークされる存在となりつつある。
正確なサイドチェンジはもはや説明不要だが、さらに求められるのは前線への勝負を決めるパス、あるいは強度を持った守備。これらが兼ね備うと代表も夢ではない。パスの成功率を上げることも大事だが、持ってるものは確かなんだから主役を狙ってもいいんじゃないかな。

 

DF41 刀根亮輔

主にバックアッパーとしての起用法だったが、連戦続きということもあり結果として重宝される結果となった。ほぼベンチ入りできたことは信頼の証ではないだろうか。
毎朝筋トレしている風景を某所で確認しているが、J1での屈強なFW陣を相手にするには継続的な強化は欠かせない。日の目を浴びる機会は少ないかもしれないが、チームに一人は欲しい貴重な存在。

 

DF44 吉田舜

高木が調子を落としていた時期にベンチ入りしたが、出場機会は得られず。
まあムンにしても出場するのに下積み期間は長かったし、腐らず吉坂コーチのトレーニングをこなしていけば必ず道は拓ける。
他のチームで数多く元トリニータのGK選手が出場していることで自信が持てるはずだ。諦めずに頑張ろう。

 

DF49 羽田健人

まさかのボランチ起用で一時ポジションを掴みとる。最初は物足りなさを感じざるを得なかったが、試合を重ねるごとに厳しくチェックに行けたり、効果的なパスを送れたり、積極的な攻撃参加もできるようになった。プレーの幅を広げることで本来の持ち味である対人への強さであったり高さが活かされる場面も増えていった。ルーキーイヤーとしては上々のスタートと言えるんじゃないかな。

 

 

後編をお楽しみに。

 

じゃこの辺で

 


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