まめだの落語日記

落語、講談、歌舞伎、文楽が大好きです。私自身の備忘録を兼ねてその日観た聴いた演目について書いていきます。

2014.11.2  小満ん在庫棚卸し

2014-11-02 21:12:51 | 落語
場所:橘家
木戸銭:3,000円


小満ん師匠の貴重な独演会。平日開催の会はなかなかうかがえないので、私にとっては唯一うかがえる
小満ん師匠の独演会です。


すべて柳家小満ん師匠。


道具屋
庚申待ち

仲入り

山崎屋


ベテランの師匠方で聴く前座噺は本当に楽しいです。道具屋は通常の前座さんの噺では聴いたことのない
くだりがたくさんありました。本来こういう形だったものを寄席用に短縮型にしたものを今、前座さんが
やっているのでしょう。楽しかったです。

庚申待ちは雲助師匠でうかがったことがあるので、皆さんより先に笑ってしまった「茶飯(試し)切り」。

山崎屋、大好きな噺です。これも雲助師匠でその楽しさを覚えた噺。どうせならよかちょろから聴きたった
かなぁ。番頭が、若旦那の遊びをやめさせようと花魁を身請けして若旦那の女房にする。旦那には花魁で
あることを隠して大名にご奉公していた堅気の女性ということに。ある時隠居した旦那が

「ところで、おまえのお勤めしていた、お大名はどこだい?」
「北国でありんす」
「北国ってえと、加賀さまかい? さだめしお女中も大勢いるだろうね」
「三千人でござんす」
「へえ、恐れいったな。それで、参勤交代のときは道中するのかい?」
「夕方から出まして、武蔵屋ィ行って、伊勢屋、大和、長門、長崎」
「ちょいお待ち。そんなに歩くのは大変だ。おまえにゃ、何か憑きものがしているな。諸国を歩くのが六十六部。
 足の早いのが天狗だ。おまえにゃ、六部に天狗がついたな」
「いえ、三分で新造が付きんした」

本日の小満ん師匠、三分で新造の三分を言い忘れてしまいました。
この会は来月12月6日が最終回。残念・・・です。

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