COOの神は喜びである!

多感な万年少女COOの日々の記録。

家族の絆

2006-01-06 08:00:59 | 職場

年末年始は職場にて仕事に明け暮れた。平常、正月頃はなんとなく休日の日直みたいな、ただ業務をこなしていけばいいみたいな雰囲気があるのだが、今回はそうはいかなかった。担当部内のお年寄りが救急車で運ばれ、すぐにまた職場の老人ホームに戻ってきたのだ。

そのお年寄りは体が年でガタガタなのだけど、超熱心なA系の介護士達にしょっ中寝床から車イスに起こされたのが誘引となって体調を崩したと思われる。
福祉アドバイザーのA先生に傾倒している介護士さん達は、仕事熱心でお年寄り思いなのは結構なのだが、理性より感情が優先していて見ていてとても危ない感じがする。もちろん彼らもすぐに事故につながるような尻尾をつかまれるようなまねはしないのだけど、なんとかしてA先生に言われた教えにそってお年寄りにやってあげようといつも虎視眈々と隙をねらっている。
お年寄りが「〇〇したい」とちょっとでも口走ろうものの、それに向かって医療的な危惧や周りの状況を無視し突っ走る。真底バッチアダムスのように自然発生で自分の中から湧き出るものなら尊敬するけど、親元のA先生からしてそうではない。もちろんインプットされた人たちも。彼らは責任はとらない。ええ、それはもう痛いほどわかっている。
行い事態はお釈迦様の様で文句のつけようがないけど、長期的に見るとなんか大きく間違っているんだよなあ。

脱線してしまったが、そのお年寄りは酸素マスクをしてホームに戻ってきた。なんでも家族が病院より施設でみてもらいたいといったそうだから。おかげで病院の集中治療室なみの「看護と介護」を要求され、非常に緊迫した中でお正月を迎えた。
まあ、それぞれの家庭の事情というのはあるのだろうが、単純に考えると病院は付き添いが必要なので面倒だと思ったのではないか。家族よりお正月休みの方が大切、、なのかな。

家族の絆について考えさせられる出来事だった。そのお年寄りはまだ楽観できないものの少し持ち直してきたんでうれしい。







※なおこのブログには私の勝手な思い込みや事実をわざともこした部分もあり、半分フィクションとして読んでもらえれば幸いです。