まめだの落語日記

落語、講談、歌舞伎、文楽が大好きです。私自身の備忘録を兼ねてその日観た聴いた演目について書いていきます。

2012.4.30 池袋上席昼&鈴本上席夜

2012-04-30 22:02:01 | 落語
本日はダブルヘッダーです。

■池袋

一之輔さんの真打披露興行大楽日なので、私的にはものすごく早く家を出発。9:45くらいに池袋到着。以外にも15名ほどの列。おなじみのKご夫妻と会場までずーっとだべってました。

春風亭朝呂久  一目上がり
春風亭朝也  たらちね←朝呂久も朝也も上手くなってます。恐るべし一朝一門!
三遊亭金兵衛  権助芝居
橘家円太朗  野ざらし ○←いいです。テンポや粋さやバカバカしさ。はまってます
春風亭勢朝  お血脈
鈴々舎馬風  漫談
春風亭一朝  祇園祭

中入り

真打披露口上 市馬 さん喬 一朝 馬風 小三治

柳家小三治  プログラムでは喜多八師匠なのですが・・口上でもほめましたが、高座でも一之輔を絶賛。どこがすごいのか、曰く「時代に合ったくすぐりを噺の風情を壊すことなく、噺の主人公たちのセリフを通して自然に取り入れているところ。素の自分がでてくることがない。これは誰にでもできることではない」ということだそうで。

柳亭市馬  蝦蟇の油
柳家さん喬  そば清
春風亭一之輔  粗忽の釘 ○←小三治師匠のおっしゃったことを確認しつつ聴いてみました。そのとおりです。何が面白いのか判然としなかったのですが、そういうことだったのね。納得です。これ、白酒さんや兼好さんにも言えるわね。



■鈴本

林家扇  真田小僧
古今亭志ん吉  出来心 ←上手いのですが、丁寧すぎて長い。もっとさっさとしゃべらなあかんよ。
桃月庵白酒  つる
柳家喜多八  筍戦争 ○
林家彦いち  ある日の京浜東北線
五街道雲助  代書屋 ○

中入り

隅田川馬石  双蝶々 雪の子別れ ○ ←泣いてる女性もチラホラ。私はこれでは泣きません。馬石さんだと柳田格之進でうるっとしました。「なんて馬鹿なことを(したんだ)」と番頭の短絡的な行動に主人が悲憤する場面で、馬石さんの顔がパーっと紅潮したとき、主人の悲憤が私自身の悲憤にもなったのでした。

2012.4.29 兼好∞第6回 インディ・ジョーンズの巻

2012-04-30 21:57:38 | 落語
場所:StudioFOUR
木戸銭:2,000円

自分の主催する会です。78名のご参加でした。ありがとうございました。

演目:

兵庫船
ショートショート コント7つ

中入り

木乃伊取り


終演後打上。24名のご参加でした。


いつものことながら、コントの音と照明の打ち合わせ1時間以上。前座さんのご苦労がしのばれる時間です。打ち合わせしながら爆笑してました。

2012.4.22 鈴本上席夜

2012-04-22 22:06:55 | 落語
木戸銭:2,200円

馬石さんが長講でトリを取っています。
今日は何をかけるのか楽しみ。

古今亭朝太  のめる ←だいぶ落ち着きがでてきましたね
桃月庵白酒  真田小僧 ←悪がきはこの人に限ります
春風亭正朝  風呂敷○ ←昼席の池袋がすごい入りだそうで舞台の下にも人がいるとか。こういう軽い噺はいいですね、この師匠。
林家彦いち  掛け声指南 ←うーん、いまいちな新作
鈴々舎馬桜  幇間腹 ←ここは本当は雲助師匠なんです。よりによってこの人とはよほど皆様お忙しい日だったのね

中入り

ぺぺさんとアサダ先生で時間調整

隅田川馬石  鰍沢○ ←師匠ゆずりです。渾身の一席


馬石ファンの女性二人と三人で最前列で聴きました。雲助師匠の芸を継承してくれるありがたいお弟子さん。もちろん師匠とは違う味わいがあります。すばらしいですね。

2012.4.21 雲助蔵出し

2012-04-21 19:12:14 | 落語
場所:浅草見番
木戸銭:2,500円

混むようになりましたね、この会。もっと早く行かないと。

古今亭志ん吉  金明竹 ←おかみさんが色っぽいわ
五街道雲助  景清 ←黒門町のオハコ。いいです、雲様の景清。
五街道雲助  人情噺 火焔太鼓 ←志ん生師匠のオハコ、火焔太鼓を人情噺の口調でやるという試み。これ、笑えます。

中入り

五街道雲助  五人廻し ←雲様にかかると一人一人の個性がまた一段と際立ちます。


私のライフワークといえるこの会。今年で64歳を迎えた師匠にいつまでも続けてもらいたい会です。常に師匠の新しい面を発見できるこの会では雲様がもっともリラックスしてご自身楽しんでいるように感じます。

それにしても、雲助師匠の底力にはいつもいつも感動です。

2012.4.17  ぎやまん寄席番外編 喬太郎・白酒二人会

2012-04-18 15:05:02 | 落語
場所:湯島天神
木戸銭:3,000円

満席です。

柳亭市也  道具屋
柳家喬太郎  たらちね ←喬太郎さんで初。
桃月庵白酒  井戸の茶碗 ←以前とストーリーが違ってました。娘が茶碗を届けにいくので、二人は事前に会っていてお互いに惹かれあっているという設定。

中入り

柳家喬太郎  牡丹燈籠発端 刀屋 ←これを選ぶとは意外でした。
桃月庵白酒  粗忽長屋 ←だいぶ工夫をしていて無理な噺をなんとか爆笑系にもっていこうとしてました。私はこの噺が苦手でして、白酒さんがもっと進化させてくれるのを待つことに。


ぎやまんのこの二人の組み合わせは必ずきています。会場があまりいいとは言えませんが、ラインナップは豪華。次は6月。一之輔・菊六です。楽しみ!!

2012.4.16 人形町噺し問屋 30回

2012-04-16 22:25:10 | 落語
場所:日本橋社会教育会館
木戸銭:2,000円

三遊亭兼好師匠の定例会。

春風亭昇也  牛ほめ←達者なんですが、なんか面白くないのね
三遊亭兼好  湯屋番←うん、もひとつバカバカしさが欲しいかも
笑福亭由瓶  真田小僧←どうもこの人ダメです


体調(というか気分)不調でここで帰りました。
落語が楽しめなかったからです。


2週間ぶりの落語でしたが、プライベートに問題ありだとなかなか楽しめませんね。
明日は喬太郎・白酒ふたり会ですが、どうかなぁ・・・



2012.4.3  権太楼ざんまい

2012-04-04 09:24:31 | 落語
場所:日本橋社会教育会館
木戸銭:2,700円

暴風雨だったのでどうしようか迷いましたが、意を決して行ってきました。やはり空席目立ちます。


おじさん  垂乳根
小権太  棒鱈+茄子かぼ
権太楼  井戸の茶碗 ○ ←前半かける予定の不動坊と垂乳根がかぶり、ではくしゃみ講釈と思ったら棒鱈をかけられ、仕方なくトリネタに考えていた井戸茶を。噺のあと、奴さんと深川を踊ってくれました。かっこいい!

中入り

権太楼  代書屋 ○ ←文科省の芸術撰賞とかいうすごい賞を取られたお祝いに、十八番の代書屋を。いつもながら楽しい。「褒賞はあるの?」の質問に「あるよ」。どうしても笑ってしまいます。

2012.4.1 末廣亭上席 春風亭一之輔真打披露興行

2012-04-01 22:52:45 | 落語
木戸銭:2,800円

11:15ごろに到着。すでに50人くらいの列が。
一之輔さんは夜席ですが、昼席から参戦。だって昼席のトリは雲様ですから。

■昼席
金原亭馬吉  ざる屋
ストレート松浦  ←いつ観てもスリリングで素敵!
桂文雀  真田小僧
柳家我太楼  強情灸
ロケット団
入船亭扇治  狸札
林家錦平  蝦蟇の油 ←初見
江戸家猫八&子猫
古今亭菊龍  ちしゃ医者 ←初見&初噺
林家しん平  ラーメン屋?
柳家権太楼  代書屋 ←いつものなんですが、やっぱり笑っちゃいました

中入り

三遊亭金時  紙入れ
遊平かほり
三遊亭歌武蔵  漫談(相撲ネタ)
柳家小燕枝  権助提灯
翁家勝丸
五街道雲助  幾代餅 ←このところ白酒さん、馬石さんも聴いているので尚更雲様のDNAの継承を確認できました


■夜席
春風亭一左  浮世床
にゃんこ金魚
春風亭朝也  幇間腹
春風亭勢朝  漫談
松旭斉美智美登
春風亭正朝  町内の若い衆
柳家小三治  二人旅
林家正楽  恵比寿様 ミッキーマウス 父の誕生日 末廣亭 真打披露口上
柳亭市馬  芋俵
三遊亭圓歌  漫談

中入り

春風亭一之輔真打披露口上 市馬 小三治 一朝 木久扇 圓歌

笑組
林家木久扇  彦六噺
春風亭一朝  初天神 ○
春風亭一之輔  竹の水仙 ○


つ、疲れました。でも一之輔さんがますますよくなっている。すごい人です。
小三治師匠の落語はちっとも面白くなかったのですが、口上は心がこもっていてよかったですねぇ。一朝師匠の口上はウルっとしちゃいます。末廣亭、来週もきたいな。