北海リサイクルセンターのお仕事

北海道にある産業廃棄物処分場の日々を中心に地域の情報や管理人の趣味を綴るブログ

タブグラインダーで木(枝・根)を破砕する

2012-02-03 | 今日のお仕事
さて今日は風のない良い天気、ということで木類の破砕をすることに。






枝や幹には積み込むときに石が混ざることがあります。
それが入り込まないように、よく気をつけながら選別して山に積んでおくのですが、
根の場合は必ずと言っていいほどその根と根の間に石が入り込んでいますし、
冬期間に運び込まれるものの場合、土が凍土となり根に付着したままです。
それらをしっかり取り除くための作業中なのです。

手前に転がるのが作業後の根っこたち。






山に積まれた木を様子を見ながら、再度石などが入っていないことを確認しつつ、
少しずつ掴んで破砕機に投入していきます。

破砕の最中は機械はうなり、周囲はその爆音と噴き上がった細かな木片で満ちています。
写真を撮るのも命懸け(これが大袈裟ではなく)この写真もこそこそ木の陰から近づいて写しました。






モバーク社製の破砕機の色は赤。モデル1300は日本に数台だけだとか。

ベルトコンベアーに運ばれた製品がうず高く積もっていくところです。
今日は大きな根も入っているため製品として出てくる量は少なめでしょうか。


これらの多くは家畜舎に運び込まれ、牛などの寝藁になります。
今日作った分は“ファームおがわ”で子豚用の敷き藁として使用する予定です。

それ以外にも今までに農地の暗渠に使われたり、
現場から出たものをその場所で再利用するといいウッドチップとして林道に敷かれたことも。
付加価値を高める新たな利用方法も考えていきたいものです。



おまけ



木の保管場所へ行くとこういったビニール製のものを必ず拾います。
これはなんだかわかりませんが、伐採の目印にビニール紐を使うからなのでしょう。
家畜の敷き藁に使用する関係上こういったものが混入すると大変です。
面倒でも分別をよろしくお願い致します。


ユキ







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