板橋区こども動物園・高島平分園・昆虫公園 通信

こども動物園での動物の様子、イベントの様子をお知らせしていきます。

雨男と呼ばれても

2014-03-02 16:59:21 | 日記

皆さんの周りには「雨男」・「雨女」と呼ばれている人はいますか?

ワタクシ、フッカーは「雨男」と呼ばれるようになって、間も無く1年を迎えようとしています。。。

お断りしておきますが、本人に自覚はありません。悪しからず。。。

 

 

板橋で働き始めた春。ここでの馬車が初めてという事もあり、期待に胸を膨らましていました。

午後の御者を担当に決まり「さあ、やるぞ!」と気合が満ち満ちた時に、空から冷たい物がポツリポツリ。

『ちょっと待ってくれ』と眉間にシワを寄せながらさっきまでの青空を探す。

慌てて荷物をまとめ始める来園者の皆さまを茫然と見送った光景は今もまだ、苦い思い出として記憶に刻まれています。

 

 

馬車やその他のプログラムで「イザ」という時に、予報が突然崩れたり、実際に雨が降ったり、辛うじて雨は止んだけど、季節外れの寒さが襲ったりと散々な目にあってきました。

 

スタッフ達とネットの予報や空を見上げて難しい顔をしていると、誰からともなく「雨男?」という声がした。

「誰だ?」と思い顔を上げると、周りの視線はPC画面からこちらに移っている。
「おいおい。なんでだよ?オレか?こっちだって被害者だ。偶然に決まってる。第一仲間じゃないか。僕らは。」という声は宙に浮いたまま。スタッフ達の心には届いていないように見えました。

 

「違う!」 「たまたまだ!!」 「異常気象だ!!!」と言い張ってきましたが、重なる偶然に、自分を疑い始めた事に気付き始めた夏。

 

動物園最大のイベント「親子祭り」の時には、「晴れるよね?」と口々に確認を受け、悪くもないのに言い訳が口を衝いて出るようになっていた秋。

 

昨日だってそうです。今年度、最後の馬車イベントはバッチリ晴れて、「雨男」という汚名も返上してやるっ!と密かに意気込んでいましたが、霧雨の中で本番の準備をしながら、『どうやら本物らしい』と、確信するに至りました。

 

今回の馬車は、神奈川県からミニチュアホースの「あお」ちゃんが助っ人ポニーとして来園。
小さい身体で一生懸命に馬車を曳いてくれるというスペシャルイベントだった。
馬車のコースのゴミ拾いもしたし、「あお」ちゃんがコースに馴れるように練習もした。
行列が出来ても対応が出来るようにシュミレーションだって抜かりはなかった。
それなのに。。。グスン。

 

それでも、本日来園していただいた方たちは「あお」ちゃん馬車の時間を楽しんで頂きました。
かなり寒そうでしたが。。。

「大変ねぇ」
「お陰で空いていたからラッキーよ」
「ミストのシャワーみたい」
「マイナスイオンね・・・」という優しいお言葉に心が痛む。

「僕が雨男だからイケナイんです」と、口にだして謝ってしまおうか。
いや、まてよ?決めつけるには早いかもしれないぞ。
もうすぐ、年度が変わる。
そしたら、「雨男」も返上できるかも。
止まない雨は無いって誰かも言ってた。
よし。きっとそのはずだ!

と根拠のない自信がマグマのように湧いてきました。
次こそ、晴れますのでご期待くださいね!

 

最後になりましたが、雨の中、ご来園くださった皆様、
本当にありがとうございましたっ!

                             

 

                     来年度は晴れ男になるフッカーより

 

 

・・・おっと。話(〇け犬遠吠え)に夢中で写真のアップを忘れていました。
ご紹介ししつつ、お別れをしましょう。読んでくださってありがとうございました!!

< 練習に励む「あお」ちゃんと私は「雨女」ではないと言い張るハヤオ>

 

 

<練習中の表示>

 

 

<雨の中、馬車コースのゴミを拾いを手伝ってくれた動物クラブの子どもたち>

 

 

<「あお」ちゃんのちょっと眠そうな雄姿>

 

 

<「雨男」の背中>

 

 

<雨の中来て下さった皆様。本当にありがとうございましたっ。>


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