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Route 136

国道136号線―セラピストの日記

The 亜鉛 Zn

2014年12月26日 | 妊娠・出産・育児
亜鉛というと金属をイメージする方が多いかと思います。
身体にとって有毒なもの?と思いがちですが、微量でしたらとても重要な働きをする元素の一つです。
欠乏症として味覚障害が有名ですが、その他にも不妊の原因になることはご存じでしたか?
これは男性も女性もです。

亜鉛はタンパク質を分解したり合成に関係する大切な栄養素なので、人間の体の細胞すべての元になるものです。ということは妊娠に必要な精子や卵子の材料にもなるわけです。
そして受精卵の細胞分裂やホルモン生成にも関わるので、この時期(つわり)に口がまずくなるのは亜鉛が大量消費されるせいだから?とも思ってみたり。

私も妊活の時、この亜鉛の摂取に励んでおりました。夫婦で(笑)

亜鉛単体でのサプリには抵抗があったので、できるだけ天然素材に近いサプリメントを選びました。
   アサヒスーパービール酵母Z 亜鉛強化
巷の薬局にも売っております。

あとはアロマテラピーを取り入れてみました。

◎生理終了直後~排卵日までの間(低温期)、エストロゲン様作用のあるクラリセージをベースオイルとブレンドし、下腹部・骨盤周辺・足首(子宮・卵巣の反射部)をオイルマッサージ。
◎排卵後(高温期)からレモングラスティー・ローズヒップ・ハイビスカスのブレンドティーを飲む。

そしてその月に妊娠
流産して一年ぶりの妊娠だったので、効いたのかな?と思いました。

不妊外来では基本的な検査をして異常がなくても薬が処方され、治療が始まってしまうので、お薬は最終手段にしたい!という方は上記の方法を試してみてはいかがでしょうか?

クラリセージの他にフェンネルやサイプレスでもいいかと思います。
どのハーブが必要なのかはその人の体質もありますので、ブレンドせずに一種類ずつ試してみることをお勧めします。
低温期→高温期の境目がはっきりしていない方は、身体を温めるベティバーやスィートマジョラムも選択肢の一つに。

ですが、今日のお題に取り上げたように、精子・卵子、そしてホルモンそのものの材料が亜鉛ですので、アロマテラピーだけでなく、亜鉛摂取を同時にやっていったほうが結果が早くだせるかもしれません。

カナロアのお客様に触れていて、すごくガチガチだったり、ひどい歪みがあっても妊娠している方はけっこういらっしゃるので、不妊と骨格の問題(骨盤の歪み、首や頭部の硬直、筋力不足)を直接結びつけることなく、不妊は内側(内分泌系)の問題から取りかかるか、あるいは同時進行の方がいいのかなと思いました。

もちろん亜鉛は日常的な食べ物からでも摂取できます。
牡蠣(カキ)・うなぎ・牛肉(もも肉)・レバー(豚・鶏)・卵黄・貝類・大豆・納豆・きな粉・豆腐・高野豆腐・ココア・焼ノリ・さんま・そば・ゴマ・緑茶・抹茶・カシューナッツ・アーモンド・黒米・赤米・小麦胚芽・切り干し大根等。
※含有量順ではありません。

ただ植物性の食品は食物繊維や穀類・豆類に含まれるフィチン酸、茶類に含まれるタンニンにより亜鉛の吸収が阻害されてしまうため、動物性食品を多めに摂った方がいいとのことです。

亜鉛は小腸で吸収されるので、腸の調子を整えるビール酵母を、そして
亜鉛の吸収率を高めるクエン酸&ビタミンCを豊富に含むローズヒップ・ハイビスカスティーを同時に摂取することもお勧めします

逆に摂りすぎは大丈夫なの?と心配になりますが、亜鉛は吸収が悪く、随時消費される元素なので、欠乏症になることはあっても過剰症になることはほとんどないそうです。

ではここで亜鉛が不足する原因をもう少し探っていきたいと思います。

●アルコール
 アルコールを分解する酵素に働きかけるため、飲みすぎると大量消費される

●スナック菓子やインスタント食品などの添加物
 ポリリン酸・リン酸塩等が亜鉛の吸収を阻害

●病気
 白血球や抗体の材料になるため、病気になると大量消費される
 痛んだり障害された組織を修復するためのコラーゲンの材料になるため、大量消費される

●ストレス
 ストレスが発生すると、肝臓で生成されるメタロチオネインというたんぱく質の材料や脳の神経伝達物質の材料となるため、過度のストレスやストレスの蓄積で大量消費される

そしてタバコ。
もちろん添加物も多いのですが、喫煙により発生する活性酸素を体外へ出す時にも大量消費されるのだそうです。

タバコ・お酒・ストレス・食品添加物…
女子はダイエットにより野菜しか食べない子がいたりするので…

いろいろ調べてみると亜鉛不足で不妊になる原因って男性も女性も何気にいっぱいありますよね。。。
私はタバコは吸わないのですが、夫が吸うのでその副流煙はかなり吸っています。
ホントは止めていただきたいのですが…子供ができて外で吸ってくれたり、車の中では全く吸わなくなったので、それはそれでかなりありがたい
私たちの原因はタバコとお酒でしょうか…

もちろん亜鉛を摂取することも大事ですが、上記の原因を取り除くこともまた根本的に必要ですよね。

ですので妊活をされている皆さん、ベビ待ちの皆さん、亜鉛です。亜鉛。
実はハゲにも亜鉛。

妊活だけでなく、もともと不足しやすい元素なので、普段から取り入れてもいいかもしれませんね。
他にも上記の理由から無月経、更年期障害、鬱等の精神病、アルコール中毒にももしかしたら効果があるかもしれません。
亜鉛が不足するからこそこれらの症状が引き起こされると考えてみても…。

私は出産を終えてからは普通のビール酵母(エビオス錠)を飲んでおります。
スーパービール酵母に比べ亜鉛の量は少ないのですが、今は授乳中(完全母乳)でアルコールも飲んでいませんし、タバコの煙にまかれる機会も減りましたので十分なのではないかと思います。
男の子は弱いといいますが、今のところは風邪をひくことなく、体重も成長曲線の真ん中で非常に順調です。
どこかでエビオス錠が効いているのかもしれません。

ちなみにビール酵母商品の回し者ではありませんからね。
実体験から是非皆さんにお伝えしたかったのです。

一人でも多くの方が無事に妊娠し、健康な赤ちゃんの笑顔が見られますように


逆子と帝王切開

2014年11月17日 | 妊娠・出産・育児
出産後、初ブログです。赤ちゃんのお世話もだいぶ慣れました
お陰さまで母子ともに健康で、無事お食い初めの時期を迎えることができました。
めでたいことなので、伊豆産の赤米でお赤飯を炊き、神棚に供えました。

経験してわかることなのですが… ここまでくるには大変な労力が必要なのだということがよくわかりました。
とにかく生活ががらりと変わります。
産まれて二ヶ月が本当に大変でした。
とにかく家にこもりっきり。
赤ちゃんはかわいいが、どこにも行けないのがけっこう辛い
皆さんどうしているのだろうとネットで調べてみると、2カ月上半身裸で過ごしました…という母も(笑)

わかります

世のお母様方、本当にお疲れ様でしたm(_ _)m

私の出産ですが、やはり帝王切開になってしまいました。
あらゆることを試したのですが、逆子が治らず…
28週ごろからずっと頭の位置が変わらなかったので、たぶんこういう子は何をやっても不動です(笑)

逆子の原因はいろいろあり
 ◎へその緒が身体のどこかに巻きついている
 ◎へその緒が短かすぎる
 ◎骨盤が狭い
 ◎赤ちゃんは温かい方へ頭を持っていくので、お母さんの下半身が冷えている等
ですが、実際原因不明のことも多いらしく、赤ちゃんにとってその位置が一番ラクだったから、という結論に落ちつくようです。
私の場合はへその緒が首に軽く一周巻きついていたそうで…あと頭が他の赤ちゃんよりも大きかったので、私の右肋骨に頭がうまってしまい、身動きがとれなくなっちゃったのではないかと思ってます(笑)
その証拠に産まれてきた時に私の肋骨型に頭がへこんでいました。
異常ないとはいわれましたが様子をみましょうということで。

ですが、何はともあれ健康に産まれてきてくれたので帝王切開は術後がかなり痛かったけど、学ぶことも多くよかったな、と思ってます。

逆子対策としてやったこととして
 ◎逆子体操
 ◎お灸(至陰と三陰交に)
 ◎足浴
 ◎白湯呑み
 ◎腹帯
上記を取りかかったのが34週だったので手遅れだったか!?
できれば28週ころからやっておいたほうがいいです。
逆子は時期がくれば自然と治るよ、といろいろな方から聞いていたのでいつか回転するだろうとい安易に考えていたのですが、実際、先生から帝王切開の書類を渡されるとこのままではまずい!と焦り… 逆子治療をやっている治療院をあたり、逆子体操とお灸の仕方を教えてもらいました。
病院だと万人共通の逆子体操しか教えてくれなくて、たぶん先生も逆子体操自体を信じていない感があり… 
逆子はいろいろなケースがあるので、その人にあった逆子体操を教えてもらったほうが絶対に良いですよ!その際、赤ちゃんの身体の向きやお尻・手足の位置等、病院のエコーで確認できたものを母子手帳などに書きとめておいて持参していただくと治療にかなり役立ちます。

逆子体操もお灸も原因がへその緒にある場合は治りません、たぶん。
巻きつきがひどい時にはまれにエコーでわかる時もあるらしいのですが、赤ちゃんを取り出してみないことには確実にはわからないようです。

逆子の帝王切開ですと予定日より2週間(38週)早くお腹から出してしまうので、赤ちゃんがかわいそうだな、と思いました。
本来なら木の実が熟して枝から落ちるように、赤ちゃんも胎盤がそのような状態になった時に自然と産まれ落ちるはずです。
そうなる前にもぎ取って母子ともに何かしらの反動がないのかな、という不安もありましたが…
大丈夫でした。
赤ちゃんは3100gあり、母乳も二日目からちゃんと出ました。
38週なのでもし自然分娩だったとしても早産にはならないんですけどねσ(^_^;)
39歳で始めての出産なので何かと慎重になってしまいます。

今になって振り返ると、逆子対策としてやっていたことが実はいろいろプラスになったように思います。
お灸は何のためにやるかおわかりですか?
子宮の血行をよくして筋肉を弛めるためです。
弛めたところで赤ちゃんの動くスペースができ、そして逆子体操で頭が下になるように促す…
頭が一番重いので、重力でスルッと下にいくのだそうです。

実際、至陰と三陰交にお灸をすると下腹部が温まる感じがありました。
お灸をする前にお風呂につかることも先生から言われていたのですが、7月で暑かったので代わりに足浴と白湯呑みをし、その後汗だくでお灸と体操をやりました。
そうすると胎動が激しくなりました。
胎動が激しいと赤ちゃんが苦しくてもがいているのでは?と思ってしまいますがそうではなく、
 血行が良くなる=赤ちゃんに栄養がいく
ので、うれしくて動いているんですね。
血液は赤ちゃんのご飯なのです。
ですから妊娠後期になかなか赤ちゃんの体重が増えない方はお灸や白湯呑み、足浴オススメですよ。
私もこのお陰なのか、最後の10日間で赤ちゃんの体重が600g増えていました。
手術日前日の検査で先生がビックリして、あれあれッと何度も測り直していました。
胎児の体重は頭の横幅•大腿骨の長さ•お腹回りから計算されるので誤差が生じることはよくあるらしいのですが… 誤差ではなく、多分急激に体重が増えたのだと思います。
あとアイスやビール代わりに飲んでいた炭酸水も冷えてしまうので我慢し、温泉にも通いました。
赤ちゃんは羊水の中に浮いているので、外からの浮力で回転しやすくなるのだそうです。
伊豆にはいくつもの温泉があるのですが、私の身体が唯一欲したのは函南にある畑毛温泉「駒の湯 源泉荘」のぬる湯でした。
露天風呂がオススメです。
一時間かけて何度か通い、体操やお灸も頑張りましたが… 不動
帝王切開となりました。
けっして帝王切開に偏見があるのではなく

 お腹を切ることが怖い
 麻酔が怖い
 次の妊娠を考えるとお腹を切りたくない →最低一年以上あけなればいけないことと、二人目も帝王切開になる可能性大。

からです。
陣痛に何時間も耐えた後、急きょ帝王切開になった方もいらっしゃったので、予め決められていた方が全然らくなんですけどね

手術室はすべてレディースでした。美人な先生や看護婦さんに囲まれての手術となりました。
良かったのぉ~、我が息子。
産声を聞いた時には号泣です。無事に産まれてきたことに安堵。

出産は本当にすごい経験です。

親バカと言われてしまうかもしれませんが、我が子のお肌は他の赤ちゃんよりキレイで、血色が良く、つるつるでした。
これもお灸や温泉の効果ではないかと
お乳もよく飲み、便秘もなく、体重も順調に増え、とにかく健康な赤ちゃん◎
おなかを切った私の傷口も膿むことなく、お乳の出も良好、子宮も順調に回復し、予定通り退院。
特にトラブルなく今に至ります。
だからこそお灸や白湯呑み、足浴オススメしたいですね。
温泉は個人の判断にゆだねるところですが、温泉の成分が妊婦や胎児に直接影響を与えるという科学的根拠はないと最近定説になってきたので大丈夫だと思います。
私は妊娠3カ月の時に九州の別府温泉・雲仙温泉・小浜温泉
妊娠7か月の時に青森の後生掛温泉、山形の蔵王温泉・肘折温泉
とちょっと個性のある温泉に入ってきたのですが、その後特に大丈夫でした。
ですが一日2個所以内、30分ぐらいで上がりました。
とにかく負担のかかることはしない、あくまで自分が心地いいという範囲で入ったほうがいいです。
もちろん妊娠の経過が順調であることが大前提です!!
あと母子手帳は常に携帯していって下さいね!

腹帯ですが、私は逆子治療を始めた34週の時に初めてつけました。
ちょっと遅いですよね。
それまでは腹筋が弱り、お産の時にふんばれなくなる、と整体の本に書いてあったのでやっていなかったのです。
ですがもう少し早くからつけておけばよかったな、と思っています。
34週までは腹帯なしで起伏のある林道を週に3回くらい歩いていました(臨月になったら逆子の方は破水してしまうと危険なのでひかえてくださいね)。
歩く時の震動ってけっこうお腹にくるんですよね。
非妊娠時は震動は骨格的に首で受けることが多いのですが、妊娠時は背骨のS字彎曲も変わりますので、たぶんお腹で受けてしまう割合も増えるのではないかと思います。
子宮も筋肉なので、震動に対しては硬くすることで子宮を守ろうとします。
つまり筋肉の防衛反応ですね。
ですからウォーキングでお腹が硬くなって赤ちゃんが身動きがとれなくなって、そのままそこに固定されちゃった=逆子になっちゃったのかなと。←勝手な推測です。
妊娠時のお腹はやはり柔らかい方がいいので、張りやすい方は腹帯を早めにつけてみて下さい。
腹帯は日本だけの習慣で、昔は妊娠4カ月の戌の日からサラシを巻いていたそうですが、せめて27週くらいからは使ったほうがいいと思います。今はサラシではなくマジックテープで止められて取り外しが簡単ないい腹帯がいっぱいでています。
私は7月の臨月でしたが、つけていて思ったより暑苦しくなかったですし、お腹も楽でした。
本で読む知識も参考にはなりますが、自分の感覚が一番大切ですね。

ということで、私の出産体験を語らせていただいたのですが、逆子が治らなくてひやひやしているお母さん、あきらめずにギリギリまで出来ることをやってあとはゆったりと構えていて下さい。
ダメな時はダメですが、治る時は手術当日に治ります。

昔は帝王切開が一般的ではなかったので、逆子でも自然分娩をしたそうです。
お産婆さんが外回転術をしたり、赤ちゃん自体が産まれてくる瞬間にクルッと回転して自然と頭を下にして出てきてくれたりと。
へその緒の問題がない限りは本来はこれでいけるのですが… 今は安全に産むことを第一に考え、外回転術を取り入れる病院自体も少なくなり、陣痛が起こらないように予定日より2週間早めに出してしまうのが主流のようです。
が… やはりこれはこれなのです。
安全に産むことが何よりも大事なのですから!

帝王切開をした後は一日点滴と絶食&安静ですぐにお乳をあげることができません。
初乳は免疫物質が多く、赤ちゃんの健康を考えるとあげたいのはやまやまですが、今は母乳に近いように開発されたいいミルクもでていますし、最初からお乳がドバっとでるお母さんも意外と少ないので、焦らなくて大丈夫です。
赤ちゃんは思ったより動物的なので、それがトラウマになったり、恋しくて泣いたり、あるいは不健康になるということは自分の経験からして考えられません。
授乳期間は一年もあるので、最初の2~3日母乳があげられなくても全然問題ないと思います。

初産はいろいろ神経質になってしまいます
これ、自分が不安に思っていたことなのです(笑)


以下の3つの項目は全てのことにつながると思うのですが、
 ●血流をよくすること
 ●血液の質をよくすること=さらさら血液
 ●筋肉を柔軟に保つこと
はとても大切なことなのだと思いました。
健康の鉄則であり、安産の鉄則なのだと。
もちろん出産してから母乳で育てたいお母さんにも良いお乳を出すためには押さえておきたいポイントです。お乳と筋肉の柔軟性?と思うかもしれませんが、肩コリがひどい方はお乳の出が悪かったり、乳腺炎にかかりやすかったりと、カナロアのお客様を施術していてそういう傾向にありました。

ではこの3つの項目をクリア―するためには…?

バランスのとれた食事とほどよい運動(汗をかくことなら運動以外でもO.K.)ですね。

とてもシンプルなのですが、簡単なようで難しい(笑)

ですが、妊娠・出産を機に必要にせまられてやらざるを得なくなります。
あまりきっちり守りすぎると脳にストレスがたまってしまうので、ケーキやカップラーメンも食べたい時には時々食べました。
ストレスをためないように脳とのバランスも大事

妊娠・出産・育児―
どのお母さんも当り前のように乗り越えてきたことなのですが、けっこう?!大変です!!
ですが、学ぶことは非常に多いです。
赤ちゃんは本当にかわいい。
経験するまで全くわからなかったこの感覚。
その他にも、産後の身体や育児をするママさんたちの気持ちがよくわかりました。
妊娠・出産・育児は人生がガラリと変わる一大イベントです。
独身時代の長かった私にとって新婚生活もインパクトのあるイベントでしたが(笑)
自分のことだけを考えていればいい人生からそうではない人生へと変わりました。
自由は半減(いいや、激減だな)するかもしれませんが、得るものは大です。

まずは婚活です。
私は婚活をして、現在に至ります…(笑)

お仕事とマタニティライフ

2014年07月19日 | 妊娠・出産・育児
只今37週と1日です。
もういつ赤ちゃんが産まれてもいい期間に入りました。

今日の記事は初産のセラピストさんの参考になればと思い書かせていただきます。

予定日ぴったりに産まれる赤ちゃんの確率って5%前後ってご存知でしたか?
意外と少ないですよね
実際は予定日から2週間前後するのが当り前のようです。
これ、妊婦さん学級で初めて知りました。

ですので、37週に入ったら仕事は確実に辞めた方がいいと思います
いつ陣痛が起きてもおかしくないからです。
万が一、陣痛よりも破水が先にきてしまったら、バイ菌が入ってしまうといけないので、即病院です

私はあと2日ほど仕事をするのですが…正直、こんなギリギリまで仕事ができるとは思ってもいませんでした。
ただデトックスのコースは禁忌の精油が多いのと手技が激しいので早い段階から休止しました。

最後のほうはフェイシャルだけしかできないかな~?と思っていたのですが、整体もオイルマッサージ(アロマボディ・ロミロミ)も120分以内でしたらこなすことができました。
ですが臨月に入ってから逆子対策として腹帯をつけたところ、施術をとてもラクにしてくれました。

この腹帯、いつからつけるかは個人差があり、ずっとつけない方もいらっしゃいますし、戌の日(5か月くらい)からつける方もいらっしゃいます。
とある有名な整体の先生の本に腹帯をつけると腹筋力が落ち、出産の時に力めなくなる、という文面があったので、最後までつけないでおこうと思っていたのですが… 実際につけると腰はラクだし、温かいし、張りやすかったお腹もやわらかくなり…正直、もっと早くにつけておけばよかったと思いました。全然邪魔にもなりませんし。

やはり妊娠・出産は女性にだけにしかわからないので、いくら偉い先生(男ね、男)が言っていたからといってそれを鵜呑みにするのではなく、出産経験のある女性に相談したり、自分の感覚を大事にすることが大切だな、と思いました。

お腹が張るとなぜいけないかというと、早産につながる可能性があるからです。
子宮も筋肉なので、筋肉が硬いと血行が悪くなりますし、赤ちゃんにとっても硬いお布団で寝ているような感じになるので居心地悪いですよね。

逆子対策としてやっているお灸(三陰交&至陰)も、結局は子宮の血行をよくし、やわらかくすることが目的なので、逆子対策と言わず、冷え症の方や生理痛のひどい方にもお勧めしたいです。
実際にやってみるとわかるのですが、お腹が温かくなる感じがあり、その後胎動も激しくなります。
これ赤ちゃんが子宮の中で動きやすくなった証拠、赤ちゃんの元気印なのです。


妊娠は人それぞれでかなりの個人差があります。
どんなに健康な人であっても決して安全な妊娠期間が保障されているわけではありません。
妊娠は何が起こるか本当にわからないのです!
生と死が隣り合わせ。

私も健康体ですが一度初期流産しております。
原因は仕事とはまったく関係ありません。
初期の流産は遺伝子的な理由がほとんどで、原因自体、不明のことが多いようです。
37歳の高齢初妊娠でしたが、調べるとあまり年齢も関係ないようです。
ちょっと悲しかったっすが

ですので、妊娠の経過が順調であることを前提に 自分の体調とよ~く相談をして産休の時期を決めた方がいいと思います。
けっして人と比較をしてはいけないし、無理をしてもいけません。
自分の身体の状態をよく観察し(←プロとして大事)、できるところまでやるけど、それ以上はやらない。
何が起こっても自分が納得のする範囲&お客様にぜったい迷惑のかからない範囲で仕事をすることです。

早く産休に入って休みたいという方はそれでよし◎
赤ちゃん産まれたら自分の時間がさらになくなりますからね(笑)

常連のお客様への告知はお腹が目立ち始めた7ヶ月半くらいから、産休通知(DM)を出したのは、産休に入る目途のついた8ヶ月半ぐらいの時です。
それまでは悪阻も思ったより軽かったので妊娠を伏せていました。
妊娠を知ったらお客様も気を遣いますし、骨盤がデカイせいかお腹が意外にも目立たなかったので、ここまでひっぱることができました。お客様もちょっと太った?思ってたくらいで。(それもある意味ショック

実際、体重も10kgにおさまりました。
あ~よかった
妊娠初期から食べ悪阻で1ヶ月1kg増ペースだったので、このままいくと15kg増、巨大化するぞ!と思っていたのですが、妊娠後期に入って思ったより食欲が増さなかったので、8ヶ月後半から体重はあまり変わらず…
ここでデブっていたらお腹が邪魔になってもっと早くに産休に入っていたかもしれません。
体重管理― いろいろな意味で大事ですね。
でも7kgをすすめる産院が多いようですが、ちょっと少ないような気もする…。


     
↑37週、腹帯をつけてこれくらいの大きさです。立ち上がる時は大変ですが、それ以外の動きは不自由ありませんでした。ただ着圧ソックスは前かがみになるとお腹が苦しくて履けませんでした(汗)

8ヶ月に入ってからは一日2名様以内。家事もありますし、無理な予約の取り方を止め、仕事のペースを落としました。
あと臨月に入り、施術に自信のないお客様もお断りさせていただきました。
長身でベッドから足のはみ出てしまうマッチョの男性のお客様― Oさん、誠にすみません

私の場合、仕事環境にとても恵まれていて、自宅の一角でやっているので、通勤がない、そばに家族が住んでいる、家族はみんな元気、夫(婿さんです)が仕事を理解してくれている、個人サロンなのでスケジュールに自由が利き、自分のペースで仕事ができた、すぐに横になれる環境、お昼寝もできた等、あともちろん赤ちゃんが順調に育ってくれたこともあり、ここまでお仕事ができたのだと思います。
これが自宅サロンの強みでもあります

ですが、二人目の妊娠となるとまた状況は変わります。
妊娠自体も赤ちゃんによって違いますし、一人子供がいるだけで時間の概念が全然変わってきますからね

仕事着もどんなものを着ようか迷っていたのですが、暑い時期の臨月だったので、マタニティ用をそろえることなく、産後も着れるような服で間に合いました。
これが冬に臨月を迎えるとそろえるのがちょっと大変だったかもしれません。

そんなこんなで来週木曜日いよいよ入院です。
逆子がやはり治らず…私があまりにも逆子逆子と騒いでいたので、ベイビーがいい加減にしろ!とメッセージを送ってきたようです。
窓際に置いてある天使の置物が倒れていて…目が合ったのでした。
そしてこのアングル

     

肩肘ついて「チッ!」と。
夫もこの姿を見て「ぐれてねぇ~?」と。

申し訳なかった。わが子よ~
あなたなりの理由があるはず◎

ですが、次の妊娠を考えると帝王切開だと一年以上あけなければいけないこと(高齢出産だと時間に限りが~)、子宮壁が薄くなるので子宮が破裂してしまう可能性があること、次も帝王切開の可能性が…、そして何より、無理矢理出しちゃうのがかわいそう…

ですが、しょうがないです。
手術まで出来る限りのことをやり(身体を冷やさないとか)、次の出産にそなえ、さらに出来ることを精一杯やるしかありません。
行動あるのみです

早く会おうではないか! 楽しみにしているぞ

最後は自分へのメッセージで終わっちゃいましたすみません。

セラピストのみなさん、どうぞどうぞ充実したマタニティライフをお過ごしください
そして、安産でありますように。

ごきげんよう さようなら  「花子とアン」より