Route 136

国道136号線―セラピストの日記

授乳中(完母)の風邪

2014年12月27日 | 妊娠・出産・育児
一昨日の朝、起きると同時にお腹が気持悪く、昨日食べたシャケが当たったのかな?と思いました。
授乳中なので薬は避けたいところ。
春ウコンは殺菌作用があるから効くかもしれない、と思い、とりあえず飲んでみたのでした。
時間がたつとお腹は少しずつラクになってきたのですが、今度はだんだんと目の奥が重くなり、鈍い腰痛がでてきました。
これは食当たりではなく、明らかに風邪の症状でした。
今まであまりひどい風邪をひいたことがなく、喉や鼻にきても胃にきた経験はありませんでした。
とにかく心配なのは赤ちゃんにうつしてしまうこと。
抗生物質はできるだけ飲みたくなかったので、いつもと違う感じの風邪だけど大丈夫かな?と思いつつ、私なりの定番の方法で対処してみました。

 ◎ティートリーをディフューザーで焚く。部屋に充満させてしっかり嗅ぐ。
 ◎マスク着用
 ◎ローズヒップティーにはちみつ&無農薬レモンがたまたまあったので輪切りにして入れたものを数杯飲む。
 ◎首元を冷やさず早めに就寝。この時もティートリーを焚きます。

夜に熱がグッと上がってきましたが、次の日の朝には胃痛が治まり身体の重さもだいぶなくなっていました。

お~、効いたど~

寝る時は授乳もありますのでもちろん赤ちゃん(只今5か月)と同じお部屋。
芳香浴なら赤ちゃんでも大丈夫です。ただ強い作用のある精油は使用しない方がいいですね。

まだ少々胃の痛みはありますが、喉にも鼻にもきませんでした。

テレビのとある番組で、何人ものお医者さんが風邪の対処法について共通した意見を述べていらっしゃいました。
引き始めにしっかり対処すればインフルエンザでもすぐ治る!と。
「風邪の引き始めに葛根湯」は有名ですが、この葛根湯を飲むことを勧めていました。
葛根湯なら授乳中の方でも大丈夫のようですが、常備していなかったので、今回もアロマテラピーで対処しちゃいました。

授乳中の方と言わず、お薬はちょっとという方にもお勧めの方法です。
ポイントはひき始め。

あとは昨日のブログに書いたように亜鉛摂取もいいかも
そしてティートリ―の代わりにユーカリ・ラディアータでも赤ちゃんに使えてオーケーです。

でも症状が重い方は必ず受診して下さいね!


では良いお年を
来年も皆さんにとってステキな一年となりますように。

The 亜鉛 Zn

2014年12月26日 | 妊娠・出産・育児
亜鉛というと金属をイメージする方が多いかと思います。
身体にとって有毒なもの?と思いがちですが、微量でしたらとても重要な働きをする元素の一つです。
欠乏症として味覚障害が有名ですが、その他にも不妊の原因になることはご存じでしたか?
これは男性も女性もです。

亜鉛はタンパク質を分解したり合成に関係する大切な栄養素なので、人間の体の細胞すべての元になるものです。ということは妊娠に必要な精子や卵子の材料にもなるわけです。
そして受精卵の細胞分裂やホルモン生成にも関わるので、この時期(つわり)に口がまずくなるのは亜鉛が大量消費されるせいだから?とも思ってみたり。

私も妊活の時、この亜鉛の摂取に励んでおりました。夫婦で(笑)

亜鉛単体でのサプリには抵抗があったので、できるだけ天然素材に近いサプリメントを選びました。
   アサヒスーパービール酵母Z 亜鉛強化
巷の薬局にも売っております。

あとはアロマテラピーを取り入れてみました。

◎生理終了直後~排卵日までの間(低温期)、エストロゲン様作用のあるクラリセージをベースオイルとブレンドし、下腹部・骨盤周辺・足首(子宮・卵巣の反射部)をオイルマッサージ。
◎排卵後(高温期)からレモングラスティー・ローズヒップ・ハイビスカスのブレンドティーを飲む。

そしてその月に妊娠
流産して一年ぶりの妊娠だったので、効いたのかな?と思いました。

不妊外来では基本的な検査をして異常がなくても薬が処方され、治療が始まってしまうので、お薬は最終手段にしたい!という方は上記の方法を試してみてはいかがでしょうか?

クラリセージの他にフェンネルやサイプレスでもいいかと思います。
どのハーブが必要なのかはその人の体質もありますので、ブレンドせずに一種類ずつ試してみることをお勧めします。
低温期→高温期の境目がはっきりしていない方は、身体を温めるベティバーやスィートマジョラムも選択肢の一つに。

ですが、今日のお題に取り上げたように、精子・卵子、そしてホルモンそのものの材料が亜鉛ですので、アロマテラピーだけでなく、亜鉛摂取を同時にやっていったほうが結果が早くだせるかもしれません。

カナロアのお客様に触れていて、すごくガチガチだったり、ひどい歪みがあっても妊娠している方はけっこういらっしゃるので、不妊と骨格の問題(骨盤の歪み、首や頭部の硬直、筋力不足)を直接結びつけることなく、不妊は内側(内分泌系)の問題から取りかかるか、あるいは同時進行の方がいいのかなと思いました。

もちろん亜鉛は日常的な食べ物からでも摂取できます。
牡蠣(カキ)・うなぎ・牛肉(もも肉)・レバー(豚・鶏)・卵黄・貝類・大豆・納豆・きな粉・豆腐・高野豆腐・ココア・焼ノリ・さんま・そば・ゴマ・緑茶・抹茶・カシューナッツ・アーモンド・黒米・赤米・小麦胚芽・切り干し大根等。
※含有量順ではありません。

ただ植物性の食品は食物繊維や穀類・豆類に含まれるフィチン酸、茶類に含まれるタンニンにより亜鉛の吸収が阻害されてしまうため、動物性食品を多めに摂った方がいいとのことです。

亜鉛は小腸で吸収されるので、腸の調子を整えるビール酵母を、そして
亜鉛の吸収率を高めるクエン酸&ビタミンCを豊富に含むローズヒップ・ハイビスカスティーを同時に摂取することもお勧めします

逆に摂りすぎは大丈夫なの?と心配になりますが、亜鉛は吸収が悪く、随時消費される元素なので、欠乏症になることはあっても過剰症になることはほとんどないそうです。

ではここで亜鉛が不足する原因をもう少し探っていきたいと思います。

●アルコール
 アルコールを分解する酵素に働きかけるため、飲みすぎると大量消費される

●スナック菓子やインスタント食品などの添加物
 ポリリン酸・リン酸塩等が亜鉛の吸収を阻害

●病気
 白血球や抗体の材料になるため、病気になると大量消費される
 痛んだり障害された組織を修復するためのコラーゲンの材料になるため、大量消費される

●ストレス
 ストレスが発生すると、肝臓で生成されるメタロチオネインというたんぱく質の材料や脳の神経伝達物質の材料となるため、過度のストレスやストレスの蓄積で大量消費される

そしてタバコ。
もちろん添加物も多いのですが、喫煙により発生する活性酸素を体外へ出す時にも大量消費されるのだそうです。

タバコ・お酒・ストレス・食品添加物…
女子はダイエットにより野菜しか食べない子がいたりするので…

いろいろ調べてみると亜鉛不足で不妊になる原因って男性も女性も何気にいっぱいありますよね。。。
私はタバコは吸わないのですが、夫が吸うのでその副流煙はかなり吸っています。
ホントは止めていただきたいのですが…子供ができて外で吸ってくれたり、車の中では全く吸わなくなったので、それはそれでかなりありがたい
私たちの原因はタバコとお酒でしょうか…

もちろん亜鉛を摂取することも大事ですが、上記の原因を取り除くこともまた根本的に必要ですよね。

ですので妊活をされている皆さん、ベビ待ちの皆さん、亜鉛です。亜鉛。
実はハゲにも亜鉛。

妊活だけでなく、もともと不足しやすい元素なので、普段から取り入れてもいいかもしれませんね。
他にも上記の理由から無月経、更年期障害、鬱等の精神病、アルコール中毒にももしかしたら効果があるかもしれません。
亜鉛が不足するからこそこれらの症状が引き起こされると考えてみても…。

私は出産を終えてからは普通のビール酵母(エビオス錠)を飲んでおります。
スーパービール酵母に比べ亜鉛の量は少ないのですが、今は授乳中(完全母乳)でアルコールも飲んでいませんし、タバコの煙にまかれる機会も減りましたので十分なのではないかと思います。
男の子は弱いといいますが、今のところは風邪をひくことなく、体重も成長曲線の真ん中で非常に順調です。
どこかでエビオス錠が効いているのかもしれません。

ちなみにビール酵母商品の回し者ではありませんからね。
実体験から是非皆さんにお伝えしたかったのです。

一人でも多くの方が無事に妊娠し、健康な赤ちゃんの笑顔が見られますように