羽田三郎

切り継ぎの魔術師羽田二郎氏に敬意を表して

ベトナム風デフを作る(1)

2021-01-02 13:47:06 | Nゲージ

以前からベトナムの蒸気機関車のデフってかっこいいなと思っていたのですが、ベースのSNCF141Rはフルグレックスで10万もするし...と思い、したためたままになっていましたが日本の蒸気機関車の軸配置をいじったフリーランスを書いているうちに「日本の蒸気機関車にベトナムのデフつけてもカッコいいんじゃないか」となり、作ってみることにしました。

まず紙で作成しイメージを固めました。C11用とD50用の2つを作ることにしました。


次にエッチングの版下を起こします(下が原図で上は濃度最高で取ったコピー)。デジタルではなくアナログです...
今回元のイメージを実車に貼りつけて調整したので原図が1倍になりましたがちょっと失敗。
エッチングの原図だと縮小コピーで仕上げた方が線が濃く出るので有利で、原図1倍だと写真のように元の紙のしわとか繊維?の反射が黒く映ってしまってよろしくないです。今回は実車で寸法合わせした後に拡大コピーで原図にすべきでした。


まあどうにかアセトンで40度以上ぐらいに温めた板に転写したあとにペンで加筆、余計なとこを削って腐食する板完成。


今回は塩化第二鉄ではなく初めてクエン酸&オキシドールに。こちらのほうが板がちゃんと見えるので圧倒的に良いですね。


上がりました。


切り取ってフィッティング。


ステーはこんな感じで作りました。


こんな感じで位置合わせしてはんだ付け。


裏側は縦に一本アングルを入れています。ベトナムのデフは上部は内側に傾斜があります。


塗装はいろいろ失敗があって手戻りしまくったのですが、結果的には本体黒染め、あとはタミヤアクリルで黄色だけ吹付になっています。取り付けはデフが曲がって壊れるのと頑丈に固着し過ぎてランボードごとビリっとモゲるのが痛いので、プラの帯板で引っかかりだけ作ってゼリー状の点付けです。取れたら付け直し。


ステーの部分はこんな感じ。特に拘っていません。


ケースの当たる箇所を何か所か切り取って収納まで完了しました。

C11は車体を改造するので後日施工予定です。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やっぱり古典蒸気が楽しい(2)... | トップ | ベトナム風デフを作る(2)【終】 »
最新の画像もっと見る

Nゲージ」カテゴリの最新記事